Nikon Binoculars 7×50 7.3º

この手の古い双眼鏡を所有する人は昔の天文少年でしょうか。Coachのレザークリームで磨けばご覧の通りぴかぴかです。レンズも専用クリーナーできれいにしました。製造後30年の年月を経た双眼鏡とは思えないほどの光沢です。

1970年代前半に買ってもらったニコンの双眼鏡、口径50mm、ひとみ径7.1mmのレンズが明るくて、当時は天体観測に使っていました。私も当時は天文少年、地元の天文同好会のメンバーでした。先輩諸氏のアドバイスを聞いてこの機種を選んだように覚えています。

本来は海上での使用を意図したものだそうです。目盛が付いていて大きさか距離のいずれかがわかっていれば、もう一方が測定できるようになっています。現在も同様のモデルが販売されているようで、仕様から判断すると現在の製品名は「7×50トロピカルIF・防水型・HP(L字スケール入り)」のようです。IFとはIndividual Focusの略で片目づつのピントリングを回してピント合わせを行う方式です。これまで防水型であることは知りませんでした。

高倍率の望遠鏡で星を見るよりも低倍率の双眼鏡で見る星雲や星団の方がずっときれいです。但し、天頂付近を観察するには寝転んだ方が楽です。それでもずしっと重いので、数分で腕がだるくなるかもしれません。地平線に近い高度なら大型の三脚に専用アダプターを取り付けて固定すれば快適に観測できます。

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