Numbers Folder and Files on iCloud

iCloud Drive上のNumbersのフォルダとファイルがiOS/iPadOS、macOS上のフォルダ及びファイルと同期しない問題が依然として続いていましたが、何とか手動で修正することができました。

上のスクリーンキャプチャーはiPhone 11 (iOS 13.3.1) のFiles Appを立ち上げて、iCloud Driveをブラウズしたものです。Numbersのフォルダが二つ見えます。このキャプチャー画像を記録する前に、MacBook (macOS Catalina 10.15.3) のFinderからiCloud Driveを選び、行方不明となっていたNumbersフォルダを手動で新たに作成しました。

私は複数のMac、iPad、iPhoneで同じApple ID (iCloud Drive) を使って、Numbersファイルを日常的に参照、編集しています。具体的にはパスワードを管理するファイルやDIY用に作成した図面ファイル、車の燃費を記録するファイルなどです。常時、複数の異なるデバイスからそうしたファイルにアクセスするので、頻繁に上書き保存されます。このようなファイルが適切に同期されないと、困ったことになります。

どのようにして同期不良のNumbersフォルダとファイルを修正したのか、備忘録として以下に記録しておきます。

  • Safariでicloud.comを開き、iCloud Driveをクリック
  • Numbersフォルダをダブルクリック
  • 不要なNumbersファイル(iCloud Driveになくても構わない古いファイル)をMacBookにダウンロードした後にiCloud Driveから削除。
  • 現在も使用している必要なファイルをMacBookにダウンロードし、MacBookのFinderにあるiCloud Drive上に作成したNumbersフォルダの中に移動。
  • iPhoneのFiles Appを立ち上げて、iCloud Driveにある中身が空っぽの重複したフォルダを削除。

icloud.comにあるフォルダやファイルが最新の正しいものである可能性が高いと判断しました。これをMacBook上のiCloud Driveに手動で復元したら、同期不良が解決したということのようです。

“Apple wants to make changes” Malware

しばらく使っていなかったiMac 27″ (Mid 2010)を立ち上げると、タイトルのマルウェアがいつの間にか、システムの奥深くに潜んでいました。アカウントのログインパスワードを入力するように求められます。”Cancel”ボタンを3度クリックすれば、ポップアップウィンドーを閉じることができますが、別の日にまた現れます。誤ってパスワードを入力して”OK”ボタンを押してしまうと、Safariの機能拡張ファイルが意図せずダウンロードされ、見たくもない広告を見せられることがあります。

先ずは意図せずダウンロードして追加されたSafariの機能拡張ファイルを削除しました。見たくもない広告は現れなくなりましたが、それでもアカウントにログインすると”Apple wants to make changes”が再び現れます。

当初、Mac App Storeからダウンロードした”Bitdefender Virus Scanner”を使ってウィルスをスキャンしましたが、検出できず。ネットで調べると、MalwareBytes Anti-Malwareを使えばマルウェアを見つけて隔離し、削除することが可能であることがわかりました。MalwareBytesには個人向けと法人向けがあり、個人向けの無料版(Malwarebytes 4.0 for Mac)をダウンロードしてiMacにインストールしました。すでにシステムに混入したマルウェアやスパイウェアを除去することが可能です。リアルタイムでシステムを保護するには一台年間$39.99のプレミア有料版が必要。

MalwareBytes 4.0 for MacはCatalinaにも対応しているようですが、フルディスクアクセスを許可する必要があります。(System Preferences > Security & Privacy > Privacy > Full Disk Access からMalwarebytes Protectionにチェックを入れる。)

iMacでスキャンしてみると、”Apple wants to make changes”の発生源と思われる3つのファイルが見つかりました。見つかったファイルをすぐに削除したら、”Apple wants to make changes”が現れなくなりました。(即刻削除しなくても自動的に隔離した時点で脅威にはならないそうです。)別のユーザーアカウントでマルウェア一つとPUP (Potentially Unwanted Program) が二つ見つかり、隔離中です。

フルディスクアクセスを許可した後にMacBookでスキャンしてみると、”Systweak”という名称のPUPが見つかりました。このファイルはPhotos Duplicate Cleaner appの中に潜んでいたようです。このPUPは自動的に隔離しました。尚、隔離したファイルは脅威にはならないそうです。しばらく隔離しておいて、不要であることがわかれば、削除すれば良い。初期設定では90日後に削除されますが、私は30日後に変更しました。

macOS Catalina 10.15.1 Public Beta 2 (19B77a)

本日、容量4.47GBのmacOS Catalina 10.15.1 Public Beta 2 (19B77a) がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、MacBook (Early 2016) にインストールしました。

  • 再起動するとディスプレイの輝度が最大になる。LGディスプレイの方はスリープ復帰時も。(追記:この問題はいつの間にか解消された。)
  • Dictionary App入力時の反応が遅い。

macOS Catalina 10.15 Public Beta 10 (19A582a)

本日、容量4.99GBのmacOS Catalina 10.15 Public Beta 10 (19A582a) がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、MacBook (Early 2016) にインストールしました。10.15 GMのようです。

  • パスワード保護されたPDFがPreview Appで開かない。(Adobe Acrobat Readerなら開く。)

macOS Catalina 10.15 Public Beta 9 (19A578c)

本日、容量4.99GBのmacOS Catalina 10.15 Public Beta 9 (19A578c) がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、MacBook (Early 2016) にインストールしました。

Apple公式サイトのmacOS Catalinaを紹介するページに以下のような記載があります。

Extend your desktop.
With iPad.
Sidecar lets you extend your workspace by using your iPad as a second Mac display.5

Footnote 5として、小さな文字で「SidecarはApple Pencilに対応するiPadが必要」との記載があります。

  • 製品版の公開を目前にして、CatalinaとiPadOSの目玉的な機能であるSidecarが依然として機能しないのはどういうことか?と思っていたら、iPad mini 4を含むApple Pencil非対応のiPadはそもそもSidecarが機能しないとAppleが発表したようです。これまでにAppleはSidecarが機能する互換性のある機種を公開していたわけではないので、勝手に期待した人が悪いということになりますが、初期のベータ版ではApple Pencil非対応のiPadでSidecarが機能したという報告もあります。技術的には可能な機能に制限を設けることで、Apple Pencilに対応するより新しいiPadのモデルを販売しようとする策略が垣間見えます。キャリアが販売するスマホやタブレットにロックを掛ける仕組みと似たものが感じられます。

Apple Pencilに対応するiPadは以下の通り。

Apple Pencil (1st generation)

  • iPad Air (3rd generation)
  • iPad mini (5th generation)
  • iPad Pro 12.9-inch (1st or 2nd generation)
  • iPad Pro 10.5-inch
  • iPad Pro 9.7-inch
  • iPad (6th generation)
  • iPad (7th generation)

Apple Pencil (2nd generation)

  • iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)
  • iPad Pro 11-inch