Pro Line® Chest Waders

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親しくしているご近所の大工さん兼建築士をフライフィッシングの世界に誘い入れようとしています。去年から一度連れて行ってくださいと言われていました。初回釣行時はウェイダー とウェイディングシューズ以外の釣り道具はすべて私がお貸しすることになっていましたが、ネオプレン素材のウェイダー なら20年近くもの間、全く使用していないものが小屋かガレージの奥の方にあることを思い出し、探してみたらPro Line®のチェストハイウェイダーが小屋の奥から見つかりました。1996年か1997年に米国ミシガン州の釣り道具屋で買い求めたものです。

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少し汚れていましたが、洗車用の石鹸水で洗えばタイムスリップしたかの如く20年前の綺麗な状態が蘇りました。ゴム製ブーツとネオプレンウェイダーが一体となった米国仕様の製品です。製造国は中国。経年劣化が激しいゴムの部分もほとんど劣化していません。裏側の継ぎ目を保護するシームテープの接着強度も問題なさそうです。

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米国仕様且つフライフィッシング専用ではないのでソールがフェルトではなくゴム製になっています。ミシガン州ではAu Sable RiverやPere Marquette (PM) Riverに通い、キングサーモンやスティールヘッド、レインボー、ブラウンなどの大型魚を対象魚に悪戦苦闘していました。(私がルアーフィッシングからフライフィッシングに移行したのが90年代半ばでした。当時の私の技量では数えるほどしか大型魚は釣れていません。)キングサーモンとスティールヘッドはミシガン湖から遡上します。大きな岩がゴロゴロする日本の渓流とは異なり、大陸を穏やかに流れるミシガン州の川底は砂地であることが多く、フェルトソールは不要でした。

YouTubeにアップロードされた動画を観ていると20年前の記憶が鮮明に蘇ります。1992年公開の映画、”A River Runs Through It”の後にフライフィッシングの一大ブームが訪れました。このウェイダーを入手したのはちょうどその頃です。

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これからの季節は暑くて分厚いネオプレン素材のウェイダーは着用するのが億劫になるし、私と趣向がよく似た大工さんなので、借り物や貰い物を着用して釣行したくはないと思われるかもしれません。このウェイダーを使用されるとしても初回限定になりそうです。お連れする渓流は大きな岩がゴロゴロした源流域なので、フェルトソールの方が安全です。日本の渓流では日本製のウェイダーやブーツが適しているのかもしれません。

Repairing GORE-TEX Waders — Part 1

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メーカーが倒産したのか、今では検索してもヒットしないMT4のGORE-TEX製ウェイダー内側に貼ってあったシームテープが経年劣化で今にも剥がれそうになっていたので、補修することにしました。

Amazonに注文していた補修用のシームテープが届きました。CS-factionとして特許庁に商標出願中だそうで、30日間の返金保証があり、信頼できそうだったので、この商品を選びました。この手の製品には類似品が多数あり、異常に安く販売されているものには品質面で劣る可能性があります。当製品は幅20ミリ、長さ30メートルで¥1,280なので、価格は平均的だと思います。

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剥がれそうになっていた部分を切断して剥がしました。接着剤が縫い目に残ったのでシール剥がしで取り除こうとしましたが、綺麗に取り除くことができなかったので、そのまま上から補修用のシームテープを接着させました。一部、覆い被せるようにして補修用シームテープを貼るので、古いテープは三角状に切断しました。古いテープと補修用の新しいテープの幅は同じ20ミリなので、接着強度を確実にするには工夫が必要。

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設定温度を「中」にしたアイロンの先端部分を使って、当て布をしてから補修用シームテープを縫い目の部分に接着させました。透明の補修用シームテープは光沢がある方が接着面。

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股の部分も劣化したテープを取り除き、補修用シームテープを接着させました。この部分は立体的な曲線になっており、脚の部分と比べて作業難易度が上がります。当て布なしで「低」温で接着させようとすると、皺になったのでやり直しました。当て布は必須のようです。

