Dowl-it Model 1000

Dowl-it Model 1000

ダボを使って木材を接合させる時は、ダボを差し込む穴を意図した位置に精確に真っ直ぐ空ける必要がありますが、そんな時になくてはならないのがジグ。Dowl-it Model 1000は、開口幅2″のダボ用穴空けジグですが、実際の開口幅はおよそ52mm。空ける穴の直径は、3/16″ (5mm)、1/4″ (6mm)、5/16″ (8mm)、3/8″ (10mm)、7/16″ (11mm)、1/2″ (13mm)の6種類。

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このジグを使えば、中心線を引かなくても木材の中心に真っ直ぐな穴をドリルで空けることができます。

Dowl-it Model 1000

ジグの片側に窓が二つあり、垂直に空ける穴の中心をこの窓から確認できます。

Dowl-it Model 1000

実際にジグを使って作業している様子。猫用トイレの囲いを角ログ(1×4材)で製作しています。上の画像に写っているワークベンチの天板を接ぐ時にもダボを使ったので、このジグが活躍しました。

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直径6mmの穴を空けてダボを差し込みました。

ダボ用穴空けジグのメーカーであるDowl-itは米国ミシガン州でCliffort Wellman氏が1949年に設立した会社。思いついたものは何でも作ってしまう人だったようです。妻のためにキャビネットを製作している時、中心線に沿って複数の穴を簡単にドリルで空けることが可能なツールが作れないか考えていて思いついたのがこのジグだそうです。二つの接合部をぴたりとつければ、ドリルで空けた穴がぴたりと合い、ダボを使って接いだ木材が面一になる、そんなツールが後に特許を取得したDowl-itだそうです。

しかし、なぜこのような製品が私の手元にあり、便利に使っているのか?国内のホームセンターで見たことがなく、”Dowl-it” + “ジグ”で検索しても日本語サイトがヒットしないことから考えると、恐らく、日本では販売していないのでしょう。(他社製の類似製品は販売されているようです。)私がこのジグを入手したのはミシガン州デトロイト郊外にある木工用工具の専門店だったと記憶しています。なぜこのような製品を買ったのかは思い出せません。当時、バンブーロッドの製作に必要な工具を集めていましたが、このジグはバンブーロッド製作時に必要になるとは思えません。

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