C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 5

今朝は午前3時半頃に起床、3日前の土曜に行った場所より少し南に行った別の水泳場の駐車場に車を停めました。今朝は予報通りに晴れている。北極星が見えていたのでポータブル赤道儀(iOptron SkyTracker)の極軸合わせをしようと機材を準備している間に北の空が厚い雲に覆われました。これでは極軸合わせができないので、雲が切れるのを待ちながら、Nikon D7000で三脚固定撮影を始めました。

上の画像が今朝の一枚目。時刻は午前4時37分。輝度3.45%の薄い三日月が雲の上に昇ってきました。この時の月の高度は+4º31'。彗星(C/2023 A3 Tsuchinshan–ATLAS)の高度は+0º38'。琵琶湖西岸のこの地は東の空の地平線がほぼ見えているということになります。

Stellarium

同時刻のStellariumスクリーンショット。

東の低空にずっと雲が居座っていたので、結局、カメラ撮影は出来ずじまいでした。雲の上に昇ってきた頃には月も見えない明るさ。残念ながら双眼鏡での目視確認もできていません。

本日のカメラ機材:OLYMPUS E-P5、OLYMPUS M.45mm F1.8
NIKON D7000、AF Nikkor 50mm ƒ1.8D

明朝も晴れる予報なので、日の出前の東の空でもう一度、カメラ撮影に挑戦する予定です。明後日以降の数日は天候条件が悪くなりそうなので、早朝の前半戦は明日が最後になりそうです。この場所、気に入りました。

10月2日追記:

昨日は暗闇の中で機材を準備していたら、私がいる方に向かって水辺から何か大きなものが近づく気配を感じ、心臓が飛び出そうなほど驚くことがありました。私が陣取っていたところは水辺から駐車場へと通じる階段を登ってすぐの場所。暗闇の中、初めて来た場所なので、周囲の状況がまるでわからない。そんなところに階段があることなど、思いもしないことでした。1メートルぐらいの至近距離に闇の中をやって来たのはウェイダーを着用した釣り人でした。午前4時過ぎの暗闇の中で釣りをするのか?まだ天文薄明が始まったばかりの暗闇の中で、まさか釣りをする人などいないだろうと思っていました。

話しかけるとこれから朝ごはんをどこかに食べに行って、また戻りますと言われていました。30年前の私に似たイケメンのお兄さん。思い起こせば当時の私も琵琶湖で夜釣りをすることがたまにありました。

私は星を見るために夜中に一人で山に出かけることがあります。熊や猪、鹿などの動物やお化けが怖くはないのかと聞かれることがありますが、私の返事はいつも同じ。頭の中は星と宇宙のことで満たされていて、地上の出来事には関心がない。予期しない場所や時刻に人間を見ることの方がずっと怖いし、この世に生きて存在すること自体が恐怖以外の何者でもない。

当地は比良山から琵琶湖に向かって急な下り坂になっていて、水泳場は遠浅ではないので、すぐに足が届かない水深になっています。そうした状態をわからずに比良山が間近に見える湖岸の水泳場で毎年のように、不幸にも溺死する人がいます。湖西に彷徨う亡霊が接近して来たのかと無意識に感じたのかもしれません。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 6へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 4に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 4

晴れていたら湖畔に出かけようと、iPhoneの目覚まし時計を午前4時10分に設定しました。実際に目が覚めたのは午前3時半頃、窓から外を見ると、天気予報に反して星が見えていたので出陣しました。ロケハンしておいた水泳場の駐車場に車を停めて東の空を見たら、三日月が見えるし、南の空にオリオン座も。

しかし、時が経過するにつれて薄い雲が広がり、三日月しか見えなくなった。その三日月の真下あたりから彗星(C/2023 A3)が昇ってくるはずですが。薄明が始まり、観察と撮影を断念しました。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 5へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 3に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 3

Vixen Comet Book

光学機器メーカーであるVixenがApp Storeで無料配布するComet Bookによると、明朝日の出直前の05:30(JST)に当地ではC/2023 A3は東南東の低空(高度11.21º)に見える。このAppでは明るさを表す等級は特定されていませんが、世界各地で撮影された画像から判断すると2等星台まで明るくなっている模様。

