iPhone 4 Home Button

iPhone 4

ホームボタンの動作不良が原因でGenius Barで交換していただいたiPhone 4、自宅に戻ると直ぐに母艦であるiMac 27″を立ち上げて、データを復元しました。その後、二日が経過し、これまでに気付いたことをいくつか書き留めておきます。

ホームボタンの感触ですが、以前のiPhone 4(2010年9月購入)と比べてクリックした時の感じがより滑らかな気がします。どちらかと言えば、iPadのホームボタンに似た感触です。使われている部品が異なるのではないかと思うほど、クリック感が違います。今回の修理対象であるホームボタンに関しては、修理(製品交換)日から90日間の保証が適用されます。不具合があった古いiPhone 4は、記憶が定かではありませんが、使い始めてすぐにホームボタンの反応が悪くなったように思います。

ホームボタン動作不良の原因については機械的な故障であること以外はよくわかりません。機械的な故障の原因は接触不良であると考えられますが、なぜ接触不良が起きるのでしょうか。ホコリの侵入が怪しいと思うのですが、そのホコリはどこからやって来るのでしょう。フロントガラスパネルとホームボタンの隙間から入るのか、あるいはすぐ近くにある大きな開口部、30ピンドックコネクターでしょうか。後者であるとすれば使用しない時は開口部を塞いでおいた方が良いかもしれません。ブロアーで開口部のホコリを吹き飛ばそうとすれば、ホコリは奥に入るだけかもしれません。

BREE Mobile Phone Case

私はiPhoneを持ち歩く時、いつもBREEの革製ケースに入れています。着信音が聞こえ易いように、スピーカーとドックコネクターがあるボトムの部分を上にして、つまり上下逆にしてケースに収納しています。この状態でジーンズのフロントポケットなどに入れているので、ドックコネクターの開口部からホコリが侵入しやすい状態です。この状況は今後、改善した方が良いかもしれません。(しかし、同じように使用していたiPhone 3Gは、ホームボタンの動作不良は発生していません。)

自宅を含めたWi-Fiアクセスポイントのパスワードが復元されておらず、再度、パスワードを入力しなければなりません。インストールしてあるアプリケーションの履歴などはしっかりと復元されていて、navico(iOS機器用カーナビ)で登録した地点なども覚えているようです。

3G電波とWi-Fiのアンテナ感度については、変わりありません。フェムトセル小型基地局の電波は、自宅の一部で屋外の電波と干渉する場所があります。その辺りの状況も何ら変わりありません。

バッテリーの発電能力はまさに新品の状態になりました。バッテリーの能力は徐々に劣化するので、以前のiPhone 4がどの程度劣化していたのかよくわからなかったのですが、新品のものと比べると、仕様の発電能力の60%近くまで、ほぼ一年間で劣化していたのではないかと思います。

5 thoughts on “iPhone 4 Home Button

  1. 筆者 様

     「ホーム・ボタン」は謂わばスイッチですから、筆者様が言われる鉾ロイの原因はなきにしもあらずです。私はiPhoneを分解して見た訳ではないので想像の話になりますが、ホコリもさることながら、通常この様なスイッチは「圧電式」と呼ばれる仕組みのモノが使われりはずですので(メカニカル式は考えられない)、二枚のシートの上に接点がプリントされていて、その面ががお互いに向き合い(僅かの隙間ですが接していない)、ある程度の圧力(指で押さえる力)が掛かるとお互いが接して「ON」の信号が送られる。この、接点のプリント状態が良くないと、何度となく押している内に接する面(本当は点接触になるのですが)の接する部分が摩耗してきて、最悪、その接する点の部分が「へたり」通電信号を送らなくなる。それで、更に押す力を強くするとそのすり減っている接点の周囲がコンタクトし信号が入る・・・てな感じになって来て、筆者様の様な状態を引き起こしているのも一つの原因として考えられます。ま、製造過程で、このフイルムシート・プリント接点の所にゴミが入って接点に悪戯するケースも想像出来ます。また、フイルム自体の材質が軟弱なモノが使われていた場合、これもフイルムシート自体の「弾性のへたり」でスイッチ動作しないと考えられます。

     iPhone本体に進入するホコリの原因より、スイッチ自体の部品強度などが大きく影響しているのではと推測します。あくまで勝手な推測ですが・・・(笑)。

    Jim,

    1. iFixitのiPhone 4分解手順を見ますと、「驚くべきことに、電子式のホームボタンスイッチはホームボタンに直接取り付けられている。」と書いてあります。私にはなぜそれが驚くべきことなのかも理解できませんが、この部品(ホームボタン)はiFixiitのサイトで$14.95で販売されています。ホームボタン交換手順の難易度は高いそうですが、保証が切れてまた故障するようなことがあったら、自分で交換することも不可能ではないかもしれません。

      ホームボタンはJimさんがおっしゃてるような構造ではないかと思います。ホームボタン組立部品はケーブルが繋がった状態で販売されています。このボタンの内部に二枚のシートがあると解釈しました。確かにこのような構造でしたら、外部からホコリは入りにくいと思います。このボタンスイッチを取り出すためにはiPhoneを徹底的に分解しなければならないようで、その手間を考えると新品と交換した方がAppleにしてみたら結局は安上がりということかもしれませんね。

      1. 筆者 様

         確かにそうですね。Apple製品でほぼ密閉型のものは、取り外しを考えていませんから一度付けたら「外す」は問題外。これは作り込みの上に於いては究極のコンセプトです。要は「不良が出る様な設計や、素材選びをするな!」と言っているのと同じですから。これは設計、材料調達・材料試験のチームは厳しい要求を受けます(勿論素材メーカーもですが)。

         筆者様の仰る通り、ホームボタン部分を引っぱがして修理出来ない様になっているとしたら(お店とか、修理センターで)、先ずは交換品を渡し、後に工場返送でホームボタン面を丸替えでしょうね。

         筆者様のブログの中で、固有番号をMacで確認していたとの内容がありましたが、多分、既にどの時期に作られた部品であるかが分かっているので、その部品を組み込んだものはトラッキング出来る様になっているので、確認して該当番号と合えば、無条件での交換になるのでしょうね。

         所でスティーブさんが、CEOを辞任し取締役会 会長に退きますね。別に、Appleから離れる訳でもなく、既にマーケット筋も予想範囲なのでそんなに大きな衝撃は走らないと思います。現在、喧嘩状態のサムソンの株を市場が買いに走っている様ですが、私は一過性のものだと思っています。AppleのコミッティーはJobsの発想方法やそのユニークさを深く理解した頭脳集団ですから、JobsのDNAは十分と言って良い程、受け継がれていると思います。

        Jim,

  2. 筆者 様

     面白い記事を見つけました。この機能がiOS4の時にあれば、修理に出すまでに仮のホーム・ボタンとして凌げたかもしれませんね。でも、これからもメカニカルなホームボタンの負担を軽減するのに重宝するかもしれませんね。下記のwebを参照下さい。

    http://d.hatena.ne.jp/Kiphonen/20111014/p1

     私もセットして使ってみましたが、結構重宝思想だなと思いました。よく使うボタンも設定出来る様なので操作が早くなるかもしれませんね。

    Jim,

    1. Settings > General > Accessibilityから設定できる、AssistiveTouchを試してみました。ホームボタンの調子が悪化した時などには便利に使えそうですね。タップする回数が一回分、増えてしまうので、使い勝手は物理的なボタンの方が良いと思います。

      iOSではUniversal Accessではなく、Accessibilityと言うのですね。このAccessibility以外でも、iOS 5ではメールの着信音などが変えられるようになり、ますます便利になりました。

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