AirPort Base Station Firmware Update 7.7.7 and 7.6.7

airportbasestations

AirPort Utility 6.3.6が自動的に立ち上がり、AirPort (AirMac)ベースステーションにファームウェアの更新があることを示していたので、4台のベースステーションのファームウェアを更新しました。802.11 acに対応したAirPort Extreme 2013はバージョンが7.7.3から7.7.7へ、他のベースステーションは7.6.4から7.6.7に更新されました。更新内容は下記の通り。

  • Fixes an issue which may prevent communication between clients on the same network
  • Improves performance with an extended guest network
  • Addresses potential naming conflicts with Bonjour Sleep Proxy

IPv6 Service Cancelled

eo Hikari Multifunctional Router

K-Opticom (eo光)のIPv6サービスの解約手続きが完了しました。電話で解約を申し込んだ時は、2、3日かかると言われただけだったので、eo光多機能ルーターは放置しておけば良いのかと思っていました。解約を申し込んで24時間が経過した頃に、多機能ルーターの上から3つ目のランプ(eo光ネット)が赤点灯と緑点滅状態になりました。(赤点灯は、「IPv6でeo光ネットの接続に失敗し、IPv4では成功したとき」を表します。)疑問に思った私は、Safariで「eo光多機能ルーター クイック設定Web」を開き、メンテナンス > 再起動を実行。その後、現在の接続状況情報を確認すると、WANは「IPv4インターネット利用可能、IPv6ご契約なし」になりました。また、上から3つ目のランプ(eo光ネット)が橙点灯となり、「IPv4でeo光ネットの接続に成功している」表示に戻りました。

ルーター本体はランプ表示がいつでも確認できるよう、壁面設置に変更してあります。

さらに、System Preferences… > Network > Ethernet > Advanced… > TCP/IP > Configure IPv6のプルダウンメニューで、”Link-local only”からデフォルトの”Automatically”に戻し、同様にAirPort UtilityでもInternet > Internet Options… > Configure IPv6:のプルダウンメニューで”Automatically”に戻しました。

結果、iPhone、iPod、iPadでもGoogleの検索や検索結果のページ読み込み速度が、IPv6契約前の快適な状態に戻りました。

AirPort (AirMac) Express (A1089)

昨日、ビンテージ品となったPowerBook G4 12″ (1.5 GHz) をガレージから持ち出してきたのには、My Macシリーズのポスト投稿以外に意味があります。第2世代Apple TVをAirPlay専用に設定してガレージで使用できるようになるまで、AirPort (AirMac) Express (A1089) を設定し直そうと思ったからです。Mavericks対応の最新のAirPort Utility 6.3.2では初代AirPort Expressの設定はできません。

そこで、Mac OS X 10.5.8 (Leopard) を搭載したPowerBook G4 12″ (1.5 GHz) の出番となったわけです。AirPort Utility 5.6.1を使って、初代AirPort (AirMac) Expressを再設定しました。このベースステーションの無線規格は802.11b/g、周波数は2.4GHz帯のみで無線データ転送速度は最高54 Mbpsとなっています。

AirPort (AirMac) Base Stations Rearranged and Reconfigured

AP arrangement

iPhoneを子機として登録できるPanasonic製デジタルコードレス電話機、VE-GDW03DLを自宅の固定電話として使用するようになり、自宅敷地内でWi-Fi電波をできるだけ遠くに且つ満遍なく到達させる必要が生じたので、現在常時使用中のAirPort (AirMac) Base Station、3機の配置と設定内容を見直しました。時々、AirPlay目的で使用する初代AirMac Expressはガレージに設置していますが、それ以外の3機はすべて母屋の同じエリアにありました。

