Cyberview Resort & Spa

2014年第2戦となるF1マレーシアGPは今週末に開催されますが、クアラルンプールにF1チームクルーが到着する前に、消息を絶っているマレーシア航空MH370便の家族がホテルから追い出されるという騒動があったようです。そのホテルとはScuderia Ferrariが今週末に予約していたCyberview Resort & Spa。セパンサーキットからも比較的近い(クアラルンプール国際空港からおよそ27km、車で30分)このホテルはFerrariの定宿になっているのでしょうか。他のチームもこのホテルに宿泊するのかもしれません。

我々はマレーシアGPにも行ってみようかと思い、別のホテルを一時的に予約していました。しかし、Cat ISONをできるだけ留守番させたくないことと、観戦資金不足を理由に、今年のマレーシアでの現地観戦は断念し、すでにホテルはキャンセル済みです。マレーシア航空の飛行機が消息を絶つと言う、このような事態が発生するとは思いもしないことでした。

Lack of Noise



F1マシンは今シーズンから大幅に規則が変更となり、官能的なエンジン排気音が聞こえなくなったことが問題となっているようです。我々が現地観戦するようになった2006年から2013年までは、2.4リッターの自然吸気V8エンジンが使われていました。それが今シーズンから1.6リッターのV6ターボエンジンになり、音量と音質共に、予想通りにつまらないものになってしまったようです。市販車のようなエンジン排気音というか、レーシングカーらしくない音であることは、テレビ観戦していてもわかります。

F1マシンにとってエンジン排気音は最も重要な要素の一つであると考えるF1界のボス、Bernie Ecclestone氏は、The Ageによると、次のように言ったそうです。

I was not horrified by the noise, I was horrified by the lack of it.
(音質にぞっとしたのではなく、音がないことにぞっとした。)

エクレストン氏のこの一言で、現在の状況がわかります。レーシングカーらしい音に戻すことが可能なのかどうかはわからないけれど、シーズン最終戦までは待てないので、何とか解決策を考えようとのことです。今年のマシンはエンジン回転数が最高で15,000 rpmになっているそうですが、実際には改造市販車レベルの10,000 rpmと少しぐらいだとか。時間当たりの燃料流量制限(100kg/h)を考えると回転数を上げることができない状況を何とかすべきかと思います。

FUJI TV NEXT smart — Part 2

2014年度F1グランプリ開幕戦と同時に始まったフジテレビNEXT smartが外出時に快適に視聴できるかどうか、iPad mini Retinaで試してみました。先ずはMyスカパー!IDを取得し、パスワードを入力してスカパー!オンデマンドにログイン。SafariでフジテレビNEXT smartを選んで視聴開始。

australiagp

ちょうどオーストラリアGPのP3が始まるところでした。視聴期間中、auの電波はほとんどLTEの圏内でしたが、およそ1時間のストリーミング放送受信時に一度も音声と画像が途切れることなく、自宅のテレビで観ているかの如く快適に視聴できました。パケットをどのくらい消費しているのかは不明。約一時間の視聴でバッテリーは100%から90%に減りました。

F1 2014 Teams & Drivers



本日より2014年度F1グランプリが始まります。11チームと22名のドライバー、搭載パワーユニット(エンジン)を復習しておきましょう。今年はパワーユニットの性能が結果に大きな影響を及ぼしそうです。開幕前の現時点ではMercedes-Benz PU106A Hybridを搭載するマシンが好調のようです。

Infiniti Red Bull Racing
Power Unit: Renault Sport Energy F1-2014
Sebastian Vettel (Germany)
Daniel Ricciardo (Australia)

Caterham F1 Team
Power Unit: Renault Sport Energy F1-2014
Marcus Ericsson (Sweden)
Kamui Kobayashi (Japan)

Lotus F1 Team
Power Unit: Renault Sport Energy F1-2014
Romain Grosjean (France)
Pastor Maldonado (Venezuela)

Scuderia Ferrari
Power Unit: Ferrari
Kimi Räikkönen (Finland)
Fernando Alonso (Spain)

Marussia F1 Team
Power Unit: Ferrari
Max Chilton (UK)
Jules Bianchi (France)

McLaren Mercedes
Power Unit: Mercedes-Benz PU106A Hybrid
Kevin Magnussen (Denmark)
Jenson Button (UK)

Scuderia Toro Rosso
Power Unit: Renault Sport Energy F1-2014
Jean-Eric Vergne (France)
Daniil Kvyat (Russia)

Sahara Force India F1 Team
Power Unit: Mercedes-Benz PU106A Hybrid
Sergio Perez (Mexico)
Nico Hulkenberg (Germany)

Mercedes AMG Petronas F1 Team
Power Unit: Mercedes-Benz PU106A Hybrid
Nico Rosberg (Germany)
Lewis Hamilton (UK)

Williams Martini Racing
Power Unit: Mercedes-Benz PU106A Hybrid
Felipe Massa (Brazil)
Valtteri Bottas (Finland)

Sauber F1 Team
Power Unit: Ferrari
Esteban Gutierrez (Mexico)
Adrian Sutil (Germany)