先日、紹介しましたオープンソースのプラネタリウム、Stellariumのデスクトップ版は専門性が高く、それなりの知識がないと大層扱いにくいものですが、Vixen Comet Bookは特定の彗星観察に特化しており、普段は星を見ることが稀な人でも容易に使えるものです。(尚、Stellarium Web版とiOS/iPadOS/visionOS版のStellarium Mobileは初心者が易しく使えるように設計されているように思います。)

Taken by David Blanchard
 on September 26, 2024 @ Mormon Lake, Arizona

上の画像はアリゾナ州Mormon Lakeで撮影し、spaceweather.comに投稿されたもの。北緯がおよそ35ºなので大津市当地の緯度と同じぐらい。フルサイズのNikon D750に80mmの焦点距離でf/5.6、ISO 1600、露出が8秒とのことです。このデータは参考になる。APS-CサイズのNikon D7000なら彗星撮影用に購入した50mmの単焦点レンズを使えば同様の写真が撮れそうです。

Taken by Fritz Helmut Hemmerich
 on September 26, 2024 @ Tenerife-Canary Islands-Spain

上の印象的な画像は北緯28º辺りにあるカナリア諸島付近で撮影されたようです。撮影地がテネリフェ島とグランカナリア島の間となっているので、海上で撮影されたものかもしれません。使用したカメラはフルサイズのSony A7MIII、レンズはCanonのf1.8/200mm。興味深いのは赤道儀による追尾なし、三脚固定で露出0.8秒 x 60サブフレームをスタックしたとあります。インターバル撮影というよりシャッタースピード0.8秒で連写したものなのだろうか?ISOは6000だそうです。露出時間は合計で48秒になりますが、星が流れていないのはどういうことでしょうか。フレームではなく、サブフレームと記されているので、カメラにそういう設定があるのかもしれない。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 4へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 2に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 2

Stellarium 24.2

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) は太陽に最も接近する近日点の2024年9月27日までは南半球からしか観察できないものだと私は勘違いしていました。実際は南の方が条件が良いというだけで、北半球からでもすでに近日点到達前から夜明け前の薄明時に南東の空低くに見えるということに気付きました。

上のStellariumスクリーンショットは当地から2024年9月25日04:50:36に東南東の低空を見た様子。3.39等星のC/2023 A3は高度(仰角)+2º48'ぐらいにあります。東の地平線が見える場所なら双眼鏡で目視確認できるはずであり、写真撮影も可能でしょう。

観察準備の一環としてデスクトップ版Stellariumの最新バージョンである24.2をダウンロードしてはいましたが、C/2023 A3のデータを読み込むことができなかったので、まだデータが未公開なのかと思っていました。実際は彗星のデータは自分で取りに行く設定をしなければならなかったのです。以下にその手順を記しておきます。

  1. カーソルをStellarium画面の左下に移動すると、ポップアップウィンドーが現れるので、スパナの形をしたアイコン(Configuration Window F2)を選ぶ。
  2. Configuration Windowの最も右にあるメニュー、Pluginsを選択。
  3. 左のメニューからSolar System Editorを選び、オプションのLoad at Startupにチェックを入れ、configureのボタンをタップする。
  4. 次に現れたウィンドーでSolar Systemを選び、続けてImport Orbital Elements in Format...をタップする。
  5. ListsでCometsにチェックし、さらにDownload a list of objects from the InternetでMPC's list of observable cometsを選択し、Get orbital elementsをタップ。
  6. 次に開くウィンドーで、Mark All若しくは必要とする彗星(この場合はC/2023 A3 Tsuchinshan–ATLAS) をチェックし、Add objectsをタップする。
  7. 開いているウィンドーをすべて閉じて、Stellariumを終了して再起動させる。

上記は複雑な手順なので、Nevada Desert Skiesの解説動画の方がわかりやすいかもしれません。下に埋め込んでおきます。



近日点到達前でも北半球から彗星を観察できることを知った、天リフVideoさんのライブ配信動画も下に埋め込んでおきます。



近日点直前の今の時期に彗星を捉えるのはかなりの難易度であると思われます。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 3へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 1に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 1



