Wood Carport — Part 78

Typhoon Ties

ひねり金物と呼ばれる補強金物を軒桁と垂木の接合部に取り付けました。入手したZ金物は120ミリの釘付き5本セットが6セット。合計で26本をすべての垂木に取り付けました。

英語ではHurricane Tie(ハリケーンタイ)ですが、日本にはハリケーンではなく台風がやって来るので、Typhoon Tie(タイフーンタイ)と勝手に名付けよう。

Typhoon Ties

トラス組みの場合は軒桁ではなく垂木に切り欠きを入れるのが一般的であり、垂木が開こうとする力を切り欠き部分とガセットプレートで食い止めることができます。しかし、水平方向に働く強い風圧には切り欠き部分と斜め打ちのビスだけでは耐えることができません。そこで、タイフーンタイのような補強金物が必要になるということでしょう。

壁がないカーポートであれば、下から吹き上げる風にも弱いので、この金具で垂直方向にかかる力も抑えることができるのではないかと思います。

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今週は積雪の恐れがあるので、除雪用スコップを新調しました。スコップはメタルブレード付きの着脱式。

Wood Carport — Part 79へと続く。
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2 thoughts on “Wood Carport — Part 78

  1. 筆者様

     見えない所に「補強」の一工夫~!憎いですね、このアクション。又、この様な金具、有りそうでなさそうな気がします。これも、「あれば、非常に便利」な「金具」ですね。

    Jim,

    1. 在来工法による屋根の場合は、垂木ではなく軒桁に切り欠きを入れるのが一般的です。従って、水平方向の風圧に対する耐力は強く、逆に垂直方向に押し上げられる風圧に対する耐力が弱いので「あおり止め」としてひねり金物は使われるようです。垂木に切り欠きを入れるトラス組みの場合は、水平垂直(押し上げ)いずれの方向から加わる風圧に対しても弱いので、ハリケーンタイは必須の補強金物になるのではないかと思います。

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