追記:P1が終了しました。ターボエンジン特有の低い音が印象として際立ちました。エンジン最大回転数が18,000 rpmから15,000 rpmへと下がり、去年までのあの甲高くて官能的なエンジン排気音がなくなり、音質が変わっただけではなく、音量も小さくなったようです。近くで観ていても耳栓不要であり、会話もできる程度であるとか。F1マシン同様に今年からターボエンジンを搭載するスーパーフォーミュラのシェイクダウンの時に音量が小さくなったことは気付いていましたが、現地観戦での楽しみの一つが消えたように思います。

Singapore GP 2014 Early Bird Tickets Go on Sale on March 12

2014年F1シンガポールGPの早割価格が昨夕、公式サイトで発表されました。発売は1週間後の3月12日午前10時(JST)だそうです。4月30日まで販売される早割価格でのチケットは、5月1日以降の通常価格と比べて最大25%引きになります。去年とは異なる点を下に列記しておきます。

  • 新たに3つの日替わりチケット(コンビネーションパッケージ)が発売される。
  • 一度に4枚以上のチケットを同時購入した場合に適用されるグループ割引が、これまでのPit、Padang、Bay各グランドスタンドに加えて、ConnaughtとEsplanade Waterfront各グランドスタンドのチケットにも適用される。
  • Zone 4ウォークアバウトのチケット(席なしチケット)の一日券が早割チケットの発売と同時に発売される。(但し、割引はない。)
  • Esplanade Waterfrontグランドスタンドの通常価格が前年度の価格と比べて14%、安くなる。他の3日間通しチケットの通常価格は前年度と同じ。

余興部門(サーキットパーク内で開催されるコンサート)に関しては、そのうちに発表するとのことですが、一部のアーティストが早割チケットの発売と同時に発表される可能性もあります。

Honda RA272 and SF14 Shakedown Movies

大幅にUIが変わったiMovie 10.0に慣れるのに少し、時間がかかりましたが、ようやく先日の「2014年モータースポーツファン感謝デー」で撮影した動画の編集ができましたので、YouTubeにアップロードしました。Honda RA272の水冷V型12気筒エンジンの音はこんな感じで、重低音から高音まで音の帯域が広いと思います。

過給器を搭載した今年のSuper Formulaのマシン、SF14はこれまでのような甲高いエンジン音ではなく、改造した市販車エンジン音のようです。

「永遠のライバル対決 星野一義 vs 中嶋悟」では去年のSuper Formulaのマシン、SF13を使って行われましたが、こちらのマシンの方がエンジン音が甲高くて私の好みです。

SF14 Shakedown

先月、富士スピードウェイで予定されていたSuper Formulaの公式合同テストが積雪のため、中止となり、先週末土曜の「モータースポーツファン感謝デー」で、試験走行が行われることになりました。我々は、大幅にエンジン規格変更となった今年のマシン(SF14)を間近で見ようと、パドックエリアに陣取りました。(シェイクダウン試験走行が始まる直前まで、2コーナーの激感エリアで写真撮影しようと考えていましたが、小雨が降り始めたため、屋根があるピットビルの3Fホスピタリティーテラスへと移動しました。)

前半は赤旗中断の時間が長く、マシンが次々とピットに戻ります。直列4気筒ターボエンジンを搭載した新マシンのデザインは、より洗練されているように思います。

ピットビルは感謝デーの時ぐらいしか来れないので、この角度から写真を何枚も撮影しています。各チームはウェットタイヤを装着。

気になるエンジン音は?控え目で燃費に良さそうな音でした。甲高い去年のSF13と比べると、低音主体でちょっとつまらない音という印象を持ちました。ターボエンジン特有の音だとすれば、今年のF1マシンも同じ傾向の音なのでしょうか。

Honda RA272

今週末、鈴鹿サーキットで開催された「2014年モータースポーツファン感謝デー」に登場したHonda RA272。1965年のメキシコGPで日本車として初めてF1で優勝したHonda製マシンです。

展示車は見たことがありますが、48バルブ、1,495.28ccの水冷V型12気筒エンジンの音を聞くのも、サーキットを走行するところを見るもの初めてなので興味津々。この往年の名車を操るのは山本尚貴選手。

車体にはGINTHERの文字があります。正に1965年メキシコGPで優勝した方のマシンなのでしょう。その時のドライバーはアメリカ人のRichie Ginther。

Singapore GP 2014 Early Bird Ticket Pricing Will Be Published on March 5

例年よりも早割チケットの発売時期が遅くなっているシンガポールGP観戦チケットは、価格が3月5日(水)に発表されるそうです。発売も同日と考えて良いと思います。日本グランプリのチケット発売が東コースエリア(高級チケット)で3月9日(日)ですから、今年は日本グランプリとシンガポールGPのチケットが同じ週に発売されることになりそうです。尚、日本グランプリの観戦チケット価格はすでに発表されています。