C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) は久しぶりに肉眼彗星になりそうです。彗星の尾は猫の尻尾と同様、気まぐれなので過度な期待は禁物ですが、撮影地ハンティングと機材の準備はしておいた方が良いだろう。

北半球では1997年のHale-Bopp以来の肉眼彗星となったC/2020 F3 (NEOWISE)は、梅雨の影響で一度も見れなかったので、人生最後の肉眼彗星になるかもしれない今回のC/2023 A3はできれば単焦点の明るい標準レンズで撮影したいと考えています。

Cat ISON 11歳

C/2012 S1 (ISON) のように消滅しなければ良いのですが。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 2へと続く。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 2

山の稜線少し上で輝く半月でピント合わせをしたのが8月12日午後9時半頃。ペルセウス座流星群の放射点がまだ見えない頃に機材の準備が整いました。というのもウェザーニュースの天気予報で星が見える時間帯になると曇る予報が出ていたからです。実際は翌朝まで雲ひとつない快晴が続くまたとない絶好の天候条件でした。またウェザーニュースに騙された気がします。流星群などの一大イベントの時は過度な期待をさせないようにしているのでしょう。

もし、朝まで晴天が続く予報であれば、出陣するのは放射点が空高く昇る午前2時頃で夜明けまで撮影を続けてもっと多くの流星を捉えることができたはずです。

今夜は天狗杉と呼ばれる大きな杉の木の下に車を停めて、アスファルトで舗装された駐車場に機材一式を拡げました。この地点からは北極星が杉の背後になって見えないので赤道儀は持参せず。先日、製作した折畳式のローテーブルが役立ちました。虫除けの蚊取り線香に水筒やレンズキャップなどを置いておくのにちょうど良い。

夏の大三角形 ISO 1250, 換算24mm, f2.8, 20.0s

三脚固定で22秒間隔のインターバル撮影を繰り返しました。シャッタースピードは20秒。カメラボディーはNikon D7000、レンズはTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8) のみ。肉眼でも微かに天の川が見えました。加齢とともに暗い場所で瞳孔が若い頃のようには開かなくなり、結果として私の目はどんどん暗いレンズになっていますが、それでも天の川がまだ目視で確認できるのはありがたい。

前半は焦点距離16mmで撮影しましたが、流星がなかなかフレーム内に入らないので、後半は焦点距離を12mmに変更。カメラを天頂付近に向けると、夜露でレンズが濡れて結露する可能性があるので、自作のレンズヒーターをフードに装着。

Summer Milky Way and A Shooting Star ISO 1250, 換算18mm, f2.8, 20.0s

結局、3時間と少しの間に合計471枚の写真を撮影し、そのうちで流星を捉えたのは4枚ほど。明るいのは上の一枚のみ。「へっ、これのどこが明るいの?」と言われそうです。天体写真はこんなものというお話をします。上の画像はRAWで撮影し、未修正の撮って出し。この画像に大幅な手を加えると、際立たせたいものが際立つようになります。大事なのはRAWで撮影するということです。

Summer Milky Way and A Shooting Star ISO 1250, 換算18mm, f2.8, 20.0s

この同じ画像は光害が比較的ひどい、南の空を撮影したものです。真夏の南の空は天の川が濃い部分ですが、光害の影響で適切に補正というか大胆に加工しない限り、天の川を際立たせるのは困難。以前はMac専用のApertureを使っていましたが、今はMacOSに標準で付いてくるPhotos Appで編集しています。どのあたりを触れば天の川が際立つのか。カメラの設定や光の加減で変わりますが、ADJUSTのCurvesとLevelsは特に重要。

Curvesは反転させたS字のように。撮影したそれぞれの画像でどのくらい触ると意図した画像に近づくかは実際にやってみないとわからない。

Summer Milky Way and A Shooting Star ISO 1250, 換算18mm, f2.8, 20.0s

地上の景色は残しながらクロップして流星が目立つようにしました。CurvesとLevelsの他にLight、Color、White Balance、Noise Reductionなどほぼすべての項目を触っています。

