Pocket Compass

ニッケルメッキの真鍮製と言えば、ハクキンカイロの素材ですが、今日は同じ光り物でも丸くて小さな年代物の携帯用コンパスです。蓋にはENG. DEPT. U.S.A. 1918の刻印があります。第一次大戦の頃にニューヨーク州ロチェスターのTAYLORという会社が米国政府の為に製造したものと思われます。もう、90年も経っているのに今でもボタンを押すとバネ仕掛けの蓋が自動的に勢いよく開きます。

この方位磁石を入手した当時は、機械式の懐中時計を探していました。フリーマーケットでこの磁石を見かけた時は、ポケットウォッチかと思ったほど。しかし、僅か数ドルで懐中時計が売っている筈がありません。

Waring & Gillow Dining Chairs

英国製アンティークのダイニングチェアは日本製の椅子と比べて座面高が高いです。テーブルの高さと合わせなければなりません。テーブル天板の高さと座面高の差は30cm位が理想のようです。写真の椅子の座面高は46cm、テーブルの高さは76cmです。西洋家具としては標準的な高さです。

アンティークのダイニングチェアで最も気になる部分は強度です。特に背もたれの部分や脚の部分は注意しなければなりませんが、この椅子に関してはがたつきが一切ない丈夫なものでした。

椅子を見つけたのは京都のアンティーク家具専門店ですが、数ヶ月間毎週のように家具店やアンティークショップを物色して漸く巡り会った椅子です。ワックスを塗布している時に、木部裏面に銘板があるのを見つけました。お店の販売員は知らなかったようです。銘板が付いているアンティーク家具も珍しいのでしょう。

この趣のある銘板は保証書も兼ねているようです。設計製造元はWaring & Gillow Ltd.のランカスター工場、会社設立は1695年とあります。Wikipediaにも記載がありました。ランカスターのGillowとリバプールのWaringが合併して1897年に設立したとあります。現在は会社は存在しませんが、家具販売店のAldersがブランドを所有しているようです。銘板に記載の設立年度がWikipediaの記載と異なりますが、いずれにしても英国では大手の家具製造販売会社であったようです。

Three-Drawer Chest

20世紀前半英国製の3段式のチェストです。オーク材ですが、天板は突板です。脚の部分がストレートになっています。最上段引き出し前面に簡単な彫刻が施してあります。床がログの重みで沈んでいるので、左側の高さを調整して水平にしています。よくあるタイプのシンプルなチェストです。ノブは木製。

Drawer and Table Lamp

左の写真は5年ほど前に購入した猫脚の3段引き出し、製造は20世紀前半の英国製です。引き出し前面の虎模様のオーク材突板が特徴です。無駄がないシンプルなデザインですが、同じようなものがありそうでありません。

右の写真は蠟燭台をテーブルランプに改造したものだそうです。電気プラグの形状からして20世紀中頃に改造されたものかもしれません。