Comet Lovejoy (C/2014 Q2) — Part 1

C:2014 Q2
Comet Lovejoy (C/2014 Q2) on January 1, 2015 (JST)

彗星Lovejoy (C/2014 Q2) はすでに肉眼で見えているようです。予想されていた光度よりも急速に明るくなっています。現在は5〜6等星と明るく、条件さえ良ければ、低倍率の双眼鏡で容易に確認できると思います。Spaceweather.comに投稿されたこちらの最新の画像では、5等星で、肉眼で何とか見える程度だそうです。撮影地は米国ニューメキシコ州で観察条件には恵まれた場所だと思います。天候条件に恵まれない私はまだ確認できていません。

上のSkySafariスクリーンショットは、年が変わる来週1月1日午前零時の南の空をシミュレーションした画像です。高度が次第に高くなり、シリウスが見える場所ならその少し下なので、焦点距離50mmぐらいのレンズでも、追尾すればエメラルドグリーンの核とその尻尾を捉えることができるかもしれません。但し、元日は輝度80%の月の光の影響を受けて、彗星は見づらくなるでしょう。

肉眼彗星は人の一生の間で数えることができるぐらいしか見ることができません。肉眼彗星の定義が定かではありませんが、今回のLovejoy (C/2014 Q2) は去年のLovejoy (C/2013 R1) ほど明るくはならないと思われますが、それでも小型双眼鏡で確認できる極めて明るい彗星であることは確かです。2年連続で同じ彗星ハンター(オーストラリアのTerry Lovejoy)が発見した彗星が、肉眼で確認できる程度に明るくなるのは稀なことであることは間違いありません。

C/2014 Q2が地球に最も近づく近地点(0.469 AU)は2015年1月7日(UT)、太陽に最接近する近日点(1.29 AU)は2015年1月30日(UT)。

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