Otsu Matsuri Yutate-Yama Trial Run



山建て後の安全確認と練習を兼ねて行われる、湯立山の曳き初めに参加しました。大津祭で曳山の綱を引くのは半世紀ぶりぐらいでしょうか。朝早くから山建ての撮影、そして曳き初めに参加したことにより、旧玉屋町で診療所を営む開業医の同級生とも半世紀ぶりに再会しました。

町内だけではなく中町通を北に進んで中央大通りを琵琶湖方面へ。浜通りを南に進み、私の母校である中央小学校の前を通って、県庁前から天孫神社前まで行ったところで休憩。その後、また中央大通りを経由して中町通を後退しながら地元に戻るというまあまあ長い行程でした。前輪を持ち上げて浮かすことにより、容易に辻回し(交差点での方向転換)ができる三輪車特有の利点を生かす大津祭の曳山はスピード感があって面白い。

Building Otsu Matsuri Yutate-Yama — Part 1

大津祭本祭のちょうど1週間前の10月6日は山建ての日。湯立山の山建ての様子をタイムラプス(微速度撮影)で記録したいと思い、湯立山を所有する旧玉屋町に実家がある囃子方のK氏(同居人の元同僚)に相談しました。山建てが始まる朝の6時に来てくださいとのことで、K氏実家宅に6時頃に到着しました。

私が三脚固定のNikon D7000によるインターバル撮影を担当し、同行者がiPhone 12 miniによる静止画と動画を手持ち撮影することになりました。最初はちょっと遠慮して少し離れた場所にカメラを設置しました。ピントがオートフォーカスではなく、マニュアルになっていたことに気づかずに1分間隔で数十枚も撮影しました。

結果、玉(車輪)を蔵から出して車台の部分を組み立てる段階の画像はすべてiPhone 12 miniで撮影したことになります。

私は幼い頃からずっと大津祭に携わっていますが、大津祭に特徴的な三つの車輪を組み立てる過程を見るのも撮影するのも初めてです。

こういう画像を見るのも初めて。嘗て玉屋町の責任者を務めていたK氏お父さんによると、車輪とシャシー(車台)に使われている材は赤樫だそうです。曳山を所有する各町内で、彦根の某所に植っている、将来交換時に伐採するであろう赤樫の木に札を付けて予約しているとのこと。木材博物館によると、アカガシは気乾比重が0.87の「非常に硬い」木。中には気乾比重が1.0を超えるものもあるそうで、伐採予約している彦根の赤樫もそうした非常に硬い木かもしれません。

黒地に白の「湯」を着用した人は町内の関係者。白地に黒の「湯」を着用した人は山方と呼ばれる大工さん。

一階フレーム部分の材は桧。

桧のフレームは釘やビスを使わない軸組による在来工法で組み立てられます。

それぞれの部材を組み立てる際に重要なのが部材の向き。湯立山は東が曳山の後方、西が前方になるようにして組み立てられます。南北に関しては北が「琵琶湖側」、南が「山側」という表現が使われます。どっちの方向に琵琶湖があるのか、地元の人なら絶えず意識しているということです。

四隅の柱4本は通し柱。

縄が使われる部位は意外と少ない。車台の上に載せた4本の通し柱をフレームに固定するために縄で縛ってある。

屋根に登って作業するのは工務店の若い棟梁。

一気に大屋根の組み立てまで進みました。

湯立山に特徴的な小屋根が取り付けられます。この「小屋根」と呼ばれる部位は天孫神社(四宮神社)の回廊を模したものだそうです。

車台の上に載せる柵状のこの部材、物凄く重そうでした。樹種は何だろう?

黒檀や紫檀のようにも見えます。

昼前に山建てがほぼ完成しました。



5時間以上の間にインターバル撮影した300枚以上の静止画をタイムラプス動画に加工する際にiMovieを使いました。以前はちょっと複雑な設定が必要でしたが、現在の最新バージョンであるiMovie 10.4.2では最も簡単に動画に加工することができます。Photosから読み込んだ静止画像のクリップをタイムラインにドラッグして、それぞれのクリップの長さを0.1秒とか0.5秒とかの好みの長さに指定するだけでタイムラプス動画が完成します。

Building Otsu Matsuri Yutate-Yama — Part 2へと続く。

Otsu Matsuri 2024

今年の大津祭日程を記しておきます。山建:10月6日(日)、宵宮:10月12日(土)、本祭:10月13日(日)。C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) の近地点が10月12日なのでちょうど、大津祭の時期と重なります。

