trad® Home Vise THV-90

trad® Home Vise THV-90

いずれ必要になるだろうと思いつつもこれまで買うことがなかったワークベンチ固定タイプのバイスが、半期に一度の工具市で安く売られていたので入手しました。固定に必要なボルトは別売なので、取付位置とバイスのボルト用穴のサイズを測ってから、六角ボルトを買って来て、自作ワークベンチに固定しました。

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ホームセンターで買って来た六角ボルトは呼び径M10、長さ60ミリのもの。気が変わって取付位置を変更したいと思うかもしれないし、もっと高級なタイプのものが必要になるかもしれないので、固定には木ネジではなく六角ボルトを使用しました。自作したワークベンチの天板(ラワン無垢材)の厚みは35mm。天板の4カ所に10.5ミリの穴を貫通させて4本のボルトを通し、17mmのスパナでボルトを締めました。

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ジョーの部分の開口幅は3½”(90mm)なので作業台固定型のバイスとしてはどちらかと言えば小型の万力。錆びにくい電着塗装仕上げの鋼鉄製。バイスペース部は280度回転します。小さなアンビルが付いているので曲がった釘を真っ直ぐにすると言った作業も可能。ジョーの部分のすぐ下にギザギザの部分がありますが、これは円筒状のパイプなどを挟んで固定するためのもの。

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これまではクランプを使用することが多く、バイスの必要性はあまりなかったのですが、ワークベンチの一等地にバイスを固定したので活躍してもらう機会を考えてみます。

10 thoughts on “trad® Home Vise THV-90

  1. 筆者 様

     中々しっかりとした作りのバイスですね。私も欲しい気がしてきました(気持ちだけですが。入手しても備え付ける所がない<笑>)。

     機械工作作業の技能士訓練の中には、手作業があります。手作業とは、ヤスリ、直角スコヤ(90度を確認するゲージ)、マイクロメーターを使用して、金型(Metal Punching Die)や、機械組み立て作業を行う作業です。この時の必需品と言うより作業に「バイス」が無いと出来ません。筆者様の写真を見て、その当時の事を思い出しました。

     あ、そうそう、差し出がましいアドバイスで恐縮です。筆者様は既に準備されていると思いますが、バイスの口(締め付け部分)に「口金(くちがね)」を準備されると良いですよ。口金の材料はアルミ板か銅板で厚みは1ミリ程度で十分です。バイスの口金の長さより20%程短い長さの板をバイスに挟み口金の前後に90度に曲げる。曲げが終わればバイスの口金の出来上がりです。後は、落ちない様にガムテープでとめておく。

     口金はバイス自体の口金の摩耗を防ぐ事も出来ますし、傷が付いては困る部品をバイスで掴む時に便利です。アルミや銅を使うのは、例え小さな金属屑が表面に付いていても、銅やアルミはやわらかいので金属屑は、品物をバイスに挟んだ時そちらの方に「めり込む」ので挟んだ品物にこの金属屑が傷を付ける事を回避出来るからです(100%ではないですが、救いになる)。

    Jim,

    1. バイスの口金は取り付けることが可能であることを確認して購入しました。木工作業で使うことが多くなるだろうから口金の必要性はそれほど高くはないのですが、金属を磨くと言った作業ではあった方が良いので、自作してみようと考えています。

      1. 筆者 様

         木工が主でしたら、またまた大きなお世話で恐縮ですが、バイスの「口金」(滑り止め溝が付いている部分を指します)は、写真でお見受けした限りではネジ2本で固定されている様ですので、これを外して、堅めの木(樫の木?)で同じ大きさのモノを作られてバイスの「口木」にされる良いのではないかと思います。柔らかな材木を挟んでバイスをきつく締めると「口木」の跡が付いてしまいますが、ある程度の堅さの木なら傷を付けずにバイスでつかめると思います。

