Wood Storage For LP Records — Part 7

ドアを開けた時にこのぐらいの隙間ができますが、閉じると隙間はなくなります。

観音開きのドアに把手とマグネットキャッチを取り付けました。

把手の材料として天然木も頭をよぎりましたが、直角と水平にこだわる私はやはり加工しやすい米杉(Western Red Cedar)の角材を使うことにしました。

完成間近の重い木製物置を直立させると、予想した通りに観音開きのドアが勝手に開くので、マグネットキャッチを取り付けることにしました。

左右のドアを磁力でキャッチするマグネットキャッチを合計4個、取り付けました。

位置合わせがちょっと難しい。

背板はナフタデコールのブラック、天板と底板、側板、ドアはパイン色を塗装。

2日ほど乾燥させてから、旧友宅に搬送します。

杉KDカフェ板91,28011,520
杉KD材6本入り11,9001,900
杉4面プレーナー板10枚入り12,6802,680
カラー蝶番2枚入り34501,350
マグネットキャッチ4138552
コーティングビス1998998
塗料(ナフタデコール2L)12,5002,500
木工接着剤等消耗品11,5001,500
ブロックC-102173346
材料送料・調達費13,0003,000
材料費等合計¥26,346
LPレコードを収納する木製物置の製作難易度:5段階で4

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Wood Storage For LP Records — Part 6

観音開きのドアに蝶番を取り付けます。トリマーと鑿を用いてドアと本体に深さおよそ1.8ミリの切り欠きを入れました。

ドアのフレームも杉材なので、切削は比較的、容易です。

ドアは大きさの割に軽いので、なんとか単独での作業で蝶番を取り付けることができました。

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Wood Storage For LP Records — Part 5

高さ1,510ミリ、横幅998ミリ、奥行き430ミリのこの木製物置はSuzuki HUSTLERに車載不可能なので当初、仮組みしてからばらして現場で組み立てる予定でした。そのため、切り欠き加工を施した3枚の棚板と底板、天板は短めの38ミリのビスで仮組みしてありました。厚み30ミリの板に対して38ミリのビスを用いた仮組み状態では固定するのが困難で製作難易度がとてつもなく高くなっていました。

自宅により近いご近所さんに相談すると、所有されているDodge Ram 1500で完成した木製物置を運んであげるとありがたい言葉をいただきました。

自宅で完成させることができるとなれば、木工接着剤で固定して65ミリのビスで本締めできるので、製作難易度が大幅に下がります。

搬出前に観音開きのドアに蝶番を取り付けることも可能です。

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Wood Storage For LP Records — Part 4

観音開きのドアを開ける際に指が入りやすくするために片方のドア枠に45ºの面取りを施しました。しかし、完成時に把手を取り付けたので、この加工は実際には意味がありません。ドア枠は相欠きで継ぎました。

厚み10ミリの杉プレーナー材をドア枠に接着剤で固定し、フィニッシングネイルを溝の部分に打ちました。

板は当初は釘が見えるようにしてドア枠に留める予定でしたが、床張りと同じ手法を採用すれば良いとの助言をご近所さんにいただいてこの方法に変更しました。

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Wood Storage For LP Records — Part 3

便乗値上げでしょうか?幅85ミリ、厚み10ミリ、長さ2,000ミリの杉プレーナー材10枚セットを購入しました。観音開きドアをこの杉材で製作します。このプレーナー材、死節がパテのようなもので埋めてあります。

ドア枠も4面、プレーナー加工した杉材を使用。

向かって左側に刃先が出ている右勝手の際鉋で仕上げ。杉材は柔らかくて加工しやすい反面、0.1ミリの精度で加工する際は端部が欠けやすいというデメリットもある。

杉板は自作のトリマーテーブルを使って、深さ5ミリの溝切り加工しました。まだ接着していません。

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Building A Tiny House With A Porch — Part 1

ポストの英語タイトルをどうするか、ちょっと迷いましたが、”Building A Tiny House With A Porch”「ポーチ付きの小さな家の建築」で進めます。当初はすぐ近くのご近所さん(Big Billyさん)が作業小屋をDIYで建築すると聞いていました。しかし、後になって作業小屋は別の所に建て、先に建てるのは趣味の部屋に変更されました。簡単な図面を見せていただいて、遣り方の段階からお手伝いすることになりました。

レーザー水準器を所有されており、水平は比較的、出しやすい。直角は三平方の定理を応用し、対角線が同じ長さであることを確認。

不足するであろう、独立基礎用の束石はホームセンターで製品を追加購入するのではなく、私が製作した束石用の型枠を再利用して、羽子板付きの束石を自作されています。

面取り加工もされているので、見た目は製品レベルの品質になっている。

建築場所は母屋の南側に広がる大きな庭。土地は造成してあり、南と西に向かって緩やかな傾斜があります。束柱をすべての束石に載せて、束柱の高さで水平を出すよう、アドバイスしましたが…

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Wood Storage For LP Records — Part 2

左右の側板に棚板用の幅30ミリの溝を切りました。

木ダボは使わずに木工接着剤のみで二枚の杉板を接ぎました。

自作のクランプが役に立っています。

溝の幅は30ミリなので、刃幅30ミリ作里鉋で少し幅を拡げながら溝を綺麗に仕上げます。

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Wood Storage For LP Records — Part 1

杉カフェ板を使用して木製物置を製作することになりました。事の発端は、千枚を遥かに超える枚数のLPレコードを所有する旧友が、二階に置いていたコレクションの一部を屋外に移動させたいとのことでした。LPレコードや書籍の重みで家が傾いてきたそうです。(実際にはそんなことはないと私は思いましたが。)

スチール製の物置を購入しようとしていたところに私が木製物置なら製作できると言ったことからこのDIYプロジェクトが始まりました。

手描きの簡単な図面を元に必要枚数を計算すると、幅200ミリ、長さ2,000ミリの杉板は合計9枚が必要。角材のフレームは使わずに二枚合わせの杉板を側板とし、溝切り加工を左右の側板に施して、3段の棚板を溝に固定します。

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