Building Attached Wood Carport — Part 2

お向かいさんの木製カーポートの組み立て作業が始まりました。カーポートは母屋のログウォールに接触する片流れの屋根になるので、棟がないため、棟上げと言うかどうかは?まずは棟木に相当する垂木受け材をログウォールに固定します。

本日のスタッフはライフアーキテクト社長と刻み作業を行った職人さん。私は写真撮影と建築のお手伝い。

垂木受け材の取り付けが終わると、次は土台をコンクリートブッロクの上に設置。

我々のガレージの土台には米栂の加圧注入材が使われましたが、こちらの土台は桧。

桧の土台は中央部分で継いであります。英語ではDovetail Joint(鳩の尻尾継ぎ?)と言います。隙間は意図的に空けているのだろうか。これでは継いだ部分から浸水して水が内部に溜まり、木材の腐朽を加速させそうですが。

仮りの柱と垂木を使って、屋根勾配を決定。図面は脳内にあるそうです。後ほど、iPhoneで勾配を計測したら、およそ9ºでした。片流れ屋根の低い方で、コンクリート面からある程度の高さが必要です。背の高いボックスカーを駐車することはないだろうとは言われていましたが、念のため、2,300ミリぐらいは欲しいところ。実際に計測すると、土間コンクリート面から梁までの高さは2,295ミリでした。

4本の柱も桧。

あっという間に4本の柱が立ち、米松の桁を柱の上で継ぐ作業に進んでいます。時刻は午前11時。

この調子で進めば、今日中に垂木も載りそう。

レーザーの水準器を使って梁の高さを計測中。この辺りでお昼休みとなり、近くの焼肉屋さんでご馳走になりました。

米松の太くて重い梁も柱と同じ4本。ログウォールに接する母屋側の柱は半割れの材が使われました。接合部は枘組が施してありますが、補強目的で金具も使われています。

入り口に最も近い柱のホゾがぴったりと合っていないようで、修正する職人さん。大工さんの拘りが感じ取れます。

3時の休憩の頃には4本の梁と垂木の一部が取り付けられていました。

梁と桁は同じ高さで接合。

プロの仕事は速い。筋交いも取り付けるようです。画像の道具は筋交い定規というそうで、一瞬にして筋交い材の寸法がわかります。

4本の短い小屋束と母屋を載せる頃には日が暮れてきました。

この日は動画も撮影しました。

Building Attached Wood Carport — Part 3へと続く。
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