        Jim,

      2. 口金は取付可能であるのではなく、すでに鋼鉄製の滑り止めギザギザ加工の口金が元から付いているのですね。先ほど取り外してみてわかりました。口金の精度が高いのか、線(パーティングライン)が見えていませんでした。私は勘違いしていました。これを木製のものに「交換」すると良いということですね。木製の口金はある程度の厚み(10ミリぐらい?)が必要なので、ネジを長いものと交換する必要がありそうです。

      3. 筆者 様

         この造り位のバイスですと、バイスの顎(即ち掴むための部分)のさも力の掛かる、筆者様が取り外された部分は通常交換出来る様になっています。この部分は「鋳物」ではなく歴とした鋼で一応硬度を増すために「焼き入れ(通常、鋼鉄の油焼き入れ:様は簡易式の焼き入れ)」してあります。これはこのモノを掴む面が凸凹にな摺り減り方や掴み口の角に「ダレ」が出来て細かい部品がつかめなくなるのを防止知るためにある程度の「焼き」の入っている鋼鉄の材料が用いられます。

         因みに話が分かりやすい様に、ぎざぎざが付いている筆者様が今回初めて取り外された部品は「掴み口用プレート」です。私が最初にアドバイスさせて頂いた「口金」は、あくまでも、この掴み口にかぶせる「L字」の曲げ加工したアルミ又は銅板の事です。

         木製「掴み口プレート」の製作は筆者の工夫次第で良いモノが出来ると思います。

         一つの例ですが、堅い木を取り付けるのも一つの方法ですが、アルミの厚めのLチャンネル(外したぎざぎざプレートの高さの1.5倍程度)を用意してそれを角棒に取り付け、最終的にバイスの顎に取り付けると言う方法もあります。掴む面の大きさも大きくなり掴む木材への負担が軽減されるます。またアルミのLチャンネルの長さをばいすの顎の長さより両端で15~20mm長めにすると、このバイスでも長めの木材を掴む時に楽になります。

         図面(Image Draw)を筆者様にメールででも送付出来れば良いのですが、ま、Flickrにでも、時間があれば上げておきます。

        Jim,

  2. 筆者 様

     気付いたのですが、バイスの写真と一緒に写っているモンキー・レンチは、デザインがかっこ良いですね。ラバーグリップ付きのモンキーレンチは初めて見ました。私のTrouble Shooting Enginner時代には、モンキーレンチやメガネレンチ等は出来るだけ表面の梨地仕上げが良いモノを選んでいました(オイルまみれの手で持っても滑らない様にと言う事で)。

    Jim,

    1. この元祖モンキーレンチは、SwedenのBAHCO製です。詳しくは後日、ポストで紹介させていただきます。しかし、お目がお高いと言うか、見る所が違いますね。

      1. 筆者 様

         汚い手書きImageですが、Vise (Vice)の木製口金(口木?)の取り付けイメージ図をFlickrのアップしておきました。ご覧になられた後は早々に削除する予定です(余り、人に見られたくないので<笑>)

        Jim,

      2. Flickrの画像、拝見させていただきました。ありがとうございます。平面図ではなく立体図になっているのは凄いと思います。私はLiberal Arts(文系)の人間ですが、こういう図面を見るとなぜかわくわくします。今度、ホームセンターに行った時に必要な材料を見てきます。

        ベンチバイスはこれまで使うことがなかったのですが、このバイスを有効活用して何か作ってみたい衝動に駆られます。

      3. 筆者 様

         早速に、拙き手描きをご高覧賜りありがとうございます。私は機械系ですので、フリーハンドスケッチは死後Tの手段です。(内緒ですが、仕事中に10分ほどで描き上げScanningしてUpした次第です。拙いスケッチ、筆者様のお役に立てれば幸甚でございます。

         アップしたスケッチは明日にでも削除致します。iPhoneホルダー・ケースの改造画の方も描きかけていたのですが、筆者様も改造を試みられる要でしたので差し控えました。

        Jim,

        P.S>ちなみに、このレスはPear Linux 4.0から送信しています。

        Jim Again.

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