Gone Fly Fishing 2016 — Part 1

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ゴールデンウィーク前に釣行するなら今日しかないということで、今季初めていつもの渓流に単独釣行しました。熊鈴を持っていても、3名が子連れの熊に襲われて重軽傷を負ったというニュースを読んでいたので、役に立たないかもしれないと思いながら、今日は熊鈴を二つ腰にぶら下げて入山しました。20年近くも通い続けてこの山で一度も熊は見かけていないので、出くわす確率は極めて低いでしょうけれど。

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「一般車両通行禁止」のゲート手前で車を停めて釣り道具を準備していると、後からやって来た軽ワゴンの人が私と同じように車を停めて、手ぶらでゲートから先に歩いて行かれました。釣り道具一式をバッグに入れて、堰堤の先を目指して歩いていると、先ほどの手ぶらの人が戻ってこられました。「釣りですか?」と問われて会話が始まり、いつの間にかその人も私と一緒に堰堤を目指してまた歩き出しました。

Mountain Stream

「一人は怖いので」と板垣退助のような立派は髭を生やした手ぶらの人は言いました。「一人で怖くないの?」と尋ねられましたが、私は返答に少し困りました。内心、あなたのような手ぶらの人に山で会うことの方がもっと怖いと私は思いました。私はこの辺りで入川しますのでと言って、昔の百円札の人と別れました。河原でウェイダーとウェイディングシューズを履いて、毛鉤をティペットに結んでいると、先ほどの手ぶらの人が、両手で山菜を抱えるようにして林道を下りて行きました。

カゲロウは飛んでいないし、ドライフライには時期尚早だったためか、魚影は見えても釣れないイブニングでした。ジムニーで下山途中に長くて大きな尻尾が特徴的なタヌキを目撃しました。

日本では高島市で開催される今年のWings for Life World Runは5月8日午後8時、今津総合運動公園からスタート。

4 thoughts on “Gone Fly Fishing 2016 — Part 1

  1. 筆者 様

     ま、確かに山で熊に出会うのと同じ位に怖いでしょうね(笑)。まして、山歩きの格好とか、山猟師の格好ならまだしも・・。

     しかし、考えてみましたら、いつの頃からかは記憶にありませんが、私の「山」へ行った記憶は、どんなに新しくても、小学生の頃、未だ、祖父が元気な折、年末に正月の松飾りの準備のために、祖父に連れられ、山に松や裏白その他を取りに行った時の事が記憶にあるだけです。勿論、自転車で和歌山の山(生石高原)に登った記憶がありますが、それは純然たる「山登り」ではないので、別の記憶になっています(笑)。

    Jim,

    1. お隣の県の別の山で実際に熊に出くわしたことが何度かありますが、それ以上に人里離れた山奥で人に会うことの方が怖いです。この同じ川で以前、ちょっと奇妙な体験をしたことがあります。イブニング(夕暮れ時のライズ狙いの釣り)を終えて、暗闇の中を川沿いの林道を歩いて下山している時、崖の上の方からお経を唱えるお坊さんの声が聞こえたのです。地元の人にずっと昔、河原に山寺があったと聞いていたので、ぞっとしました。

  2. 3年前頃に山の実りが豊富だった事から、その年に生まれたクマが多く成長しているらしいです。この山付近(赤坂など)舗装林道でも発見が相次いでいます。鹿、猿の多くの野生動物が里に餌をさがしている状況です。お互いの縄張りを犯す事なくお気をつけくださいな。これとは別に、ここ最近の山頂付近の大雨&嵐で小型の鉄砲水も発生して林道が荒れているかもしれません。これまた、お気をつけくださいな。
    byこの付近の山の上で仕事している者より

    1. お久しぶりです。赤坂山や大谷山の方は稀にしか行かないのですが、そちらは確かにツキノワグマが生息していそうですね。特に福井県側は頭数が多いように思います。滋賀県側でもクマに襲われて自力で携帯電話が使えるところまで下山した人もいました。熊鈴を持っていても温厚なはずのツキノワグマが人を襲うことがあるようで、自衛手段として何がしらかの武器も持っていた方が良いのかもしれませんね。

      鉄砲水はマキノ方面に流れるあの川で少なからず発生すると聞いています。川に入ると倒木がものすごく多いです。特に梅雨末期の今頃は要注意なので、不用意に近寄らないようにしています。お仕事であれば、そういうわけにも行かないでしょうからwakatakeさんもご注意ください。

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