Summer Milky Way and A Shooting Star ISO 1250, 換算18mm, f2.8, 20.0s

地上の景色をカットして流星が中心になるようにクロップして拡大すると、途中で色が変わっている様子も確認できます。

Summer Milky Way ISO 1250, 換算18mm, f2.8, 20.0s

流星が写ってない上の画像は天の川が際立つように加工したものです。PhotosにはImageプルダウン > Copy Editsの機能がいつの頃からか備わったようです。この機能を使って、別の画像にペーストした結果が下の画像。

Summer Milky Way ISO 1250, 換算18mm, f2.8, 20.0s

Apertureには編集内容をコピーペーストする機能があり重宝していたのを覚えています。久しぶりにPhotosでこの機能を使ってみるとやはり便利。編集時間を大幅に短縮できます。

C/2023 A3の状況は変わらず、増光が鈍っているので、残念ながら核が崩壊したものと思われます。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 1に戻る。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 1

Perseids 2013
Shot at 1:20 on August 13, 2013

ペルセウス座流星群、今年の極大はJST 8月12日23時頃と予測されています。12日から13日にかけての深夜の時間帯では月明かりの影響がなく、天候次第ではありますが、絶好の観察条件となります。(月の輝度は49.47%の半月ですが、22時半頃には沈んで視界から消えます。)眼視観測で数多くの流星が見れるのは、ペルセウス座にある放射点が空の高い位置に昇る13日夜明け前。天候条件にも恵まれれば、久しぶりに早起きして撮影に出かけようか検討中。

表題のもう一つ、北半球ではC/1995 O1 (Hale-Bopp) 以来の肉眼彗星になることが期待されていた、C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS) は2024年9月27日の近日点までにすでに分裂しているかもしれない兆しがあるとの論文が公開されましたがどうなんだろう。

吉田誠一氏は、5月以降は増光が鈍っているものの、2等まで明るくなると予測されています。日本では9月の近日点通過後に条件よく観測できるそうです。しかし、最近の光度グラフを見ると絶望的。2等どころか8等ぐらいでしょうか。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 2へと続く。

Geminids 2023

今年は久しぶりに月明かりがなく、極大時刻が夜明け前という好条件に恵まれたふたご座流星群でした。タイニーハウス建築中のBBさん宅の敷地内で午後8時半頃からインターバル撮影しました。眼視では数個の流れ星を確認できましたが、残念ながら撮影した画像には一つも写っていません。撮影開始直後から東の空は薄い雲に覆われて、2時間ほど粘りましたが、雲の量は変わりなく多い。私が撮影を停止して撤収した直後に晴れてきたそうです。

極大時刻により近い14日の夜は天候条件が悪い予報なので、観察と撮影は諦めます。

C/2022 E3 (ZTF) — Part 3

Stellarium 1.2

天気予報によると、C/2022 E3 (ZTF)の近地点通過時は曇りか雪となっているので、当地で条件が良い今夜が撮影のラストチャンスかもしれないと思い、屋根裏部屋からのお手軽撮影に挑みました。前回撮影時の2日前から比べると、移動速度が速くて、午後10時過ぎで北極星よりも高い位置にあるのがわかります。前回と比べると月明かりの影響もより大きく、双眼鏡で辛うじて確認できる程度でした。

PEN E-P5, OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, f/2.8, 20.0s x 13 frames, ISO 1250
Tracked with iOptron SkyTracker, Stacked with StarStaX

輝度72%の月明かりの影響を考慮して、ISOを1600から1250に落としました。ISO以外の設定値は前回と同じ。合計で露出20秒 x 30コマを撮影しましたが、前半は薄い雲の影響を受けたので、その部分を除いて、StarStaXで比較明合成後、Photosで調整してあります。

屋根裏部屋からのお手軽撮影で注意すべきことが一点あります。前回撮影時に気付いたことですが、撮影中に室内をうろうろすると、床からカメラを固定した三脚へと振動が伝わり、高い精度で追尾していても星が点像にならずに二重星のように写ってしまうということです。

