Japanese GP 2011 Practice 1

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90分のF1練習走行が2本、ホームストレート前のグランドスタンドとカメラマン専用撮影エリア以外ならすべて自由席となり、好きな場所で観戦できる金曜に鈴鹿に行ってきました。チケットは一応ホルダーに入れて持って行きましたが、金曜だけなら会場内でチケットを提示することもないので、チケットホルダーは不要。

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自宅から鈴鹿サーキットまでは渋滞がなければ車で2時間弱の距離ですが、Steve Jobs逝去の反響を伝えるBBCラジオ番組(John Sculleyのインタビューなど)を聴いていると、甲賀土山ICで新名神高速道路を下りるのを忘れ、東名阪自動車道鈴鹿ICまで行ってしまい、若干の交通渋滞に遭いながら「みそのモータープール」に到着したのは自宅を出発して2時間半後の午前8時頃。

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午後7時までの一日駐車料金は¥2,000でした。(予約はしていません。)ホンダの敷地内にあるこの駐車場に辿り着くのにあちこちでスタッフに道を尋ねましたが、どのスタッフもたいへん丁寧な言葉遣いで親切に道順を教えてくれました。今日は来年6月で国内での生産が終了となるMazda RX-8 Type Sで鈴鹿入り。

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過去に幾度となく鈴鹿サーキットに通っていますが、これまで足を踏み入れたことがないスプーンカーブを目指しました。写真右手の逆バンクゲートから入った方が近いことを知らずに、方角としては近そうに思えた左手の西ストレートゲート方面からサーキットに入場。(金曜はスプーンゲートは閉まっていました。)

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そして、急な坂道を登ったところにあるこの狭いトンネルをくぐり、ヘアピンではなくスプーンの方へ。

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午前のP1はスプーンカーブ入口付近、午後のP2はS字の辺りへ移動しようと考えていました。

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スプーンカーブの仮設スタンドは一つだけ。朝からよく晴れています。

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コンクリートブロックをベンチシート代わりに利用。金網が邪魔になることがないので写真撮影には最適かと思ったのですが…意外とこの場所での流し撮りは難易度が高いことがわかりました。左から右方向に減速しながら進む被写体の流し撮りに私が慣れていないことが原因かもしれません。

Nico Rosberg Mercedes

300km/hから180km/hへと減速しながら大きな弧を描くようにスプーンカーブへと進むF1マシンの流し撮りは容易ではありません。一定の速度で被写体が移動する場合が最も難易度が低く、次に加速しながら移動する場合。減速するF1マシンの流し撮りがこんなに難しいとは思いもしないこと。ノーズの部分が少し切れていたり、

Lewis Hamilton McLaren

コーナー手前まで減速を遅らせるLewis Hamiltonのマシンはリヤの部分だけになったり、

Heikki Kovalainen Team Lotus

逆に減速するのが早いマシンはテールの部分がなかったり。

Sebastian Vettel Red Bull Racing

この後、Sebastian Vettelはデグナーで軽いクラッシュ。壊したフロントノーズの代わりとなる新しいパーツをプライベートジェットで取り寄せ、何とか予選に間に合わせたそうです。

Vitaly Petrov Lotus Renault

難易度が高い流し撮りが成功すると、得られる満足感は非常に高い。P1セッション終了後にカメラコネクションキットを使い、iPadに画像を読み込んで、ピント位置とブレの有無を確認しています。ピントはドライバーのヘルメットに合わせるのが基本、と去年、逆バンクの常設スタンドで出会った年配のアマチュアカメラマンが言っていました。それと逆光にならない場所で撮影することも重要だそうです。

Jaime Alguerusuari Toro Rosso

P1ではToro Rossoのマシンが際立って好調だったように思います。

Fernando Alonso Ferrari

今年は3日間通しのチケットを購入するとすれば、スプーンカーブのM席が良いかなあと思っていました。しかし、実際に初めてスプーンに行ってみて、来年、チケットを購入するとしてもここはやめておこうという結果になりました。(写真撮影しない人にとっては視界が広いスプーンは面白いかもしれません。)

4 thoughts on “Japanese GP 2011 Practice 1

  1. 筆者 様

     流し撮りのレベルアップが目に見えて分かる写真ですね(笑)。添付写真の最後から2,3,4枚目は凄い切れ味ですね。感心しきりです。LOTUSのボディ・カラーリングは何か、John Player Specialを彷彿とさせる黒字に金色のデザインですね。精悍な感じがします。天気の良かったせいもあってか、車体が輝いているのが写真から伺い知れます。

    Jim,

    1. ナイトレース(光量不足)、金網地獄(置きピン必須)のシンガポールGPと比べたら、晴天時の鈴鹿はカメラ任せで写真が撮り易いです。Lotus Renaultのもう片方のマシンにはアイルトン・セナの甥、ブルーノ・セナが乗っています。ヘルメットもブラジル国旗をあしらったデザインです。マシンカラーも当時のLotusと似ていて格好良いですね。今年はLotus Renaultチームのグッズがよく売れているのか、黒っぽいものを身にまとう人が多くいました。

  2. 今年の「日本グランプリ」はレース内容は良かったですが、フジテレビの放送内容は最悪でした。ただで見させていただいているので文句は言えませんが、よく毎年訳のわからないタレントを出すものですね。

    ロータリーエンジン、残念ですが仕方がありませんね。エコには逆行しますが技術的にはそう遅くないうちに解決させてくるでしょう。
    わたしは、はるか昔、札幌で「ファミリア・ロータリー・クーペ」に試乗したことがあります。免許取得直後でしたが、素晴らしい加速感覚が今でも忘れられません。

    1. あのタレントのことを言われているのですね。地上波ではF1に特に興味がない人にも観てもらおうとしているのだと思います。今年から我々はCS放送でフジテレビNEXTのみを契約して、練習走行の金曜から決勝の日曜まで、すべて録画しています。解説者によって、各セッションやレースの印象が大きく異なります。イギリスBBCのようにプロフェッショナルに徹する解説者が日本にもいれば、モータースポーツのレベルがもっと上がるのではないかと思うのですが。

      唯一無二のロータリーエンジンですが、燃費が6〜9km/Lでは確かに時代に逆行します。回転数を上げた時の甲高いエンジン音を聞いているだけで私は幸せになりますが、燃費のことを考えて、普段は四駆の軽自動車を使っています。

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