Shot on Oct. 13, 2019

今年の特記事項はもう一つあります。11月にロンドンにあるJapan Houseで大津祭が展示披露されるそうです。

Biwako Great Fireworks 2024 — Part 3

202 mm, f9, 5.0s

びわ湖大花火大会で撮影したNikon Rawの画像ファイルをMac miniに取り込むのに苦労しました。180枚ぐらいの画像ファイルを収めたSDカードが読めないので初期化するか?とかおかしな警告が表示されました。Mac miniに直接、読み込むのは無理そうだったので、先にiPhone 12 miniに画像ファイルを読み込ませてから、Air DropでMac miniにファイルを転送し、Photosで読み込むようにしました。

Mac miniに直接、画像ファイルを読み込めなかったのは、MacOS 15 Sequoia Public Betaに原因があると思われます。

142 mm, f9, 5.0s

持参した二本のレンズのうち、最初は長い方の望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm ƒ4.5-5.6G)を装着したので、二カ所から打ち上げられる花火の全体像を捉えることができません。5年前の教訓、「二兎を追う者は一兎をも得ず」を思い出し、右側(北側)の打ち上げ地点が中心になるようにレンズの向きを設定しました。

60 mm, f9, 5.0s

右側にレンズを向けた理由は、右側から打ち上げられる花火全体が湖面に反射するからです。5年前は湖面に反射する様子が一枚も撮れなかったのは、撮影場所が少し違ったからでしょう。上の画像からレンズをAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm ƒ3.5-5.に変更。ISOはすべて200に固定。

72 mm, f9, 5.0s

これまでの撮影でこんな横並びの花火は撮影した記憶がない。

72 mm, f9, 5.0s

静止画像はすべてアスペクト比を16:9に変更し、クロップしてあります。実際には肉眼でこんなに大きくは見えません。

72 mm, f9, 5.0s

右下の方に湖面から突き出る杭のようなものが写っています。ここに水鳥がずっと休んでいました。多分、ここがねぐらなのでしょう。

72 mm, f9, 5.0s

見える花火の大きさもそうですが、音も少し遅れて届き、かなり小さいです。背後に陣取っているタープの家族は複数の犬を連れておられました。花火の音に怯えるほど大きくはないということです。

72 mm, f9, 5.0s

今回はリモートコード持参なので、チェアに座ったまま、シャッターを切っています。

72 mm, f9, 5.0s

右も左の花火も湖面に反射して良い感じ。

72 mm, f9, 5.0s

ぼちぼち、カメラの設定値を変えてフィナーレの準備をする必要があります。しかし、なんで花火は最後の部分をフィナーレというのでしょう?

72 mm, f9, 5.0s

カメラの設定値、まとめておきます。三脚固定撮影なので、レンズのVRはオフでマニュアル撮影。オートフォーカスせずに明るいうちに対岸の被写体で焦点を合わせておきます。絞り値はf9ぐらい、シャッタースピードは5.0s.

72 mm, f9, 5.0s

72 mm, f9, 5.0s

最後は設定を変更しなかったので、やはり白飛びになっている。

iPhone 12 miniで同行者が撮影した動画は後日、編集後にアップする予定です。

Biwako Great Fireworks 2024 — Part 4へと続く。
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Biwako Great Fireworks 2024 — Part 2

びわ湖大花火大会開催前日のJR大津駅前は例年通り、準備万端のようです。去年よりも14,000人分増えた有料観覧席(合計62,000人分)はただ見防止フェンスですでに囲まれている模様。

花火撮影候補地の駐車場が閉鎖される、若しくは入れない場合を考慮して、徒歩数分で撮影候補地まで移動できる駐車場を当日の12時半頃に下見しました。ここは湖岸まで徒歩数分の内湖で普段は釣り人がいるはずですが、この時間帯は暑くて誰もいない。予想した通り、駐車場には休憩中の大型トラック一台のみ。

この後、同行者を迎えに大津市中心部へ。予想に反して湖岸緑地公園駐車場は琵琶湖大橋寄りの北の方は規制しないようです。近江大橋に近い南の方はすでに警備員が配置済みで駐車できない模様。

同行者をピックアップしてから長次郎で遅めのランチ。時刻は午後2時頃。ちょっとゆとりをかまし過ぎ?