C/2022 E3 (ZTF) — Part 2に戻る。

C/2022 E3 (ZTF) — Part 2

Macで使用できる天体観測用フリーウェアのStellariumがiOS用のStellarium Mobileとして公開されているので、iPhone 12 miniにダウンロードし、2月1日の近地点に接近しつつあるC/2022 E3 (ZTF)の位置を確認しました。彗星は現在、北極星と北斗七星を線で結んで、北極星よりの少し下辺りにあります。

北極星なら北側の屋根裏部屋から見えるので、Nikonの双眼鏡(7×50 7.3º IF WP Tropical)で確認すると、目視で淡い雲状の彗星を捉えることができました。肉眼では見えません。双眼鏡でも慣れた人でないと彗星を捉えるのは困難。

PEN E-P5, OLYMPUS M.25mm F1.8, f/2.0, 20.0s x 20 frames, ISO 1600
Tracked with iOptron SkyTracker, Stacked with StarStaX

外気温は零下でも幸いにも窓を開ければ屋内から撮影できるので、iOptron SkyTrackerで追尾しながらOLYMPUS M.25mm F1.8のレンズを装着したOlympus PEN E-P5でインターバル撮影を試みました。お隣のTVアンテナ右斜め上のぼんやりした明るい星がC/2022 E3 (ZTF)です。

PEN E-P5, OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, f/2.8, 20.0s x 13 frames, ISO 1600
Tracked with iOptron SkyTracker, Stacked with StarStaX

レンズをOLYMPUS M.60mm F2.8 Macroに交換して同じ設定値で撮影したのが上の画像。それぞれのレンズで20枚ずつ撮影しました。複数の画像ファイルをStarStaXを使って比較明合成し、少しクロップしてあります。

C/2022 E3 (ZTF) — Part 3へと続く。
C/2022 E3 (ZTF) — Part 1に戻る。

C/2022 E3 (ZTF) — Part 1

Wikipediaによると、昨年3月2日に発見された新彗星C/2022 E3 (ZTF)が来月2月1日に地球に0.28AUまで接近し、5等まで明るくなる、久しぶりの肉眼彗星になるかもしれないそうです。近日点は、1.11AUで2023年1月12日。

Spaceweather.com REAL TIME IMAGE GALLERY
Taken by AKIHIRO YAMAZAKI on December 24, 2022

ちょっとマニアックな星空観察用の新しいAppを取ってこようとしたら、Apple M1チップ以降のCPUを搭載したMacが必要とか言ってくる。

C/2022 E3 (ZTF) — Part 2へと続く

Geminids 2022

ふたご座流星群が極大を迎えた昨夜、当地では残念ながら天候条件に恵まれそうにないと判断した私は早めに床につき、iPhoneでweathernewsのライブフィードを見ながら眠ってしまいました。そのライブフィードで確認できた明るい流星と同じと思われるものが下の画像に捉えられています。

E-M5 Mark III, OLYMPUS M.17mm F1.8, ISO 200, 17mm, f1.8, 1.0 s

日が変わった今日の昼前にminority318さんからiMessage経由で流星を撮影した画像が送られて来ました。街中でこんなに綺麗にオリオン座と明るい流星が撮れている。Exifを見ると、シャッタースピード1.0s、ISO 200、f1.8。星の軌跡から判断すると露出時間は30分以上はあるはず。月明かりの影響がないのは撮影時刻が午後9時半頃になっているからです。

E-M5 Mark III, OLYMPUS M.17mm F1.8, ISO 200, 17mm, f1.8, 1.0 s

このノイズがほとんどない星空写真はどうやって撮ったのだろうかと不思議に思っていると、すぐに回答がありました。Olympus E-M5 Mark IIIに搭載されている、ライブコンポジット(比較明合成)の機能を使ったとのことです。シャッタースピード1秒で露出30分とすれば、60 x 30で1,800枚近くの画像を合成していることになります。(インターバル0秒で計算)カメラをしっかりと固定できる三脚さえあれば、いとも簡単に街中からこのような星空写真が撮れる。あの小さなカメラボディーに凄い技術が結集されている。

私が所有するPen E-P5はライブコンポジット非対応なので、インターバル撮影で何枚も撮影した画像ファイルをStarStaXで合成するしかないです。シャッタースピードは30秒ぐらいなので、それなりに長秒時撮影のノイズも出ます。

TOP