いよいよ最も大きな床パネルAの修復に取りかかりました。根太はほぼすべて腐朽していたので、解体し、加工した古材や新しいウェスタンレッドシダー材と取り替えます。長さ1,148mmの根太が少なくとも5本必要になります。上の角材は50年近く前に製材されたおよそ100 x 88mmの檜。
ベンガラ塗装の古材(杉の心材)は100 x 100mmだったので高さを調整する必要がありました。12mm、高さが低くなるように調整しました。
床パネルBとCはガレージでパネルを組んでから浮かせた壁パネルの下に潜り込ませましたが、サイズが大きな床パネルAは小屋の周囲に床パネルごと、横から挿入するスペースがないので、小屋の中で組み立てました。サイズがぴったり合うと気分は爽快。
コンクリートブロックの上には2×4のウェスタンレッドシダー2本、中央に檜、その左右にベンガラ塗装の杉と、3種類の木材を根太に使いました。幸いなことに入口下の根太は腐朽していなかったので、そのまま使いました。(解体しなかった根太はこの一本のみで、他はすべて交換しました。)
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筆者 様
先週末は出かけて居まして、又、昨日もバタバタしていまして、暫く(と言う程の時間でも有りませんが<笑>)Blogを拝見していませんでしたが、「小屋」の「大修理(大修復)」が、目に見えて(本当に、筆者様の写真でReal に目に見えていますので<笑>)進行している具合が良く分かります。
薪として使用されるはずの廃材から「紅殻」の柱の「発見」はGood Newsですね。この柱は、写真からしか窺い知れませんが、しっかりした木材だと思います。今は、私の故郷でも、紅殻塗りの柱がある家は少なくなりましたが、昔は(私が子供の頃)、紅殻塗りの柱や梁のある家は、紅殻の再塗布を自分達でやったり、業者さん等がやったりしている光景をよく見ましたが、今は、中々、お目に掛かれませんね、こんな光景は・・。紅殻は「防虫作用」もあると、昔、祖父から聞きました。又、檜は「とのこ」と言うパウダーを木綿の袋に入れ、水を浸して柱(未だ、家を建てる前の)に何度となく塗布すると、方面が綺麗になり、家が出来上がった後は、雑巾で「乾拭き」すると沙汰に光沢を増すと、これも祖父から教えて貰い、祖父の隠居所兼「仕出し旅館」の建築時には(私が小学3年生の頃)、柱に「とのこ」で磨きを掛ける作業を手伝った想い出があります。
私の勝手な想像で恐縮ですが、筆者様が「薪」にしてしまわなかった、この紅殻塗りの柱は、きっと、筆者様に無意識で直感的な「薪にするのは惜しい・・」という判断が有ったからではないかと思いますし、柱が「私は、未だ未だ『柱』として、役立ちますよ・・」と語りかけたのかも知れませんね(メルヘンチックな話で恐縮です)。
次第に、出来上がって行く写真を拝見するだけでも、正直「浮き浮きしてきます。筆者様の手際の良さも見えますので、益々完成が楽しみです。
Jim,
滋賀県内ではベンガラと焼杉を用いた塀を見かけることがあります。私が生まれ育った大津市内では民家の屋内でベンガラ塗料が使われているのを見た記憶がないのですが、屋外ではたまに見かけます。去年の夏に薪用として譲っていただいた古材というか廃材は、マキノ町の民家の「物置小屋」として使われていた材木です。(どう見ても「物置小屋」には見えない、立派な離れでしたが)
ベンガラの着色剤の主成分は調べてみると、近江八幡の赤いこんにゃくと同じ酸化鉄だそうです。ベンガラ塗料の場合は柿渋などを混ぜて、防虫、防腐効果を高めてあるそうです。
筆者様
所で、写真を拝見して気付いたのですが、やはり筆者様は、海外で生活されていた経験が長くて、大工道具も、特に物差し、要するに「曲尺」も、日本の「90°」タイプの「曲尺」ではなく、多分USA製だと思いますが、三角定規型なのですね。
Jim,
三角形の米国製定規、今度、ブログで紹介しますが、主に2×4材に線を引く時に使用しています。採寸用途では日本のL時型差し金(曲尺)を使っています。
仕事が全く違うのに、このデカイ木槌持っているって(^_^;)思わず笑いました。
木槌は一家に一つはあると思っていましたが、偏屈な一家に一つかもしれませんね。実家から持ってきたものですが、杭を打つ時や、建物の直角を出す時にも重宝します。
木槌もチェーンソーも据え置き型の鋸も一般の家には無いと思います。少なくとも比良以外の僕の友人は持ってません。木が倒れた時に、みんなチェーンソー持って来たのを見た時の驚きは忘れません(笑)