Panning Practice with Nikon D90

今日は撮影日和、Nikon D90と望遠レンズ3本を携えて、いつもの流し撮り練習場へ。先ずは、入手したばかりのTamron AF18-250mm F/3.5-6.3 (Model A18N)で試し撮り。公園の梅が満開でした。

Nikon D90 w/Tamron AF18-250mm SS:1/160, f/4.5, focal length:50mm, ISO200

手ブレ補正がないレンズなのでシャッタースピードを速めに設定。被写体ブレはないけれど、SS: 1/160秒では背景がうまく流れません。

Nikon D90 w/Tamron AF18-250mm SS:1/60, f/20.0, focal length:100mm, ISO200

そこで一気に1/60秒まで落とすと、背景が流れます。近くで速度取締中だったこともあり、普段よりも遅い車が多く、手ブレしない程度まで車の速度に合わせてシャッタースピードを落とす必要があります。

手ブレ補正がなくても流し撮りに大きな問題がないことがわかり、今度は古いAF Nikkor 70-210mm F4-5.6にレンズを交換。 流し撮りする時はすべて、マニュアルフォーカスで置きピンにしています。ボディーにAF/Mの物理的な切替スイッチがあるのは、改めて便利に感じます。

Nikon D90 w/Nikkor AF70-210mm SS:1/60, f/14.0, focal length: 70mm, ISO200

梅が前景で流れています。シャッタースピードは1/60秒に固定しました。

Nikon D90 w/Nikkor AF70-210mm SS:1/60, f/11.0, focal length: 116mm, ISO200

手ブレしていないかどうかは、ホイールを見れば一目瞭然。手ブレすると上下にぶれた後が残ります。

Nikon D90 w/Nikkor AF70-210mm SS:1/50, f/14.0, focal length: 70mm, ISO200

さらにシャッタースピードを落として、反対車線を走る車を構図に入れました。1/50秒ぐらいまでは手ブレ補正がなくても大丈夫そう。被写体が動いている様子がよくわかります。しかし、この古いレンズ、重い!こんな重いレンズを使って一日数百枚、カメラを振れば筋肉痛になりそう。流し撮りには軽い方が適しています。

Nikon D90 w/Nikkor AF-S 18-105mm SS:1/320, f/8.0, focal length: 18mm, ISO200

3本のレンズの中では最も高級なNikkor AF-S 18-105mm VR(手ブレ補正内蔵)に交換して、運動場の方に移動し、広角端で一枚。たぶん、気のせいだと思いますが、上品且つきれいに写ります。

比較のために梅の写真を一枚。少し露出オーバー気味だったので、補正しました。

Nikon D90 w/Nikkor AF-S 18-105mm SS:1/50, f/14.0, focal length: 105mm, ISO200

手ブレ補正が効いています。横方向にレンズを振ると、自動的に縦方向のみブレを補正するようです。斜め方向はどうなのでしょう。

Nikon D90 w/Nikkor AF-S 18-105mm SS:1/50, f/20.0, focal length: 105mm, ISO200

私は鉄ちゃんではありませんが、ついでに通勤電車も。実はこの辺り、週末になれば鉄ちゃんをよく見かけます。電車の本数が少ないので、待ち時間が多いはずですが。

AF Nikkor 35mm f/2D

同じ焦点距離の新製品AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8Gと少し迷いましたが結局購入したのは旧式の35mm f/2Dの方です。

こちらはレンズにモーターが搭載されていないタイプですが、D90のボディー内モーターを使用するので問題ありません。DX専用ではなくフルサイズのフィルム時代のカメラにも装着して使えるという利点があります。(たぶんフィルムカメラはもう使わないと思いますが。)35mm f/1.8Gの方が新しくてAFも速いし、7,000円ほど安く売っていたのですが、そのデザインがどうも私の趣味に合わないので、より光学機器らしいデザインの旧型を選びました。距離計があるので、マニュアルフォーカスの時には便利です。絞りリングは最小絞りにロックした状態のまま、回転させることは恐らくないでしょう。

備忘録としてレンズの規格を転記しておきます。(仕様書の書き方が20年前のニッコールレンズ仕様書とほとんど同じで変わっていないことに気付きました。)

