Bathroom Remodel — Part 14

解体作業当日の早朝、木製窓屋内側のトリムボードを取り外しました。久しぶりに繋ぎを着てやる気満々の施主。

幅広のトリムボードは再利用するかもしれないので、できるだけ綺麗に取り除こう。

上げ下げ窓上方の大きな隙間はログハウス特有のセトリングスペース。建築後、30年近くも経過しているので、これ以上丸太の重みでログウォールが下がることはありません。

2021年3月19日追記:このセトリングスペースに換気扇のダクトを通す方法もありました。

構造用合板を張って塞ぐ予定の北側の窓もトリムボードを取り外そうとしていたら、施工初日の作業チームが到着。北側の窓は解体作業終了後に取り外すことになりました。

初日の工事車両は合計3台、1台はお借りしたお向かいさんの駐車場に。

出入口から浴室への動線に養生シートが敷かれました。Cat ISONは2階に避難。

今日の主役は主に解体作業を担当するFさん。

ただ力づくで壊せば良いというものではなく、慎重かつ素早く安全第一に作業する必要があります。

タイルと下地のモルタルなどの瓦礫は、システムバスを床下から支える土間コンクリートの下地材として再利用します。瓦礫は産業廃棄物として廃棄すれば、廃棄費用が高くなるそうです。

構造用合板を含む廃材は薪ストーブで燃料になります。

先にシャワーユニットが撤去されました。

元々、シャワーユニットの下は洗い場でした。左のタイル壁に古いシャワー用の給水、給湯管がありました。こんな状態で毎日、入浴していたら、シルログが水浸し。我々が入居した築9年の時点ですでにシルログとタイル下の構造用合板が腐朽していたと思われます。

腐朽の進行を止めるためにシャワーユニットを導入した次第です。

大きなバスタブを撤去して搬出。

撤去したバスタブはカーポート西側に。

ここから先は私が解体して分別する予定です。

蛇口を取り外そうとしているのは配管職人のN君。頭にタオルを被っているのが建築会社、ライフアーキテクト社長のAさん。お二人は高校の同級生で最強のコンビを形成しています。

この構造用合板の上にバスタブが設置されていました。

根太は東西に取り付けられています。

10時の休憩時刻の頃には撤去したバスタブ下の構造用合板に大きな穴が空けられ、ここから床下に瓦礫を落としています。作業開始からわずか2時間でここまで解体しました。私が単独で作業すれば、何日もかかりそうです。

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Bathroom Remodel — Part 13

二枚の板を貼り合わせて一昼夜が経過し、完全に接着してから丸鋸で縦挽きし、厚みが35ミリになるよう調整しました。その際に端部に傷が付いたので、端部を切断してから米杉の角材を取り付けました。

ドア下側に延長する板をビス留めしたところ、1ミリに満たない僅かな隙間が気になり、どうしたものかと思案していると、今回の浴室リフォームを施工してくれる建築士が貴重なアドバイスをくれました。

「隙間をもっと広げれば良い!」完全に隙間をなくすことはほぼ不可能なので、逆に隙間を広げて際立たせば、デザインの一部となる。流石に現場経験豊富な建築士さん。アドバイスに従い、トリマーで溝切りした結果が上の画像。

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Bathroom Remodel — Part 12

洗面所と浴室の間にあった木製ドア下側を延長します。

シャワーユニット側面のあら隠しに使われていた厚み22ミリの無垢板を加工してドアの厚み(35ミリ)と同じになるように二枚の板を木工ボンドで接着。

5本のクランプで固定し、一昼夜この状態で放置。

1階の床を支える根太の一部を切断するそうです。新しい浴槽は既存床の上に設置するのではなく、少し下げた位置に設置する予定です。床下工事を施工する建築士A氏によると、根太は恐らく撓んでいるとのことでしたが、根太の水平を確認したところ、問題ありませんでした。根太の腐朽やシロアリ被害もありません。柱がほとんどなく、角材を使わないログハウスや2×4工法による建物の構造を十分に理解していないと、不要な補強材を使おうとする傾向があります。

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Bathroom Remodel — Part 11

e-monomaniacさんに給湯器リモコンの配線をやり直してもらいます。リモコン用電線は極性がないそうです。

気に入らない屋外配線は取っ払って床下配線にします。業者に任せると床下配線はあり得ないそうで、こちらから指定しない限り、安易に配線可能な屋外配線になることが多々あります。床下の高さが1メートル以上あり、基礎に仕切りがないログハウスの場合、床下は比較的、自由に動けます。

しかし、なぜログハウスに基礎の仕切り壁がないのだろうか?考えてみると、ログハウスは2階の荷重をすべてログウォールで受けるので、ログウォールがないところには基礎の仕切り壁は不要ということではないだろうか。

今回は花が咲かないよう床下から穴を少しずつ空けて、ビットの先端が外に出たのを確認してから、屋外から穴を貫通させます。

一手間かけると綺麗な穴が空きます。

極性がないリモコン用電線は、解体工事当日まで給湯器が使えるよう、給湯器に接続しておきます。

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Bathroom Remodel — Part 10

浴室リフォームに伴い、浴室に近い位置に給湯器を移設することになりました。電気工事はe-monomaniacさんが担当。

浴室に近いこの辺りに給湯器用の電源コンセントを移設します。

電線は床下配線。根太に干渉しないよう、床下から穴を空けたら外で小さな花が咲きました。コンセントで隠れるので問題ありません。

電線の末端処理は専用工具で。

コンセントは屋外対応の防水タイプ。

コンセント横に見えているリモコンの電線は8年前に給湯器を新調した際にプロパンガス屋さんが配線しましたが、床下通気口に通す方法が気に入らないので、e-monomaniacさんに配線し直してもらいます。

床下で作業するe-monomaniacさん。

コネクターを使用しているのでカバーは不要かもしれません。

この日、完璧な虹が自宅から見えていました。

まるで合成したかのような自宅にかかる虹。

この辺りは日本海側と太平洋側の気候の境目なので、この時期になると虹が頻繁に現れます。

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