Repairing GORE-TEX Waders — Part 1

IMG_4541

メーカーが倒産したのか、今では検索してもヒットしないMT4のGORE-TEX製ウェイダー内側に貼ってあったシームテープが経年劣化で今にも剥がれそうになっていたので、補修することにしました。

Amazonに注文していた補修用のシームテープが届きました。CS-factionとして特許庁に商標出願中だそうで、30日間の返金保証があり、信頼できそうだったので、この商品を選びました。この手の製品には類似品が多数あり、異常に安く販売されているものには品質面で劣る可能性があります。当製品は幅20ミリ、長さ30メートルで¥1,280なので、価格は平均的だと思います。

IMG_4541

剥がれそうになっていた部分を切断して剥がしました。接着剤が縫い目に残ったのでシール剥がしで取り除こうとしましたが、綺麗に取り除くことができなかったので、そのまま上から補修用のシームテープを接着させました。一部、覆い被せるようにして補修用シームテープを貼るので、古いテープは三角状に切断しました。古いテープと補修用の新しいテープの幅は同じ20ミリなので、接着強度を確実にするには工夫が必要。

IMG_4541

設定温度を「中」にしたアイロンの先端部分を使って、当て布をしてから補修用シームテープを縫い目の部分に接着させました。透明の補修用シームテープは光沢がある方が接着面。

IMG_4541

股の部分も劣化したテープを取り除き、補修用シームテープを接着させました。この部分は立体的な曲線になっており、脚の部分と比べて作業難易度が上がります。当て布なしで「低」温で接着させようとすると、皺になったのでやり直しました。当て布は必須のようです。

試しにネオプレーン素材となっている足の部分にもこの補修用シームテープを使ってみましたが、接着面がGORE-TEXである場合と比べると接着強度に問題がありそうでした。(後日、接着強度を確認するまでもなく、この部分は剥がれました。)

20年近くも愛用しているウェイダーがこれまで一度も浸水や水漏れがなかったことは驚異的です。今回、予防的補修作業を実施したことで、耐用年数がさらに長くなりそうです。釣り、とりわけフライフィッシングをする人の人口減少に伴い、釣り道具を製造販売するメーカー、販売企業が廃業?したことは残念ではあります。ウェイディングブーツのブランド、River Guideについても同様です。フェルトが磨り減っているので自己修理する予定です。

5月28日追記:ゴアテックス部分に貼った補修用シームテープも剥がれました。剥がれた原因は古い接着剤を除去しなかったことではないかと思います。今度は粘着テープを使ってできる限り、古い接着剤を除去してから再度、新しい補修用シームテープを貼りました。

補修作業の難易度:5段階で1

Repairing GORE-TEX Waders — Part 2へと続く。

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.