AirPort Extreme 2013のWANポートはギガ対応のLANケーブルを用いてeo光(ISP)の回線終端装置PCポートに繋ぎ、PPPoE (Point-to-Point Protocol over Ethernet) でインターネットに接続。(ルーターモードは”DHCP and NAT”)ワイヤレスのモードは”Create a wireless network”、ゲストネットワークも設定しました。(ワイヤレスオプションでは5GHzネットワークの名称を付けていません。)LANポートはギガ対応の短いLANケーブルを用いてiMacのEthernetポートと長いLANケーブルを用いて同じエリアにあるAirPort Express 2012に繋ぎました。AirPort Extreme 2013のUSBポートはハブ経由でCanon製のプリンター、MP630に接続。

木造の自宅母屋はバスルームを除いて、部屋を区切る壁がない大きなワンルーム構造となっており、二階の屋根裏部屋を含む母屋全域と隣接する木製ガレージ内は、AirPort Extreme 2013で作成したワイヤレスネットワークの通信圏内になります。従って、同じエリアに設置してあるAirPort Express 2012とキッチンに移動させたAirPort Time Capsule 2009は、屋内での通信圏を広げる目的でワイヤレスネットワークを拡張する必要はありません。特に同じエリアのすぐ近くに置いてあるAirPort Express 2012のネットワークモードで”Extend a wireless network”を選ぶと、実効スループットが低下する恐れがあります。

AirPort Extreme 2013から有線で繋いだAirPort Express 2012の用途はAirPlayです。アナログ/光オーディオジャックにMonster mini-RCAステレオオーディオケーブルを介して真空管アンプに繋いでいます。ワイヤレスのネットワークモードはOffに設定。

今回のベースステーション再配置で大幅に変更したのは、AirPort Time Capsule 2009です。これまでの主な用途は、内蔵するHDDを2台のMacBookのTime Machine用バックアップディスクとして使うことでした。AirPort Extreme 2013のすぐ隣に設置してあったにも関わらず、不用意にワイヤレスネットワークを拡張させる設定になっていました。屋外敷地、特に母屋の南側にWi-Fi通信電波が届かない状況を改善するために、このTime Capsuleを南にあるキッチンの窓際に移設しました。WANポートとLANポートにはケーブルを繋がず、AirPort Extreme 2013で作成したワイヤレスネットワークを拡張するモードに設定し、母屋の南側敷地に電波が到達するように改善しました。

ゲストネットワークを含むWi-Fi電波が敷地内のどこにいても2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンドで到達するようになり、iPhoneさえ手元にあれば、固定電話にかかって来た電話を敷地内全域で受信することができるようになりました。

Time Capsuleを移設する前はこんなこともありました。キッチン窓際に移設したことは、幸いにもまだCat ISONに気付かれていません。

OS X Mavericks Does Not Support AirPort (AirMac) Utility 5.6

utility5.6初代AirPort (AirMac) Expressベースステーションの設定に必要なAirPort (AirMac) Utility 5.6がOS X Mavericksではサポートされていないようです。私は初代AirPort (AirMac) Expressをガレージで時々、iTunesを再生する時に使用します。初代ベースステーションに緑のランプが点灯していて設定内容を変更しないのであれば、これまで通り、使用できるようです。

Mac OSをMavericksにアップデートすれば、現時点では設定内容の変更ができないのはちょっと不便。初代ベースステーションを特にルーターとして使用している人で、設定変更が必要な人はMavericksにまだアップデートしない方が良さそうです。多くの要望があれば、Appleが何らかの対策をしてくれるかもしれません。

Guest Network Can Be Extended But Doesn’t Work

APsetup
InternetとTime Capsule 2009の間にNEC PA-WR8370N-HPがあります。APE OriginalはAirPort Utility 6.2では設定不可。

2月9日付けのポスト、”AirPort Utility 6.2“で、Guest Networkを拡張することができたと書きました。実際は拡張したGuest Networkでインターネットに接続できていない状態でした。有線でEthernetに接続しているiMac 27” (Mid 2010)のWi-Fi Network接続先をGuest Networkを選択して問題なくネットに繋がっていたので、正常に機能しているものと勘違いしていました。しかし、ネットに繋がっていたのは有線の方であり、無線LANではWANには繋がっていなかったのです。

