体感気温零下5ºCの凍てつく年末の深夜、増光中のComet Lovejoy (C/2014 Q2) をカメラで捉えようと、防寒具を身にまとい、出陣しました。久しぶりに晴れていたので、先ずは軒先からNikon 8x40の双眼鏡で確認。SiriusとRigelを結んだ線を底辺に下の方に二等辺三角形を作り、その頂点辺りに手持ちの双眼鏡を向けると、ぼんやりと淡い星雲のように見える彗星が視野に入りました。去年のLovejoy (C/2013R1) と比べると少し暗いけれど、生涯で観察できる彗星の中ではかなり明るい方です。
撮影機材一式を、後部座席を倒したジムニーの荷台に積み込み、エンジンを始動させてからフロントウィンドウの霜を取り、視界を確保してから近所の雑木林へ。通行の邪魔にならないところに車を止め、撮影機材を設置。(撮影中、車は一台も通らなかったので、その必要はなかった。)
8x40の双眼鏡であんなに簡単に彗星が視野に入るということは、焦点距離50mm(換算75mm)の単焦点レンズで、地上の風景と共に同じ視野に入れて撮影できるかもしれない。iOS用App、SkySafari+で彗星の現在位置を確認し、カメラのアクセサリーシューに取り付けたポーラーメーターを使ってカメラを目標とする方向に向けて、一枚、撮影すると、ほぼ中央にエメラルドグリーンの彗星が写りました。ポータブル赤道儀、ポラリエで追尾速度1/2の星景モードで追尾したので、星が少し、流れています。画像に写った他の星と比較しながら明るさを推測すると、彗星は5等星ぐらいの等級。視力に自信がある人なら肉眼で辛うじて確認できる明るさです。
レンズをAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDに交換して、広角端の70mm(換算105mm)で、恒星モードで追尾して露出20秒で撮影したのが上の画像。注釈を挿入する必要もないほど、中央に輝くグリーンの星がComet Lovejoy (C/2014 Q2) です。右上にうさぎ座の球状星団M79も写っています。双眼鏡で見ると白くてぼんやりした小さな雲でしかありませんが、カメラで撮影するとエメラルドグリーンが際立ちます。画像を詳しく分析すると、イオンテール(尻尾)が右上に伸びている様子がわかります。
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