  • Focal length: 35mm
  • Maximum aperture: f/2
  • Lens construction: 6 elements in 5 groups
  • Picture angle: 62º
  • Distance information: Output of object distance information to the camera body is possible.
  • Distance scale: Graduated in meters and feet from 0.25m (0.9ft) to infinity
  • Aperture scale: f/2 to f/22 on both standard and aperture-direct-readout scales
  • Minimum aperture lock: Provided
  • Diaphragm: Fully automatic
  • Exposure measurement: Via full-aperture method for AI cameras or cameras with CPU interface system; via stop-down method for other cameras
  • Mount: Nikon bayonet mount
  • Attachment size: 52mm (P=0.75mm)
  • Dimensions: Approx. 64.5mm dia. x 43.5mm extension from the camera’s lens mount flange: overall length is approx. 53mm
  • Weight: Approx. 205g

撮影最短距離25cm、レンズ先端からだと15cmぐらいまで被写体に寄れるのでマクロ的な使い方もできます。明るいレンズなので屋内での撮影や夜景にも適しているかと思います。APS-Cサイズのセンサーを搭載するD90で使う時は換算52.5mmとなるので、星景写真や流星の撮影には適していません。

LensTip.com Lens Review

Premium Outlets Bargain

神戸三田プレミアムアウトレットが冬のバーゲン中ということで、3週間ぶりにNikonアウトレットストアへ。今回はニッコールレンズの価格を下調べしてから行きました。1月31日までのバーゲン期間は全品10%引きなので、品物によっては価格.COM最安値を下回ることに。直営アウトレットで購入した商品はオンラインショップと同じように、メーカー3年保証付きです。

ユーエヌのキャップ付きメタルフードを装着したOlympus PEN E-P1を肩からぶら下げて入店。NikonにとってはOlympusは大した競合ではないでしょうから、気にしなくても大丈夫。応対したスタッフに「PEN、格好いいですね」と意外にも褒められました。それで気を良くしたのが理由かどうかは別として、35mm単焦点レンズを一本、買ってきました。アウトレット価格からさらに10%引きで、価格.COMの最安値と同程度でした。レンズ沼に片足突っ込んでしまったようです。これでニッコールレンズは4本目になります。

カメラバッグ沼のほうは、一昨年から両足ともはまっている状態で、なかなか抜け出せません。作戦を変えて、カメラバッグではなくバックパックを買いに今度はスイスブランド、Victorinoxのアウトレットへと向かいました。

入れるものは同じなので、逆に新たな沼にはまりそう。長時間ぶら下げていると重いカメラを収納したショルダーバッグは肩がこるので、バックパックの方が肩に優しいのではと考えました。両手があくのも便利です。

AF Nikkor 35-70mm f/3.5-4.5

こちらは1989年にシカゴ郊外のカメラ専門店で、北米モデルのNikon N4004s (F401s)と同時に購入したキットレンズ。Nikon D90を入手したことで、ほぼ10年ぶりに使用することにしました。CPU搭載レンズだからオートフォーカス機能がD90のモーターで駆動させることができます。

フィルターとレンズが汚れていたので、レンズクリーナーと専用のペーパーで拭き取れば、きれいになりました。20年前のキットレンズは現在のキットレンズとは比較にならないほど、高級感があります。

AF Zoom-Nikkor 70-210mm f/4-5.6

20年近く前に入手したこのレンズのマニュアルが残っていたので、スペックを転記しておきます。

  • Focal length: 70mm to 210mm
  • Maximum aperture: f/4 to f/5.6
  • Lens construction: 12 elements in 9 groups
  • Picture angle: 34º20′ to 11º50′
  • Distance scale: Graduated in meters and feet from 1.5m (5ft) to infinity; M and orange line for macro focus are also graduated
  • Focal length scale: 70mm, 85mm, 105mm, 135mm and 210mm
  • Focus zoom control: Via two independent control rings; autofocus function is possible with the Nikon autofocus cameras
  • Macro focusing function: Performed with focus ring; operable at any focal length setting: closest focus distance is 1.2m (3.9ft); maximum reproduction ratio is 1:4.5 at 210 mm focal length setting
  • Aperture scale: f/4 to f/32 on both standard and aperture-direct-readout scales
  • Minimum aperture lock: Provided
  • Infrared compensation indexes: Two white dots are provided for the 70mm and 105mm focal length setting
  • Diaphragm: Fully automatic
  • Exposure measurement: Via full-aperture method for AI cameras or cameras with CPU interface system; via stop-down method for other cameras
  • Mount: Nikon bayonet mount
  • Attachment size: 62mm (P=0.75mm)
  • Dimensions: Approx. 73.5mm dia. x 108mm extension from the camera’s lens mount flange: overall length is approx. 116mm
  • Weight: Approx. 590g (20.8 oz)