やはり、ブリッジモード接続時はこれまでと同様、AirPort (AirMac) Base StationのGuest Networkでインターネットに接続することはできないようです。上流にあるNECのルーター(PA-WR8370N-HP)にもデュアルチャネルでWi-Fi Networkを構築する機能があるので(2.4GHzのみに対応)、これまで使っていなかった無線機能を使用する設定にして、そのネットワークをゲスト専用としました。

AirPort Utility 6.2 for Macが正常に機能しない理由は、ブリッジモードでGuest Networkを構築し、複数のベースステーションを用いて拡張しようとしていたことが原因かもしれません。Guest Networkをオフにすれば、Back To My MacでiCloudのアカウントも以前と同じように登録できるようになりました。

以前のバージョンではそもそもできないことは設定できないようになっていました。できないことが設定できてしまうことはやはりバグではないかと思います。

AirPort Utility 6.2

wansetup

Mac用とiOS用のAirport (AirMac) Utilityがアップデートされたので、ダウンロードしました。起動するとTime Capsule (2G)とAirPort Express (2G)のファームウェア更新の案内があったので、iOS用のAirPort Utilityで両方のベースステーションをversion 7.6.3にアップデートしました。その直後に有線EthernetでもWi-Fiでもインターネットに接続できないという、ネット接続を前提としているこの時代で致命的な問題が発生しました。ネットに繋がったのはauの3G回線に接続したiPhone 5のみ。

これまで、iMac 27″ (Mid 2010)はNEC PA-WR8370N-HPとLANケーブルで直結。Time Capsule (2009)はWANポートではなく、LANポートにNEC PA-WR8370N-HPからLANケーブルで接続し、さらに別のLANケーブルでAirPort (AirMac) Express (2012)のWANポートに繋いでいました。Time Capsule、AirPort Express共にブリッジモードで接続しており、Guest Networkが構築できない状態でした。(今回のアップデートで複数のベースステーションを使用している時も、Guest Networkを拡張するような設定ができるとのことです。)2月12日追記:ブリッジモード接続時はGuest Networkを構築することはできても使用できないようです。

Time Capsuleのリセットボタンを長押しして工場出荷状態に戻してから、アップデートしたMac用AirPort Utilityで再設定している時に現れた画面が上の警告です。ベースステーション(Time Capsule)にはWANポートにケーブルを繋ぎなさいとのお叱りです。これまでLANポートに繋いでWi-Fi Networkを構築できていたこと自体が不思議なことでした。しかし、指示通りにWANポートにケーブルを繋ぎましたが、予期しないエラーが発生してベースステーションの再設定に失敗しました。

IMG_0929

この後、考えられるほぼあらゆる方法で、Mac用のAirPort Utility 6.2で再設定を試みましたが半日が経過してもネットには繋がらない。NECのルーターを外してeo光のONUからTime Capsule WANポートに直結させると当然ながら、有線でもWi-Fiでもネットに繋ぐことはできます。しかし、この方法では有線でスピードが出ないことは以前にも確認済み。ギガビットの環境でNECのルーターはどうしても外すことはできません。

そこで、試しに使ってみたのがベースステーションのファームウェアをアップデートした左のiOS用、AirPort Utility。こちらでは予期せぬエラーが発生することなく、工場出荷状態に戻した二台のベースステーションを再設定することができました。有線Ethernet、Wi-Fi共に無事にインターネットに繋がりました。NEC製ルーターに直結しているiMacの速度低下もありません。

Mac用のAirPort Utilityでエラーが発生して再設定できなかった原因は不明です。バグかもしれません。最近のAppleはiOS用のアプリケーションの開発を優先させているように思えてならないのですが。

嬉しいことにGuest Networkを拡張することができました。これまでは、AirPort Express (2G)はゲスト用兼AirPlay用として使用していましたが、今後はTime Capsule (2G)の子機のようにしてネットワーク拡張用ベースステーション兼AirPlay用ステレオセットとして使用できます。2月12日追記:Guest Netwokの拡張はできましたが、ブリッジモード接続時はGuest Networkでインターネットにアクセスできません。