試しにネオプレーン素材となっている足の部分にもこの補修用シームテープを使ってみましたが、接着面がGORE-TEXである場合と比べると接着強度に問題がありそうでした。(後日、接着強度を確認するまでもなく、この部分は剥がれました。)

20年近くも愛用しているウェイダーがこれまで一度も浸水や水漏れがなかったことは驚異的です。今回、予防的補修作業を実施したことで、耐用年数がさらに長くなりそうです。釣り、とりわけフライフィッシングをする人の人口減少に伴い、釣り道具を製造販売するメーカー、販売企業が廃業?したことは残念ではあります。ウェイディングブーツのブランド、River Guideについても同様です。フェルトが磨り減っているので自己修理する予定です。

5月28日追記:ゴアテックス部分に貼った補修用シームテープも剥がれました。剥がれた原因は古い接着剤を除去しなかったことではないかと思います。今度は粘着テープを使ってできる限り、古い接着剤を除去してから再度、新しい補修用シームテープを貼りました。

補修作業の難易度:5段階で1

Repairing GORE-TEX Waders — Part 2へと続く。

Timberland Radler Camp Boat (Gold and Orange)

Timberland Radler Camp Boat (Gold)

BREEは惜しまれながら撤退したけれど、まだ既存棟にはA&Fはあるし、新たに駐車場3階部分に北モールもできて関西で最大級のアウトレットモールとなった三井アウトレットパーク滋賀竜王を二日連続で訪問しました。プレオープンの7月10日、グランドオープンの7月11日共に平日であるためか、予想されたような混雑はなく、駐車場も空いていました。その分、今週末の連休は混雑しそうです。

新たに北モールに出店したTimberland店内の最も目立つところに展示されていた、折り畳める足袋のような靴、Radler Camp Boat(Gold)を入手しました。去年の秋冬モデルだそうで、アウトレット価格は税込¥2,415でした。

Timberland Radler Camp Boat in Orvis Fishing Vest Pocket

私が考えている用途はご覧の通り。釣行時に停車位置から入渓ポイントまでこの足袋のような靴を履いて行き、入渓ポイントでウェイディングシューズに履き替えて、Radler Camp Boatは折り畳んでフィッシングベストの後ポケットに収納するというちょっと変わった用途。これまではバックパックを背負っていましたが、このコンパクトに収納できる靴ならバックパックは不要。ウェイディングシューズのフェルトを無駄に擦り減らすこともありません。

Orvis Fishing Vest

フィッシングベストはOrvis製。真夏の釣行時は通気性が良いこのメッシュ素材のベストを着用するようにしています。釣道具以外に非常食や水筒もポケットに入ります。

Timberland Radler Camp Boat (Orange)

用途は多種多様、ハイヒールを履いている人がセカンドシューズとして携行すれば、ドライビングシューズとしても使えるし、旅行時に荷物を少なくしたい場合にも便利。仕事帰りにジムに寄る人や機内用シューズ、ホテルの施設内での室内履きとしても使えそう。そんな話をしていると、同行者が「私も欲しい」と言い出して、翌日のグランドオープン当日に再度、Timberlandを訪問し、色違いのオレンジを入手。毎年、今頃からちょっと本格的に準備を始めるシンガポールGP観戦旅行に持って行くそうです。

Timberland Radler Camp Boat (Orange)

シューレースはドローコード式。アッパーは速乾性に優れたナイロン、ソールはラバー。通気性に関しては??

Timberland Radler Camp Boat (Orange)

アウターソールの形状から判断するとトラクションも優れていそうなので、鈴鹿でのモータースポーツ観戦時やトレッキングシューズとしても使えそうです。北モールに新たにオープンしたStarbucksでこの靴に履き替えてみました。足袋を履いているような感じでなかなか快適でした。マニュアル車(Mazda RX-8)での運転にも特に問題はないどころか、裸足でアクセルベダルを踏んでいるかの如く、ダイレクトなペダルワークが可能であるように感じました。