中古レンズとしての相場は状態が良いもので1万円ぐらいでしょうか。現在のキットレンズとは異なり、この時代のレンズは品質に妥協していないように思います。ずっしりと重くて高級感がある精密機器らしい金属鏡筒のズームレンズです。フィルム時代のレンズはデジタルカメラには適していないと、どこかで聞いたことがありますが、決してそんなことはないような気がします。写りも素晴らしい。(上の写真はボディーと同時に20年ぐらい前に買った当時のキットレンズAF Nikkor 35-70mm f/3.3-4.5をD90に装着して撮影しています。)光量に応じてISO感度を調整すれば、暗いレンズでも明るく撮れます。状態さえ良ければ、チープなデジタルカメラ用新品キットレンズよりも、重厚感がある中古品のレンズの方がお買い得ではないかと思います。

ニッコールレンズ5000万本記念キャンペーン

本日、ニーコールレンズ5000万本記念キャンペーン事務局から応募用紙受領の連絡がありました。先月、購入したNikon D90のキットレンズ(AF-S DX Nikkor 18-105mm F3.5-5.6G ED VR)がキャンペーンの対象となっていたので、応募しておきました。¥5,000分の為替は受領確認後、3週間ほどで届くとか。

応募時に必要な添付書類は3点(保証書コピー、領収書コピー、製品箱のバーコード切り取り)ですが、保証書と領収書のコピーは、カメラを購入したお店が用意してくれました。製品箱のバーコード切り取りに私は抵抗感があり、実は箱ごと切り取らずに、バーコードのシールのみ切り取って添付書類としました。(オリンパスの製品のように)バーコードが箱の隅の方に印刷してあるのなら、切り取っていたと思いますが、中央部にあるのでバーコードの部分のみを切り取ろうとすると刃物で怪我をしそうで危険と判断しました。よく見れば箱に直接印刷してあるのではなく、シールが貼ってあったので慎重に取り除くことができました。

書類不備で受領確認されないかもしれないと思い、少々心配していました。怪我をして箱をつぶすよりは、キャッシュバックがない方がましという考えもありました。これで一安心。

(追記:受領確認の案内後2日で¥5,000の普通為替証書が届きました。)

Kenko MC UV SL-39 62mm

AF Nikkor 70-210mm F4-5.6にレンズ保護フィルターがなかったので、京都寺町通のカメラ専門店で中古フィルターを入手。フィルムカメラ用のフィルターですが、レンズもフィルムカメラ用なので気にしないことに。このレンズはNikon D90に装着して使用する予定です。

Nikon Outlet

神戸三田プレミアムアウトレットにニコンのアウトレットストアがあります。現行のボディー、レンズをほぼすべて取り揃えているのではないかと思うほど品数が豊富。単焦点のニッコールレンズを物色することが今回の目的でした。下調べをしていなかったこともあり、実売相場と比較して安いのか高いのかわからず、何も買っていません。アウトレットだから品質に問題がある訳ではないようです。

ニコンのアウトレットストアは土岐プレミアムアウトレットにもあります。20年近く前のAFレンズが今のデジタルカメラで使えるかどうか、土岐プレミアムアウトレットで店員に尋ねたら使えないとか言われたので、Nikonのデジイチは買わないことにした記憶があります。D90でその20年前のAFレンズが普通に使えることがわかったのですが。

