Nikon Df Hands-on

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保証期間内ならニコンプラザでローパスフィルターを無償で清掃してもらえると知り、以前からローパスフィルター上の小さなキズも気になっていたので、購入後一年が経過する前に大阪駅前(ヒルトンプラザ ウエスト13F)のニコンプラザを訪問し、カメラ(D7000)の点検とローパスフィルターの清掃をお願いしました。Amazonから購入したこのカメラの国内保証書には購入年月日と販売店名が記載されておらず、それを証明するためにその場でiPhoneからAmazonのアカウントサービス、購入履歴を開き、窓口の人に見せました。保証期間経過後は有償(¥1,000)での清掃になるそうです。

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絞り優先オート(f/22)で試験撮影した画像を見せてもらいました。ローパスフィルターの清掃前の画像が上、清掃後の画像が下。ホコリはないと思っていましたが、上の画像には小さなホコリが10個以上も写っていました。それがすべて綺麗に清掃されて、下の画像には確認できるホコリは一つもありません。自分でやればこんなにも綺麗にクリーニングできないだろうと思います。

気になっていたローパスフィルター上の小さな筋状のキズですが、これはカメラの購入時からあったようです。使用上、何ら問題はないそうです。仕様範囲内ということで出荷したものですとのことでした。自分でローパスフィルターのクリーニングをする人しか気付かないような小さなキズであり、もうすぐ入手後、一年が経過するので、キズには気付かなかったことにします。購入直後であれば、部品交換になったかもしれません。

Nikon Df

11月5日に発表されたNikonの新しいカメラ、ブラックとシルバーのDf各一機が展示してありました。手にした時の第一印象は、思っていたよりも大きくて軽いということ。(このカメラには動画撮影機能がないので、マイクやスピーカー、大きな充電池が不要なのでその分、軽量化することができたのだと思います。)質感は予想と期待通り。装着してある交換レンズ(AF-S Nikkor 50mm f/1.8G Special Edition)が約190gと軽量であることが思いの外、このカメラは軽いと思わせる原因の一つであることは間違いありません。

Nikon Df

11月28日にカメラと同時発売されるスペシャルエディションの単焦点、VR(手ブレ補正機構)なしのレンズ外観はシルバーのカメラボディーにマッチさせてあり、よく似合う。ボディーは私には高くて買えないけれど、この単焦点レンズは彗星撮影と静物撮影用として購入を検討中です。何れの被写体もマニュアルフォーカスで撮影したいと思っているので、ピントリングの動きを手に取って試してみました。スペシャルエディションがベースにしているAF-S Nikkor 50mm f/1.8Gはピントリング回転方向に大きな遊びがあり、微妙なピント合わせには使い辛いことがありますが、スペシャルエディションの方は、適度な遊びでこれなら厳密なピント合わせに使えるだろうと思いました。

個体によって遊びは違うかもしれないと思い、ローパスフィルター清掃を担当してくれた人に尋ねてみると、これら新旧二つのレンズで使用しているレンズ構成は同じだけれども、鏡筒部やピントリングの素材と仕上げが異なるので、ピントリングの動きも異なるかもしれないとのことでした。また、個体による違いではないだろうと言われていました。この新しいレンズはオートフォーカスよりもマニュアルフォーカスでの撮影により大きな重点を置いて製作されたものではないかと私は感じました。

Nikon Df

背面から見て右側のシャッタースピード、レリーズモード、露出モードの切り替えは金属削り出しのダイヤル。電源のオン、オフはリリースボタン外側の金属製ダイヤルを回転させる方式。家電品のようなスイッチオンではなく、機械的なターンオン。シャッターリリースボタン内側に溝が切ってあり、機械式のケーブルレリーズが使えるのがクラシックな感じで良い。(ボディー側面にアクセサリーターミナルがあるので、リモートコードMC-DC2も使用できます。)

Nikon Df

露出補正とISO設定値は電源を入れなくてもダイヤルを見ればいつでも確認できる。金属製ダイヤル上面の表示は刻印して色入れが施してある。滑り止めローレット加工も美しい仕上げ。機械式ダイヤルを回転させた時のクリップストップの感触は精密機械そのもの。MADE IN JAPANの表示が誇らしげに刻印してあります。

Nikon Df

ガラスペンタプリズムを使用した視野率約100%の光学ファインダーはEVFと比べるとやはり見易い。3.2型低温ポリシリコンTFT液晶モニターは約92万ドット。撮影メニューの文字が大きくて見易い。(ちょっと大き過ぎるほど。文字の大きさからこのカメラの主なターゲットがわかる。)インターバルタイマー撮影も可能。

Nikon FM10

実機を手にして感じたこと、それはこのカメラが単に懐古主義に陥ったクラシックカメラのデジタル版ではないということ。現在も販売されている上のフィルム一眼レフカメラ、FM10のデザインとはまるで違う。

9 thoughts on “Nikon Df Hands-on

  1. [http://www.flickr.com/photos/ulldefalco] The camera will be on sale on November 28, 2013. I just had an opportunity to try the camera at Nikon Plaza in Osaka. I think it’s a great camera for Nikon enthusiasts who have old Nikkor lenses.

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