Gone Fly Fishing 2015 — Part 1

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およそ一年ぶりに単独釣行しました。万年進入禁止のゲート手前で車を止め、この先は徒歩で堰堤上流まで。この車止めがあるおかげか、これより上流は釣り人が少なくなっていて、一定数の魚を維持できているのかもしれません。餌釣りをする人も含め、釣り人口が全体的に減少しているのか、フィールドに入ってから誰一人として出会うことはありませんでした。

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iPhoneでここまで撮れると釣行時はもうコンデジは不要かなと思います。

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朱点がはっきりしないヤマメのようなアマゴというか、私にはヤマメにしか見えない。本来、関西に生息するのはアマゴのはずですが。この河川では大きな方です。

およそ一年ぶりの釣行ということで、リーダーに巻き癖がありましたが、コカゲロウの大量ハッチのおかげか良く釣れる一日でした。例年なら連休後のこの時期は、ドライフライには最適なシーズンですが、連休中に魚がすれてしまい、釣果は芳しくありません。この国ではフライフィッシングのブームがずっと昔に終わっているためか、滅多に同好者を見かけることはありません。

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釣り上げた魚をネットに入れ、フックを外してから、片手でiPhoneをポケットから取り出し、シャッターを切るのは容易ではありません。何度もiPhoneを水没させそうになりました。

釣り上げた魚はすべてリリースしています。一匹ぐらい、ISONにお土産を持ち帰ろうかとふと思いましたが、放流魚ではなく天然の魚なので、写真だけ撮ってそのまま自然に戻しました。

釣りをする人自体が減少する中で、敷居が高いフライフィッシングをこれから始めようとするモノマニアックな人は果たしてどのくらいいるのか?始めたいという人がいれば、喜んで知識と技量を伝授しますが、やはり敷居が高すぎるかもしれません。

フライフィッシングを始めるには最低でも数万円の初期投資が必要です。フライロッド、フライリール、フライライン、リーダー、ティペット、ランディングネット、毛鉤製作用ツール一式、マテリアル、ウェイダー、ウェイディングブーツ、フィッシングベスト、釣り場まで行くための自動車(SUVが好ましい)など。道具一式を揃えて釣り場となる河川に一人で出向いたとしても、すぐに魚が釣れるわけではないし。水の流れを読む知識や水生昆虫に関する学習に加えて、フライラインを思い通りに操るためのキャスティング練習が必要です。経験豊富な人に同行して学習したとしても、ビギナーズラックではなく、最初の一匹を釣り上げるのに半年は要する、そんな釣りをこれから始めたいという人、果たしているのでしょうか。

Part 2へと続く。

3 thoughts on “Gone Fly Fishing 2015 — Part 1

  1. 筆者 様

     今年初めて(?)の「フライ・フィッシング」ファイト(リリースタイプの)ですね。アナゴさん(?)、イワナさん(?)どちらか判りませんが、綺麗ですね。単独のでの「フライ・フィッシング」で、いPhoneを使用して(いPhoneの固定が超難しい!)これだけの「絵」を撮れるなんて「凄い!」ですね。

     所で、先週、USAの友人に頼んでおりました「Data Color Spyder 5」が2日前に手元に届きまして、早速にMacBook Pro Retina 15 InchのColor 補正を行いました。期待通りのCaliblationレベルで、色のクリアさが一段と良くなりました。ので、筆者様のFlickr写真、このblogの写真、更にクッキリ正しい色に近い状態で拝見出来る様になりました(心の中で、一人感激しておりました<笑>)。勿論、Photo Editに関しても、Mac-Miniに繋いでいる2台のDisplayがシンクロ・カラー調整出来ているので、各ディスプレーの視覚的な「色の差」がなく、以前より快適な編集環境を愉しんでおります。後は、良い「絵」を撮る腕だけか!(笑)、と思っています。

    Jim,

    1. 写真に写っているのはヤマメのようなアマゴです。淡水魚の中では最も美しい魚であると思います。何年も前から(20年ほど前)通い続けているこの渓流に棲んでいるアマゴとイワナは特に美しいと感じています。

      昨日、この近くの山に単独登山していた人がツキノワグマに襲われて重症になったそうです。携帯電話で救助を求め、ヘリコプターで近くの病院に搬送されたそうです。自力で携帯電話の電波が届くところまで下山されたのだと思います。

      前回釣行時から一週間が経過した今日、天候条件が良いので、また単独釣行しようと計画しています。20年も同じ渓流に通っていて、私はこの山で熊を目撃したことがありません。ニホンカモシカを熊と間違えて、大慌てで川の中を逃げたことはありますが。昨日、襲われた人も初めて熊を目撃して被害に遭ったのかも知れません。それを考えると危険ですが、そんなことを言っていたら熊が棲む山での渓流釣りはできなくなってしまいます。

  2. 筆者 様

     「前人未踏の沢・・・」とは言いませんが、普段、人が踏み込む事がない「沢」ですから、変な話、毛鉤(疑似餌、擬餌針)に慣れていない、そして小心者のアマゴ、自然の餌で育っているので、フライの不自然さも見抜くのかな?と想像したりしてしまいます(勝手な想像ですが)。

     にしましても、筆者様のBlog内容、戦慄的な話で驚きました。小学生の頃、中学生の頃も聴きましたが、その頃の私の故郷の山奥でも、ツキノワグマが生息しているとの事で、その頃の私は「熊」等は、北海道や、本州でも山渓の奥深い所に住んでいるもので、滅多にお目に掛かれないものだと認識しておりました・・。が、近年、冬になると、山里に下りて来て、空腹のために餌を探し求める熊、猿、鹿、猪などが集落の中で見受けられる、そして、彼等はその気はないのに、不本意にも(?)、人を傷つける行動にでる(身を守るために・・)・・。

     これって、異常な気象も関係しているのかな?と勝手に想像しますが、元々、里山での自然の棲み分けが、様々な環境で人間と野生動物が自然形態を保っていたバランスが崩れた結果の一つなのかなと思います。勿論、気象だけでなく山里の山の下草刈りや、木々、竹の間引き等のこまめな整備による、それぞれの自然生活環境の「境界線」が出来ていて、動物たちも「普通の自然とは違う・・」なんて、意識があるかは別にしても、識別の意識があったのかな?と「想像してしまいます」。

     筆者様のBlog の内容を拝見致しますと、危険が伴うと思える渓流釣りですが、どうぞ、安全確保、安全対策はやり過ぎと言う事はありませんので、十分に安全確保を優先した上で渓流釣りを、お楽しみ下さいませ。

    Jim,

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