AF NIKKOR 70-210mm 1:4-5.6

20年ぐらい前にシカゴ郊外のカメラ専門店で購入したニッコールのズームレンズを久しぶりに使ってみました。渋柿の写真、望遠端絞り開放で適当に撮影してみて、その解像度と言うか、立体感に驚きました。20年前のレンズが現代のデジタルカメラに装着できて、しかも普通にオートフォーカスができると言うこと自体に驚きました。(レンズのオートフォーカスを駆動するモーターがボディー側にあるNikon D90に装着しています。)

決して高価なレンズではなかったのですが、当時は金属鏡筒、金属マウントのレンズが当たり前で、ずっしりとしていて、如何にも光学機器らしい高級感が漂っています。

フィルム時代、私はRollei、Asahi Pentax、Nikonのカメラを主に使用していました。フィルム時代のレンズ群はほとんど、カメラ好きの友人に譲ったので、手元に残っているのはNikkorレンズ2本のみ。APS-Cなら焦点距離は換算1.5倍、フォーサーズなら2倍となり、中望遠レンズが望遠レンズになります。置きピン、流し撮りが基本のモータースポーツなどの動体撮影に十分使えそうです。

Nikon D90 18-105 VR Kit—Unboxing

高感度、長秒時露光に強いという定評があるCanon EOS Kiss X3を天体撮影とモータースポーツ専用に購入しようと、タイミングを見計らっていた時に読んではいけない情報を価格コムの掲示板で読んでしまい、急遽、Kiss X3を購入候補から外しました。ダブルズーム、キットレンズは両面テープ3点留めが仕様であり、接着不良のレンズが市場に出てしまったらしいというスレッドです。

Kiss X3を候補から外すと同時に同クラスのPentax K-x、Nikon D5000も外しました。(Sony α550はデザインとシャッター音が好みではなかったので既にリストから外しています。)消去法でカメラを選ぼうとすると、欲しいカメラがなくなってしまうという事態に。

この時点で、デザインに惚れたPentax K7だけが候補に残ったのですが、考えてみればK7だけがフラッグシップというか、入門機ではないカメラです。K7と同クラスの中級機を新たに候補リストに加えることにしました。そこで選んだのがNikonの中級機であるD90、そして高感度特性に優れたCanon EOS 50Dです。この3機に絞り込んで、いつものカメラ専門店へと向かいました。

先ずは、D90の品定め。エンプラボディーではありますが、入門機とは明らかに異なる質感。フォーサーズのOlympus E520と比べると大きくて重い。控えめなミラーアップとシャッター音は私の好み。ペンタプリズム式のファインダーが非常に見やすい。3インチ、92万ドットの液晶は文字がきれい。グリップ感も上々。ここで買っても良かったのですが、表示価格がオンラインショップで確認した価格よりも若干高いことに気付き、一旦店を出ました。これは価格交渉しなければなりません。交渉相手は顔なじみの店長さんに決定。別の店に転勤されています。

20km近く、北に走って、その別の店に移動。そして改めてPentax K7を手に取って、試し撮りして気付いたのが、オートフォーカス時のレンズの大きな騒音。これはいったい何?かなり耳障りで壊れるのではないかと心配になるほど。さらに、絞り込んでリストに残ったのはD90と50D。「用途(天体撮影と動体流し撮り)を考えるとCanonがお勧めなのですが…」しかし、私の頭には両面テープ3点留めと一年で廃棄処分したプリンター(MP610)のイメージが…それに50DはD90と比べるとさらに大きくて重い。流し撮りでこんなカメラを振り回せば筋肉痛になりそう。結局、Nikon D90に落ち着いた次第です。

(下取りカメラはなかったけれど)18-105 VR Kitをオンラインショップと同じ価格にしてもらいました。エツミの専用液晶保護フィルム(¥1,260)とKenko Pro1 Digitalプロテクターフィルター(¥4,200)を追加して合計が10万を切りました。2008年9月発売時の価格は17万円ぐらいでしたから、一年以上が経過してこんなにも安くなっているのでお買い得だと思います。単品で買えば実売5万円近くするレンズも付いてこの価格で、しかもレンズには¥5,000のメーカーキャッシュバックもあります。景品としてNikonロゴ入りのカメラバッグ、フィルターケース、HDMIケーブル、液晶クリーニングクロスなど、たくさん頂きました。