今年は残念なことに、2名の日本人ドライバー(伊沢拓也と佐藤公哉)が参戦するGP2シリーズは、シンガポールではなく、3週間後のソチで開催されるようです。

FUJI TV NEXT smart — Part 1

3月14日(金)の2014年F1シーズン開幕と同時にF1中継でお馴染みのフジテレビが「日本初!24H総合編成インターネット有料チャンネル」となる「フジテレビNEXT smart」を開局するとのことです。CS放送の「フジテレビNEXT」と同様に、金曜(モナコGPは木曜)の練習走行から日曜の決勝までの全セッションを同時に完全生中継するそうです。開局記念として3月14日(金)〜3月31日(月)は、会員無料お試しキャンペーンを実施。

インターネットチャンネルということですから、ネットに接続できる環境とiPhoneやiPadなどの対応端末さえあれば、ネットで申し込めば、いつでもどこでも視聴できます。但し書きを読むと、本当に「どこでも」ではなく、視聴できるのは「日本全国」に限定されるようです。(端末のグローバルIPを判定して地域判定を行う。)したがって、海外現地観戦時は視聴できないことになります。また、日本国内であっても電波強度の都合上、Wi-Fiを推奨するそうです。LTEで視聴すれば、すぐにパケット上限に達しそうではあります。

対応端末にはMacやiPhone、iPad以外にネット対応デジタルテレビも含まれるとのことで、スカパー!オンデマンドの推奨環境で調べてみると、シャープ(アクオス)DZ3が含まれています。LANケーブル未接続ではこのテレビで視聴することはできないので、F1開幕第1戦のオーストラリアGPまでにケーブルを接続しておこうと思います。

4月からの価格は月額1,200円(税抜き)とのことですが、「既にスカパー!でフジテレビNEXT加入済みの契約者は無料」であり、「スカパー!オンデマンドIDへの登録が必要」とのことです。

Start Times Confirmed for the 2014 Season

2014年F1各グランプリのレース開始時刻が発表されました。開催10年目となるバーレーンGPは、レース開始時刻が夕方の6時となり、アブダビGPと同様に、黄昏レースとなります。レースが終了する頃には暗闇になるので、サヒールのサーキットでは照明装置が取り付けられたそうです。

シンガポールGPは今年もレースが午後8時開始のナイトレース。唯一のストリートナイトレースとしての地位は変わらず。

RUSH

1976年のF1グランプリを舞台に性格と趣向が対照的な二人のレースドライバー、Niki LaudaとJames Huntを主人公にした実話にもとづく、Ron Howard監督の映画、"RUSH"が2月7日に封切りとなりました。この映画については、去年のF1中継で何度か話題となり、機会があれば観てみたいと思っていました。

去年のモナコグランプリでLotusのKimi RäikkönenがJAMES HUNTと刻まれたヘルメットを着用していて、F1界のボス、Bernie Ecclestoneのお叱りを受けてから特に興味を持っていました。このヘルメットは、映画の宣伝をしていたわけではなく、James Huntのグランプリ参戦開始40周年を記念したものだそうです。しかし、JAMES HUNTの名が刻まれたヘルメットを見て、私のように"RUSH"に関心を抱く人がいるでしょうから、やはり、意図したものではなくても結果として宣伝効果があったと思います。

F1中継をテレビで観ている人なら誰もが知っているであろう新作映画ですが、封切り4日後の2月11日祝日の映画館の入場者は予想通り、少ない。我々を含めて、数名程度でした。

1970年代のF1と現在のF1で最も大きく異なることはテスト走行中を含む死亡事故の発生件数であり、安全性です。この映画の舞台である1970年代は、F1ドライバー死亡事故発生件数が8件もありました。事故の多くがクラッシュ後の火災によるものだそうです。2000年代は0件。現在のF1では命を掛けているドライバーはいないと思いますが、当時は命を掛けざるを得ない危険なスポーツであったのだろうと思われます。当然ながら集まるドライバーも現在とは違ったはず。

放送に不適切な表現(英語版)がたくさん出てきます。煙草を吸ったり、お酒を暴飲したり、レース直前にゲロを吐いたり。F1といえば、大富豪の御曹司が時速300キロの世界で、人為的に作った過度のストレスを楽しんでいるというイメージが私にはありましたが、この映画を観て印象が変わりました。

慎重な性格のNiki Laudaは、顔と肺に大火傷を負った、雨のドイツGPで開かれたドライバーズミーティングで、レースの中止を訴えましたが、James Huntなどのドライバーの反対多数でレースは開催されたという経緯がありました。富士スピードウェイで雨の中、初開催された1976年最終戦の日本グランプリでも、重症から奇跡的に回復してグランプリに復帰していたNiki Laudaは途中でレースを棄権。1点差でJames Huntがワールドチャンピオンを勝ち取るという劇的なグランプリとなりました。

映画を観た後にプログラムを読んでいると、もう一度観たくなる、そんな映画だと思います。(読み応えのあるプログラムは、映画を観る前に読んだ方が良い。)加工した当時の映像と新たに撮影した映像が途切れることなく繋がっていて、どのカットが40年近く前のものなのかが区別できないほど。一部、CGが使われているようですが、ほとんどは当時のF1マシーンを実際に使って、撮影したそうです。エンジン排気音も本物。映画館で観ると迫力あります。

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