NIPPON KOGAKU Mikron 6×15 8.3º—Taken Apart and Cleaned

NIPPON KOGAKU Mikron 6x15 8.3º Coated

レンズ内側にカビが生えていた日本光学Mikron 6×15 8.3ºを分解し、対物レンズと接眼レンズの内側とプリズムをレンズ用クリーナー液できれいにしました。

NIPPON KOGAKU Mikron 6x15 8.3º Coated

プリズムは左右に2個ずつ、合計4個あります。プリズムの元の位置と向きを忘れないように注意しなければと思いながら、マイクロファイバークロスの上に置いてみて驚きました。プリズムの側面に「内、右、1」などと鉛筆で書いてありました。おまけに指紋まで付着しています。製造時に印が付けられたものと思われます。ひょっとしたら、第二次世界大戦前に製造されたものかもしれません。

NIPPON KOGAKU Mikron 6x15 8.3º Coated

綿棒でレンズ内側のカビと汚れを取り除いて、元通りに組み立て直すと、くっきり見えるようになりました。対物レンズの口径が小さいので明るくはありませんが、曇りが消えました。

作業の難易度: 5段階で1

4 thoughts on “NIPPON KOGAKU Mikron 6×15 8.3º—Taken Apart and Cleaned

  1. 筆者 様

     筆者様のご趣味なのでしょうか、結構、双眼鏡をお持ちですね。この双眼鏡も懐かしいですね。私も確か、家の片隅にこれと同じデザインのものがあった様に記憶していますが、多分、戦後の製品です。考えたら、もう長い間、双眼鏡を使った記憶がありません。たまには、屋外に出て景色の良い所で使ってみたい気がしてきました。

    Jim,

    1. 双眼鏡も集めるのを趣味にしています。この双眼鏡は先月のこちらのポストで紹介させていただいたものと同じです。双眼鏡はアンティークなものであったとしても、レンズ性能が顕著に現れるので、たいへん面白いと思います。いつかはLeicaの双眼鏡を手にしてみたいものですが、カメラと同様、非常に高価です。

  2. 筆者 様

     良いご趣味ですね。双眼鏡の場合、接眼レンズと対物レンズの間に「プリズム」があるものが殆どですが、このプリズムもレンズと同じ位に仁賀木ガラス面の平坦度と、相対する角度に対して高精度を誇っています。この、写真にある様に片眼に一個のプリズムが仕込まれているものでも、プリズムの磨きガラス部分を支える部分に「ゴミ」等が入りますと、わずかながらですが、光軸は曲がりますので、100%の光を通さなくなります。プリズム2個使いは更に磨きガラス面突き合わせの状態ですと、同じく磨きガラス面にゴミなどが付着して、磨きガラス面が密着しないので、これもまた光軸がズレ、光を100%状態で(ベスト状態という意味です)接眼レンズまで送れません。この組立は非常に慎重に行わなければならず、昔の双眼鏡作りの方は方は苦労された事と思います。

    Jim,

    1. 筆者 様

       失礼しました。筆者様のこの双眼鏡も、複合プリズムでしたね。見落としていました。

      Jim,

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