湖周道路を北に向かう途中、矢橋帰帆南橋を通過。ここはただ見するにはうってつけの場所なんですね。嫌がらせの幕で覆われている。

下見した駐車場が直射日光を遮るものがなくて、あまりにも暑いので、街路樹の植栽が豊富な湖岸緑地公園駐車場に車を移動させました。ここは花火当日の規制がない最も北寄りの駐車場。

5年前、持ってくれば良かったと思った、snow peakの折りたたみ式のチェアを今年は持参しました。

時刻は午後3時過ぎ。ここで3時間近く、待機することにしました。エアコンを効かせた車内で待機するより木陰の方が涼しくて気持ち良い。

午後6時半頃には駐車場入り口がこんなことになっている。下見した内湖の駐車場も満車の様子。

規制中の南隣の駐車場入り口にはこんな立て看板がありますが、退場する人はほとんどいない。

snow peakのチェアとカメラ機材を持って、5年前とほぼ同じ撮影地点へと向かいます。

タープを張っている家族、去年もやって来て、その教訓を活かして今年はこの辺りに陣取るそうです。この辺りの撮影地点では恐らく最も適していると思います。

到着した3時過ぎごろに我々は三脚2台を設置しておきました。この前に人が来ることはない。

今年は二種類の望遠レンズ持参。

2カ所の花火打ち上げ地点の中央が上の画像の中心部分になるはず。右上に右に倣えの滋賀県知事が写っている。

Biwako Great Fireworks 2024 — Part 3へと続く。
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Biwako Great Fireworks 2024 — Part 1

f/11, 4s, 220mm, ISO 200 Shot on August 8, 2019 at 湖岸緑地公園(志那-1駐車場)

びわ湖大花火大会で最後に花火を撮影したのは5年前の2019年8月8日。この時の撮影地は花火打上地点である浜大津の対岸となる湖岸緑地公園(志那-1駐車場)でした。今年も5年ぶりに撮影に出かけようと撮影候補地を探していますが、近くに駐車場があって撮影に適した所がなかなか見つからない。大津生まれ大津育ちの私でも苦労する。

5年前の撮影地(対岸の湖岸緑地公園)はどうかと調べると、今年は「湖岸緑地駐車場は8日午前9〜10時に順次閉鎖され、午後11時~9日午前0時に解除する」と読売新聞オンラインに記載されている。びわ湖大花火大会公式サイト交通規制(PDF)を見ると、南の近江大橋東詰辺りから北の琵琶湖大橋東詰辺りに至る湖周道路が全面的に駐車禁止、歩道上立ち見禁止。歩道からも立ち見禁止って、厳しすぎる。歩道に座って見るのは問題ないのか?

浜大津周辺の有料観覧エリアに接するところは去年に引き続き、今年もただ見防止用の高い壁が設置されているそうだし...

Biwako Great Fireworks 2017
Olympus E-P5 w/OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro
f/9, 60mm, 6s, ISO200 Shot on August 8, 2017 at 陸上自衛隊大津駐屯地

2017年の撮影地である陸上自衛隊大津駐屯地はどうかと思い、調べると今年は一般開放中止だとか。なぜ中止にしたのか、さらに調べると、「開放場所のヘリポート等老朽化により、皆様の安全確保が難しいと判断し、駐屯地一般開放は中止致します」とか言う、取って付けたような言い訳が掲載されている。安全確保上の問題と言えば、なんでも中止できる。

The Biwako Great Fireworks 2015
Shot on August 8, 2015 at 大津京駅前パチンコ店屋上

大津京駅前にあるパチンコ屋さんも屋上無料開放を何年も前にやめています。

Shot on August 8, 2013 at 夢見が丘駐車場展望台

比叡山ドライブウェイは花火開催日の特別料金が通行料に加えていつの間にか一台1万円に値上げされている。

総合的に考えると主催者である地方自治体は混雑を避けるという目的で、有料観覧席を設けると同時に無料で見れそうな公共施設へのアクセスを遮断しようとしているように見える。公的な民間施設(例えば打上会場に近いブランチ大津京など)でも当日の夕方から駐車料金を一律3,000円とか徴収するようです。混雑を避けることが目的というより、ただ見を防いで可能な限り、管理することが目的であるような気がする。

今年はどこで撮影しようか。前日の今日も撮影地未定ではありますが、やはり対岸辺りを探るしかないのか?湖岸緑地公園の駐車場は閉鎖されるので、なんとか近いところで駐車できる場所を探して、そこから徒歩で湖岸に向かうのが現実的のような気がします。

Biwako Great Fireworks 2024 — Part 2へと続く。

Otsu Matsuri Procession 2023



iPhone 12 miniで撮影した2023年度大津祭本祭午前の動画をiMovieで編集し、YouTubeにアップロードしました。第一部の動画では四宮神社前を北上し、京町通で東に向けて辻回しする様子を撮影しました。iPhoneのレンズは腰の高さ(子どもの目線)としました。釘を使わずに縄で締めた曳山は動くとミシミシと音がします。この音が何とも言えない心地よい快感をもたらします。



