Suzuka 2&4 Races — Super Formula Round 1 Race (Part 1)

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Super Formula 第1戦決勝レースの開始を前にスターティンググリッドに整列するマシンと各チームの関係者。今年の鈴鹿でのレースは51ラップの長丁場。写真撮影にはこの場所は最適とは言えないので、ピット作業を見てからE席かD席の辺りに移動しようと考えています。

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レース前の緊張感が漂うグリッドは滅多に見れません。インディーに参戦する佐藤琢磨はアメリカ各地と日本を忙しく行き来しながら日本のファンのために鈴鹿で開催される大きなイベントに参加してくれます。この人の観客動員力には凄いものがあると思います。新生スーパーフォーミュラ第1戦で6番グリッドから追い上げるはずの佐藤琢磨には、この後、不運なことが起こります。

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5列目まで赤いランプが順に点灯した後、すべてのランプが消えた時点でレースは始まります。

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緩い下り坂になっているスターティンググリッドはジャンプスタート(フライング)に要注意という話が「ドライバートークショー」でありました。

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注意していたはずの佐藤琢磨はジャンプスタートでドライブスルーペナルティーを受けました。連写撮影していて私も気付いたのですが、フライングしたと言うより、ランプが消える少し前に下りになっているグリッドでタイヤ半分ほど意図せず前に進んでしまった感じだと思います。本人は無線でペナルティーを知らされるまで、気付いていなかったそうです。

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いつもテレビ中継で見ているF1のピット作業とは随分と異なります。ジャッキアップとタイヤ交換、給油をする人、ロリポップを持っている人など、合計5名と少ない。一人で二役以上をこなしている。

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消火器のようなものを持って待機している人を入れるとピットスタッフは合計6名。前輪の交換をする人はマシンのノーズの部分に手を置いて右から左へと飛び跳ねるようにして移動しています。ジャッキアップも同じ人がするようです。

4 thoughts on “Suzuka 2&4 Races — Super Formula Round 1 Race (Part 1)

  1. モータースポーツにおけるスタート時の緊張感は他のスポーツのそれとは一線を画しますね。昨年のF1でもベネズエラ出身のマルドナード選手が明らかなジャンプスタートでペナルティを受けていたのが印象に残っています。

    ピットストップに関しては近年のF1では燃料補給が無くタイヤ交換のみの為一瞬で終わってしまいますが、Super FomulaやSUPER GTでは人数制限や燃料補給中のタイヤ交換禁止など、少人数かつ行うべき仕事が多いためメカニックの腕が問われている気がします。ノーズに手をついて体操選手のように反対側のタイヤに取りつく姿はチーム全体で0.01秒でも稼ぐぞ、という気概を感じます。

    前々回のエントリでレンズ(AF-S NIKKOR 70-300 f/4.5-5.6 G ED)の話をされていましたが、DXフォーマットのD7000で使用した場合最大望遠は35mm換算で450mm同等まで寄れるのでしょうか。グランドスタンドからピット作業の様子がはっきり写っているのには驚きました。

    1. あのマルドナードのジャンプスタートは酷かったですね。鈴鹿は下り坂なのでブレーキペダルから足を少しでも離せば前進してしまうのでしょう。ひょっとしてスタート時にヒール・アンド・トウしているのでしょうか。

      Fポン改めSFではタイヤ交換と給油作業は同時にやってはいけないのですか。何で給油にあんなに時間がかかるのかと思っていました。タイヤ交換を素早くやっても意味がないのに…ルールを知りませんでした。タイヤ交換作業を終了させてから給油するのですね。

      DXフォーマットではレンズの焦点距離を1.5倍すると35mm換算での焦点距離になります。AF-S NIKKOR 70-300 f/4.5-5.6 G EDの望遠端であれば、35mm換算で450mmになります。50mmが標準とすれば、倍率9倍の双眼鏡で見ているようなものです。グランドスタンド最上段でも前方にあるピットならこのくらいの大きさに写ります。

      1. 分かりづらい書き方をしてしまいすみません。Super Fomulaでは給油とタイヤ交換を同時に行うことができますが、ピット作業員が6名と制限されているため、給油役、ロリポップ役、消火器役を除くとジャッキアップ含めて4本のタイヤ交換に従事できる人員が3名となります。その為メカニックはマシンの周りを反時計回りに作業するなど工夫しています。また戦略などから必ずしも「タイヤ交換にかかる時間」<「給油時間」となる訳ではないので、あのように素早くタイヤ交換を行っていると考えられます。

        SUPER GTでは給油中のタイヤ交換は禁止されており、作業員も5名とさらに少ないので、
        ジャッキアップ→リア交換→給油(この間にタイヤ交換担当がフロントに移動)→フロント交換→リリース
        という流れになっています(チームによって微差はあると思われます)。

        F1のスピードに慣れてしまうと下位カテゴリの作業に違和感を感じてしまいますね。高圧式や自然落下式など、給油機の性能にも差があるそうです。

        レギュレーションの変動もあるので、私の知識が間違っている公算もあります。あくまでご参考に…。

      2. Yoshida 様

        初めまして。同行者のKeatonです。

        F1とスーパーフォーミュラではこんなにもレギュレーションが違うんですね。F1のレギュレーションでさえきちんと理解せず観戦してる私ですが、大変勉強になりました。私がF1にのめり込むきっかけになったのがが佐藤琢磨選手でした。F1→インディ、スーパーフォーミュラと全て違うレギュレーションで世界中を飛び回り活躍している佐藤琢磨選手をこれからも応援していこうと思います。いつの日かF1に復帰してくれると良いのですが…

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