Broken Chimney Pipe — Part 2

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雪が融けたら自分で屋根上に登って、破損した煙突を修理しようと考えていましたが、素人による高所での作業は危険極まりないということで、屋根葺き替え工事を依頼した工務店の大工さんを指名して来ていただくことになりました。

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作業中の職人さんを見学していて気づきました。プロと素人の大きな違いは身のこなし方とその場で状況に応じて機転を利かせることができるかどうかではないかと思います。高所で作業される大工さんは危なかしいところが何一つないので、下から見ていて安心できます。来ていただいた大工さんは、薪ストーブの煙突を修復するのは初めてだと思いますが、破損状態を確認し、破損した原因を瞬時に察すると、これまでの3点固定ではなく、4点固定にしようと計画されました。ステンレスのワイヤーとワイヤーを母屋に固定する金具、コーキング剤を調達してくると言って現場から離れました。お昼の休憩も兼ねておられます。

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凹んだパーツは修復不可能なので、屋根上の煙突パーツは一つだけ使用することにしました。屋根上の高さがこれまでの半分になりますが、元々必要以上に高いと思っていたので、半分の高さになっても問題はないでしょう。仮置きの状態なので、煙突は少し傾いています。

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ワイヤーはレインキャップの部分で張り具合を調整し、水準器を使用しながら煙突が垂直に立つように確認されていました。スカートのような形状のストームカラー(Storm Collar)は、凹んだパーツから取り外して再利用しました。そのストームカラーとフラッシングの部分にコーキング剤を打ち、作業完了。

最後に薪を焚いて試験運転しました。断熱材がないレインキャップの部分は高温になりますが、煙突の屋根上部分は素手で触れても熱くはないそうです。レインキャップ下の部分は網状になっていますが、長年、熱と風雨にさらされた結果、腐食して穴が空いていました。穴から小鳥が侵入しないよう、余った針金でぐるぐる巻いてもらいました。

Broken Chimney Pipe — Part 3へと続く。
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4 thoughts on “Broken Chimney Pipe — Part 2

  1. 筆者様

     雪による煙突の「事故」、結構なダメージでしたね。でも、見事に復旧して良かったです。変な言い方ですが、屋根を中心とした筆者様のblog写真で、筆者様の邸宅の周りの雰囲気が判りました。この時期の景色、良い感じですね。

    Jim,

    1. 雪の重みで煙突が破損したのはこの地に引っ越して来て初めてのことです。およそ3年前に屋根の葺き替え工事をして以来、積もった雪が屋根の上に残らずに滑って落下するようになりました。恐らく、それが原因で煙突が破損したものと思われます。雪止めを取り付けた方が良かったのかもしれません。自宅は邸宅ではなく、小さな山小屋です。山を背景にした景色は素晴らしいです。

  2. うちの雪止めも一年目に壊れました。重みだと思いますが、屋根屋さんがこんなの初めてだと。まあ湖東の方なので雪の量が違うのかもしれませんし、最近のゲリラ豪雪のせいかもしれませんね。屋根は業者に依頼したのはいい判断でしたね。お宅の屋根は急ですからね。

    1. 瓦とガルバリウム鋼板の屋根は雪が屋根上で融けずに滑り落ちるので、雪止めは取り付けた方が良さそうですが、積雪が30センチを超えるような場合は大きくて頑丈な雪止めが必要になるのですね。見栄えの問題もあり、取り付けなかったのですが、今となっては後付けが困難です。

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