第二部は昼の休憩地点である駅前大通りに集まる13基の曳山を撮影しました。登り坂や宵山のお囃子に移行する曳山もあり、猩々山は停止させて粽を撒いています。

Otsu Matsuri 2023

今年の大津祭開催スケジュール:
10月1日(日)山建 9:00 ~ 15:00
10月7日(土)宵宮 17:00 ~ 21:00
10月8日(日)本祭 9:00 ~ 18:00



去年は郭巨山(釜掘山)が休山しましたが、今年は13基すべての曳山が参加するそうです。今年は4年ぶりに制限がない通常開催となると思っていましたが、滋賀県警大津署が「ちまき撒き」は道路交通法違反の可能性があるとして、道路使用許可を出す条件として、「ちまき撒き」の中止を要請したとの報道がありました。アホなことを言い出した大津署の要請は無視して、伝統行事を執り行うべきです。旧駅前通りを下りる戻り山の頃には囃子手も曳手も飲酒する人がいますが、軽車両を操る人の飲酒はどうなのってことにもなります。道路交通法を適用すること自体が矛盾の根源です。

Biwako Great Fireworks 2023

2019年8月8日、湖岸緑地駐車場から撮影(f/13, 8s, 165mm, ISO 200)

混雑を防いで雑踏事故の発生を避けるため、有料チケットを持たない我々は浜大津周辺の有料観覧席には一切、近づかないようにします。高さ4メートルのただ見防止用フェンスは目障り且つ不要ですので、どうぞ取り払うよう、お願い申し上げます。

県内外から自家用車等、公共交通機関以外の交通手段でお越しの方で、写真撮影を目的とされる場合は、琵琶湖対岸の湖周道路に面する湖岸緑地駐車場での望遠撮影をお勧めします。但し、草津市内の湖岸緑地駐車場は閉鎖されるので、湖岸下笠交差点よりも北にある無料駐車場をご利用ください。

Otsu Matsuri Procession 2022

タイムズ駐車場検索Appを頼りに大津駅周辺の空車ありのタイムズ駐車場を検索すると、見つかった駐車場が昨夕に食事したロイヤルホストのすぐ近くでした。土日祝日の最大料金が500円と格安。

今日は午後から雨の天気予報だったので、曳山が集合する天孫神社前に早めの午前9時頃に到着しました。午後2時から始まるF1日本グランプリをTV観戦する予定です。

合羽着用の狸

天孫神社前では最初の所望が行われます。鳥居のすぐ下に陣取って動画撮影することにしました。先頭の西行桜狸山がやって来る前に、所望が行われる鳥居前に集まる人は大津祭の曳山巡行を見慣れた人です。少し、遅れてやって来た人と会話して、少々驚きました。その女性は東京からやって来て昨夜から天孫神社近くのホテルに宿泊しておられるとのこと。

今年、休山した郭巨山のこともご存知でした。郭巨山のCDも所有されているマニアックな方でした。午前と午後で囃子方の衣装が変わり、通行場所と時間帯によって囃子も違うことを知っておられる。祇園祭を観るために東京から泊まりがけでやって来られる方は少なからずおられますが、全国的には知名度がないに等しい大津祭に遠路はるばるやって来るとは!

昔は雨が降る日は分厚いテント地の雨除け用の覆いを取り付けていましたが、最近は透明のビニールなので、見栄えがそれほど損なわれない。

からくりがわかりやすい西王母山。(通称、桃山)

12基すべての所望を撮影した後、大津駅に隣接する「金亀庵」で早めの昼食を終え、中央大通りに集結する曳山を撮影。

古いにも程がある江戸時代のカメラをお持ちの方がおられました。銀板写真を撮影するものだと思います。今日は複数の偏固(モノマニアック)レベルのマニアに会うことができました。

動画視聴はパケット消費するのでご注意ください。





私も小学生の頃に乗っていた郭巨山(通称、釜掘山)が今年休山したのは、町内で意見がまとまらなかったことが理由だそうです。一昨年と去年は新コロ騒動を理由に中止したのに、感染者(陽性者)数が増している今年、なぜ開催するのかわからないとのことです。尤もな意見だと思います。この町内にもモノマニアックな方(偏固)がおられるのでしょう。

そもそも存在するかどうかもわからないSARS-CoV-2を病原とする新型コロナ感染症の対策は矛盾に満ちています。3年ぶりに開催された今年の大津祭は主催する関係者も見物する人も、ほぼ全員がマスク着用でした。マスクをしない人は私以外に誰一人として見かけることはありませんでした。

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