Record-Setting Asteroid Flyby — Part 2

2月16日(土)の早朝、04:25:49(JST)に地球中心部からおよそ34,100kmの至近距離に最接近する小惑星、2012-DA14は、日本各地から双眼鏡や小型の望遠鏡で観察できるようです。予測されている小惑星の軌道に誤りがあり、地球に落下するようなことでもない限り、残念ながら肉眼で観察することはできません。静止衛星の軌道の内側を接近通過する大きさ約50メートルの小惑星を観察できる機会はそんなに多くはありません。今、地上に暮らす人々のほぼ全員が人生初の経験になるはずです。

NEAFlybyChart

上のチャートはHeavens Aboveで観察予定地の緯度と経度を地図から指定して小惑星の見え方を生成したもの。午前5時頃にしし座の3.32等星、Chertanの少し南側を通過するようです。

2012da14positions

観察予定地から見た小惑星の位置と光度及び高度を示す表も自動的に作成してくれます。 高度を示す赤字は地平線の下、緑が観察可能高度。最も明るくなるのが南西の空、コップ座辺りを移動する午前4時30分頃で予想光度7.0等。この日の日の出時刻は06:41、北斗七星の柄杓の辺りまで高速で移動する様子が双眼鏡で観察できるかもしれません。土曜の夜明け前は天候に恵まれれば写真撮影しようと考えています。光度が暗くて双眼鏡で確認できなかったとしても、失敗しなければ写真に記録されるはずです。しかしながら、最接近時で予想光度7.0等なので、写真撮影は至難の業です。星図と小惑星の予想経路を熟知しておかないと、双眼鏡で捉えるのも容易ではありません。

Suzuki Jimny JB23W-6


久しぶりに洗車したばかりのJimnyで小惑星の観察を予定している場所に向かいました。

Asteroid 2012-DA14 Observation Site

観察予定地の南西の空。小惑星が最も明るく見える午前4時半頃の高度は28.5°なのですでに山の上に見えていることでしょう。三脚に固定したカメラは暗い星が写るよう、ISOは少し高めに設定して露出30秒〜60秒でインターバル連続撮影。カメラの向きを小惑星の動きに合わせて時々、移動させながら200〜300回、自動でシャッターを切り、現像した画像をスタック(合成)すれば、日周運動とは異なる軌跡を描く暗い星が確認できるのではないかと期待しています。使用するレンズ焦点距離はどの程度が良いのか、思案中。尚、16日早朝は月明かりによる影響はありません。

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