Record-Setting Asteroid Flyby — Part 1

NASAによると、2月15日(UT)に直径およそ50mの小惑星が地表から27,680km以内の至近距離を通過するそうです。その軌道は通信衛星や気象衛星などの静止衛星の軌道よりも高度が低いとのこと。地球に落下する可能性はないと何度も言っていますが、それだけ繰り返して強調されると逆に落下の可能性が少しはあるのではないかと疑いたくなります。

この程度の大きさの小惑星がこれだけ地球に接近するのは1990年代から定期的に観測を始めてから初めてのことだそうです。ベテランの天体観察者なら19:26(UT)に最接近するこの小惑星、2012-DA14を小型の望遠鏡で捉えることができるかもしれないとのことです。しかし、高速で通過するので追尾するのは極めて困難。光度は7等から8等になると予想されています。最接近時刻は日本では2月16日(土)夜明け前の早朝になります。自信のある方は確認できるか試してみるのも面白そうです。この光度であれば、光害の影響が少ない暗い場所で写真撮影すれば、写るかもしれません。但し、この時刻に日本から見えるのかどうかは不明。(2月5日追記:午前4時頃に南西の空から昇り、日の出までの3時間近くをかけて、北斗七星方面に移動する様子が双眼鏡や小型の望遠鏡などで観察できるようです。)

これだけ地球に接近するということは、地球の軌道とこの小惑星の軌道がほぼ交差するということであり、僅かでもそのタイミングがずれていれば、衝突することになります。ウィキベディア(日本語版)によれば、「仮に衝突したとしても、衝突地点は南極地域であると推定され、海に落ちて津波が発生してもそれほど大きくはならないと考えられている。」とのことです。マヤの暦を根拠に去年、世界終末論を唱えていた人達、またそれを信じていた子供達はこの小惑星についてご存知なのでしょうか。

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