昨夜は雨の後の曇り空だったので、今朝は午前2時過ぎに起床。みずかめ座エータ流星群の放射点が南東の空に昇ってから、三脚固定で撮影を開始しました。天気予報通り、空にはほとんど雲がありません。上の画像、右上の方から北斗七星の柄杓方向へ流れる軌跡の長い流星は、みずかめ座エータ流星群に属するものです。
縦方向の明るい光跡は人工衛星。別の流星群に属すると思われる光の筋が画像の上の方に写っています。
これも人工衛星。途中で増光しているのはイリジウムフレアでしょうか。午前2時半ごろから一時間半の間にインターバル撮影した229枚の画像のうち、その1/5程度に人工衛星が写っていました。
光害の影響がある南の空にカメラを向けてみました。左の方にうっすらと天の川が写っています。画像の中央、少し下方に軌跡が短い流星も捉えました。
放射点の方にカメラを向けると、携帯電話基地局のすぐ横に眩しいほど明るい惑星、明けの明星(金星)が姿を現しました。
この一時間半ほどの間に目視で確認できた流星は5個ほどでした。突発的に多くの流星が見られた去年と比べると、今年は流星の数は少ないと思います。
筆者 様
筆者様の星の写真を拝見していますと「あ〜、星を見ているな〜」と言う気分になります。このそれぞれの写真の「クリア」さが余計にそれを感じさせてくれます。又、良い写真を拝見出来ました。特に、このblogの5枚目の写真が好きです。
Jim、
今回のように薄明の時間帯に突入する場合、写真撮影は忙しくなります。刻々と光量が変化するからです。それでも流星は捉えたいし、頻繁にISOの設定を変えなければなりません。1枚目がISO1600に対し、5枚目は1250に落としています。
インターバル撮影していたとしてもシャッタースピードを短くすれば、流星を捉える確率は下がるので、レンズの焦点距離にもよりますが、三脚固定で20秒は維持したいところです。赤道儀で追尾すれば、星を点像に維持しながらもっとシャッタースピードを長くできますが、空が実際よりも青っぽく写ります。
筆者 様
具体的な撮影の状況のや方法の解説ありがとうございます。そうなんですね、時々刻々と明るさが変化するので、それに伴いISO感度調整をする。シャッタースピードをそれに合わせる・・・奥が深いですね。勉強になりました。
Jim,