Smudges on the inside of the LCD panel

27″ iMac 2.8GHz Core i5 (Mid 2010)を使用し始めて4ヶ月半ほどが経過し、シミのような灰色の汚れがディスプレイに付着しているのに気付きました。またか?24″ LED Cinema Displayの液晶パネル内側に発生したシミのような汚れと同じように見えます。ガラスパネルを取り外して確認していないので確実なことは言えませんが、恐らく、LED Cinemaと同様、液晶パネル内側の汚れだと思います。普通なら気付かない程度の初期症状なので、暫く様子を見ようと考えながら、サイトをチェックしていると、貴重な情報を掲載しているMacRumorsの掲示板を発見しました。スレッドのタイトルは”There is Hope for iMac 27″ Display – Black Spots / Smudges / Dust in the display FIXED”

27″ iMacのLCDパネルを取り出してパネル内側とバックライトを掃除したそうです。バックライトと液晶パネル内側にホコリがあり、それをApple製品付属のクロスで拭き取るときれいになったということです。分解方法が丁寧に記載されています。ガラスパネルはサクションカップで簡単に取り外すことができますが、液晶パネルをばらすのには勇気が必要。メーカー保証期間内であれば、LCDパネル無償交換になるかもしれません。LCDパネルを自分で取り外して、きれいにしたのは私が初めてだろうとOggyという人はスレッドで言っています。

汚れの原因はどうやら使用中に外から侵入するようです。タバコの煙やら小さなホコリなど。冷却ファンが回転すると汚れた空気を下の方から吸って、上の方にある排気口から空気を吐き出すようです。その一部がLEDバックライトと液晶パネルとの間に侵入してバックライトとパネル内側に付着するのが原因かもしれないそうです。外から吸い込んだ空気が液晶パネル周辺を流れ、ホコリが液晶パネル内側に付着する構造になっているのはデザイン上の欠陥ではないかと私も思います。

4月20日追記:MacRumorsの掲示板に公開された、液晶パネルを取り出して汚れを拭き取るための手順を訳しておきます。原文はlefterusgrさんが投稿した手順。iMacが保証期間内の人は、アップルサポートに連絡した方が宜しいかと思います。この手順は保証期限が過ぎたiMacを所有するユーザーが対象であり、液晶パネル内側に汚れがあると思われる場合の救済策として紹介されています。

気弱な人には向かないけれど、極めて困難な作業でもない。

  1. ガラスを取り外し、フレームを固定しているトルクスネジを取り外す。
  2. スクリーンを少し斜めにして、LCDパネルからボードに繋がる4本のケーブルの位置を確認する。スクリーン中程近くにある幅広のフラットケーブルには特に注意しながら、ケーブルを取り外す。(コネクターは壊れやすいので注意すること。)
  3. ケーブルを取り外せば、スクリーンフレーム全体を取り出すことができる。表を下にして柔らかい面に置く。パネルをフレームに固定しているトルクスネジを取り外し、ネジの位置を忘れないように注意する。
  4. 底面の黒いビニールテープを取り外す。コーナー部分にあるメタルテープを取り外す。メタルフレームのすぐ横(黒いビニールテープとメタルフレーム外側の間)で、カッター(カミソリの刃)を用いてテープを切る。思いの外、簡単。
  5. こじ開ける位置を確認する。このステップを実施する際はディスプレイは垂直に立てておく必要がある。誰か他の人に支えてもらうと作業しやすくなる。小さめのフラットヘッドのスクリュードライバーを使って、一カ所ずつこじ開ける。必要に応じてディスプレイアセンブリーを回転させる。こじ開けるのはメタルフレームと黒いビニールテープの間であり、ボード部分を覆っているブリキ板を開ける必要はない。
  6. 緩んだら、表を下にして元の位置に戻し、下から持ち上げるように傾ける。LCDガラス面が下の方に留まるので、(Apple製クロスを用いて)手を入れてLCDガラス面とパネルの両方を拭き取ることができる。両方にホコリが付着しているのを確認した。
  7. 立てた状態でLCDをフレームに取り付けるのは、取り外す時よりも簡単。
  8. ネジを元通りにフレームに取り付ける。フレームをiMacに戻し、慎重にケーブルを元通りに繋げる。フレームにネジで固定し、指紋を拭き取り、ガラスを元に戻す。

これで新品のようにきれいになる。

2 thoughts on “Smudges on the inside of the LCD panel

  1. 筆者 様

     あり得ると思いますね、この状況。通常、LCD(液晶)パネル上の合わせガラスは密着されているものですが、完全か?と聞かれれば少し「?」です(笑)。また、記述されている様にバックライトとLDCパネルの間に「汚れ」が溜まるのも、強制的に内部を冷却するためのファンによる内部空気の流動も一役買っているのも理由として頷けますし、バックライトも当然、帯電するので、その帯電により、煙や埃の細かい粒子が吸い寄せられるので、これも原因の一つではないかと考えられます。筆者さまは、薪ストーブとか、クラッシックな作りのストーブをお使いなので、その炎から出る微量な「煤」もこのバックライトの静電作用で、ファンにより吸引された空気に混じって進入するこれらのものが、この様な事を起こしている可能性も否定出来ませんね。微細な隙間なので「毛管現象」ではありませんが、熱膨張による「呼吸」によって吸い込まれる可能性も大ですね。

     この構造が「欠陥」か否かは別として、確かにこの様な汚れ防止対策は必要な事だと思います。

    Jim,

    1. 同様の症状を訴えるユーザーが世界にはたいへん多くおられます。中には煙草を吸わない人もおられるので、原因がタバコの煙以外にも多々あるのではないかと考えています。私の使用環境では、Jimさんがおっしゃるように、薪ストーブや石油ストーブから出るであろう煤の細かな粒子がバックライトと液晶パネルの間に吸い込まれて、いずれかの表面に吸着するのではないかと思います。他にも様々なホコリを吸い込むでしょうから、クリーンルームでもない限り、程度の差はあるかもしれませんが、液晶パネル内側が汚れるのだと考えます。

      MacRumorsの掲示板で公開された手順に従えば、保証期間が過ぎたユーザーが自分で掃除できることがわかっただけで、大きな進歩です。液晶パネル内側が汚れる原因を突き止めたことになりますから、今後の製品開発時に対策を講じていただきたいものと思います。

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