Singapore GP 2008 Memorabilia

細かな部分で言えば、会場内や周辺に設置された案内標識や看板、観戦チケット、照明器具などのデザインが素晴らしい。それとアンダーソンブリッジや旧最高裁判所、フラートンホテルなどの歴史的建造物のライトアップ、シンガポールフライヤー、金融街の近代高層ビル群の夜景など、サーキットパークを取り巻く景色の美しさ。レース以外の要素がシンガポールGPを際立たせているように思いました。

観客席とサーキットトラックが危険なほどに近いことも特徴です。特にWalkaboutエリアからは手を伸ばせば金網に触れることができるほど間近で観戦できます。日本GPではビニールシートを敷いて場所取りをする人がいますが、そうした煩わしさもありません。これだけサーキットトラックが近いと300mm(35mmフィルム換算)の望遠レンズで十分のような気もします。(当初は、300mmを超える望遠レンズと三脚、一脚が持ち込み禁止となっていたことが納得できます。)それよりも夜景の撮影用に超広角レンズがあった方が良い。

会場までのアクセスが極めて容易であることも特筆すべき特徴です。シティーホール駅の真上がサーキットです。F1開催期間中は高価ではありますが、ゲートから徒歩10分以内のホテルもたくさんあります。MRTとタクシーの運賃が安くて便利なので、少し離れたホテルでも移動に1時間も要する事はないでしょう。隣国ジョホールバルのホテルでもタクシーを利用すれば、車から降りることなく入出国手続きができます。ゲートを出てから1時間でJBのホテル到着も不可能ではありません。ナイトレースを見終わった深夜にコーズウェイが渋滞することもありません。

レースの合間や終了後に地元のロックバンドによるライブ演奏やサンバなど、お祭りムードを盛り上げる仕掛けも多々ありました。ヨーロッパからやって来た熱心なF1観戦客が会場を盛り上げていたという事実も忘れてはならないでしょう。会場内でアルコールが販売されていたこともあり、酔っぱらいの観戦客が多くいました。

20年前にシンガポールを初めて訪れた時は英語が通じにくいという状況がありましたが、今では英語が公用語として社会全体に浸透しているようです。そう言えば公式サイトの表示は英語のみです。街の看板もほとんどが英語。MRTの音声案内も最初に英語でした。

シンガポールGP公式グッズのビーチタオル、サイズが大きいのでバスタオルとしては使いにくそうなので、飾りにします。

レッドブルのキャップとTシャツ。トロ・ロッソのものが欲しかったのですが、売ってなかったです。ピンはキャップに付属でした。他はフェラーリのキャップとTシャツ、マクラーレンのキャップとTシャツなどを購入。

しかし、何と言ってもサバイバルキットが最も記憶に残る思い出の品になりそう。3日間、天気は晴れていたので、ポンチョは使う機会がなかったのですが、Walkaboutエリアを歩く際には耳栓は必需品でした。

もちろん、撮影した写真およそ1,100枚も記録写真となるはずです。F1マシーンの写真はほとんどが失敗でしたが、それでも捨てられません。

帰国時の機内で、Appleのサーバーで公開しているもう一つの駄ブログ(Monomaniac Garage)を読んで航空券と宿泊先ホテルを安く手配することができたという方に偶然、会いました。シンガポールGPに関する最初の記事を書いたのは去年の10月19日、観戦チケットを公式サイトで購入したのが今年の2月16日、その直後にWWTEから航空券を購入しました。自分が書くブログが役に立つことがあるということを知り、たいへん嬉しく思いました。

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