Firewood Collection 2024 — Part 6

伐倒師匠と家具製作師匠が伐倒伐採する堰堤区間の小枝を土手上に引き揚げる作業を手伝いました。

この堰堤区間にあった小枝は3時間ほどの作業で、ほぼすべて土手上に引き揚げることができました。河川敷で小枝を束ねる作業を家具製作師匠が行い、私は土手上に小枝の束を引き揚げる作業を担当しました。

小枝を束ねて土手上に引き揚げる作業に必要なものは、二人の体力以外に細くて短いロープ数本と太くて長いロープが一本、そしてこの特殊工具。

細くて短いロープは小枝を束ねるのに使い、太くて長いロープ(13メートル)はシャックルを経由してこの特殊工具に繋がっている。シャックルを使うのは恐らく、太くて長いロープを別の工具に連結させるためだろう。

上の画像のようにレバーを操作して滑り止めの歯が付いている、開いた溝部分に細い方のロープを入れて挟むことにより、径の異なる二本のロープを結ぶ必要がないという、優れ物。この特殊工具は伐倒師匠に借りたものですが、工具収集癖がある私は何としても手に入れたいと思い、複数の大型ホームセンターや特殊工具を取り扱う金物屋などで尋ねましたが、見つからない。そもそも工具の名称がわからず、画像もなかったので、探しようがない。

作業現場で画像を撮影し、画像検索したら見つかりました。NGK(永木精機)製SDカムラーという商品がヒットしました。Amazonでの販売価格は15,215円也。商品名は「カムラー」のようです。

特殊工具だから高価なことは理解できますが、私には手が出ない。調べると、この工具は電設工事などでワイヤーを挟んで固定し、ワイヤーを引っ張る張線器として使用するらしい。河川敷で束ねた小枝をロープを使って3メートルほど土手上に引き揚げるという本来の用途とは異なる使い方をしているので、説明しても見つからなかったのでしょう。いずれにしてもこのような特殊工具は個人が所有するものではなく、会社や個人事業主が所有するものではないかと思います。

さらに調べると仕様が同等の類似品が安価で販売されているのがわかりました。命綱を挟むわけではないので安価な輸入品でも良いだろう。

これ、シャックルと言うそうです。

Firewood Collection 2024 — Part 7へと続く。
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