先日、安曇川藤樹の里道の駅で開催された蚤の市で入手した年代物の座卓を解体しました。脚部に珍しい枘組みが施されていました。楔が端っこの方に途中まで打ち込まれた状態です。何のために楔の余分を切らずに残しているのか?

天板表側をグラインダーで削っていると、落書きのような彫り物があることに気付きました。船に乗ったちょんまげの人が釣りをしているように見えます。背景に富士山のような山も描かれている。土地柄から憶測すると、この座卓は中江藤樹に所縁がある寺小屋で門下生が右手で彫った絵ではないだろうか?今度、蚤の市主催者にこの座卓に関する詳細を聞いてみよう。入手先は古物業者市場「びわこ市場」だと思われます。

木工師匠に送信した画像を見てもらったところ、次のような返信をいただきました。「天板の落書き?は中国の南画、宋画によくある山小舎(屋根は欠けているような)と老子のような姿に私は見えますが…左下は田んぼか湖の借景の様なーよくはわかりませんね。」

さらに座卓に関しては、「勝手な思い込みですが、ひょっとして朝鮮家具かもしれません。とすれば絵は漢画かもです。」

私の推測では座卓が製作されたのは明治とか江戸時代まで遡るのではないかと思います。蚤の市主催者は天板の材はラワン、若しくはイチョウではないかと言われていましたが、ラワンが日本に輸入され始める大正時代よりも前ではないかと私は考えています。

半月状の座面を丸鋸とジグソーで切断した時に、微かな甘い香りがしました。樹種がわかっているもので、同じ香りがする木といえば、ヤマザクラです。

天板の表側に焦げ跡のような部分があります。表面をグラインダーで少し削ったぐらいでは消えないので、焦げ跡がある側を座面の裏側にしよう。

二枚目をジグソーで切り出しました。この辺りには割れがあります。

割れがある側を裏側にしよう。

割れはそんなに深くはなく、表側には達していません。割れはパテを埋めれば何とかなるでしょう。

Three-Legged Semicircular Stool Made of Solid Wood — Part 19へと続く。
Three-Legged Semicircular Stool Made of Solid Wood — Part 17に戻る。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

TOP