1996年にデトロイト郊外にあるアンティークショップで買い求めたGruenの機械式手巻きの腕時計。製造年は不明ですが、20世紀前半だと思います。
ムーブメントはスイス製。針は少し錆びていますが、今でも使用できます。ケースと裏蓋は10K金張り。
真上から見たイラストなので、風防の膨らみ具合がわからないのが残念。実際はこんな風に膨らんでいて、年季も入っています。実はこのイラスト、1997年の春にMacintosh PowerBook 5300csにインストールしたIllustratorを使って描いています。10.4″のカラー液晶(デュアルスキャン・カラーパッシブ・マトリックス)にメモリは僅か16MB、こんなマシンでよく描いたものだと我ながら感心します。
マウスではなく小さなトラックパッドに触れた指の角度と力の入れ方を調整しながら線を引いています。当時は透明のガラスを描く知識もテクニックもなかったので風防が描けていません。
15年も前のファイルを最新システムで開くことができて感動しました。
筆者 様
最初にこの時計の「絵」を拝見した時は、Digitalイラストだとは思いませんでした。良く描けていますね。驚きました。5時と7時の間の針は秒針ですか?シンプルなDesignの時計ですね。私の好きなデザインですがこの様な形状の時計は残念乍ら私のコレクションには有りません。本当にアンティークなデザインですね。
Jim,
7と5の間は秒針です。当時は余程時間をもてあそんでいたのか、単にイラストレーターを使いたかったのか、忘れてしまいましたが、今なら描けません。トノー形ではありますが、カーベックスではなくて、風防に厚みがあるGruenは珍しいものかもしれません。
筆者 様
私は、工業系ですので、CAD等のソフトも使えますが(と言いましても、現役を遙か年代、遠ざかっていますが<笑>)一番の得意はFreehand の2D or 3Dスケッチです。一寸した工程内のジグ、単純なメカニズムの3D機構のスケッチは殆ど手書きで描き上げてしまいます。体に染みついているのでCADよりイメージ出せます(笑)。
確かに、筆者様の時計のガラスは、まるでフラットなガラス面に水飴を盛った様な、絵にも言われないデザインですが、ガラス曲面が水飴の様な柔らかさを持った様に見えるのは私だけでしょうか?
Jim,