Making Chopsticks — Part 2

治具はプロトタイプ(試作品)のまま、比較的軟らかいクスノキから非常に硬い欅に材を変えて、箸の製作を続行します。この欅は薪ストーブを設置してある炉台周囲に框として取り付けた材の端材。

軟らかい材から非常に硬い材に変更したら一気に切削難易度が急上昇しました。鉋で削るのは二面のみですが、材を同じ向きに置いても木目が逆目のように引っかかる。鉋刄の切れ味が悪いのが原因かと思い、砥石で研いでも状況はそんなに変わらない。

鉋が引っかかって削り過ぎると想定したサイズよりも細くなり、使用中に折れる可能性がある。

箸を治具に置く向きはやはり細い先端を下にした方が、引く時に削る和鉋では力が入りやすい。

一本を削るのに一時間近くも要しました。

仕上げにサンドペーパーを使用して面取り。番手は120番でまだざらざらした状態で自作の蜜蝋ワックスを塗布しました。

プロトタイプ(試作品)の治具を使い、二時間以上をかけて削り出した欅の箸一膳、01と名付けました。表面がざらざらしているのでツルツルのうどんとかパスタを食す際に向いている。

Making Chopsticks — Part 3へと続く。
Making Chopsticks — Part 1に戻る。

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