Watch the Keynote live.

今夜(太平洋時刻午前10時、日本標準時午前2時)のスペシャルイベント、Steve Jobsの基調講演がビデオのライブストリーミングで配信されるようです。イベントを主催するAppleが自らストリーミング配信するのは初めてのことでしょうか。私の記憶にありません。Apple USサイトに既にバナーが見えます。ストリーミング開始時刻になると、クリックできる状態になると思われます。

iPhone 4発表時(WWDC 2010)にサーバーに大きな負荷がかかり、基調講演の進行に支障を来したという事態が発生しました。ブログで基調講演の内容を配信する人に対して、MiFiベースステーションやWi-Fi機器の電源を切り、MacBookは片付けるように指示していました。今回のライブストリーミングは、そうした事態が発生しないように配慮した結果なのかもしれません。

わくわくしながら、深夜に噂系サイトが配信する文字と画像ベースのストリーミングを読み、起床すれば、Appleのサイトに公開されたQuickTimeビデオを視聴するという、これまでの楽しみ方が変わりそうです。会場にいる報道関係者と同じようにリアルタイムでSteve Jobsの基調講演に参加できるようになります。iPhone、iPod touch、iPadでも観れるそうですから、ソファでくつろぎながら、あるいはベッドで横になりながら視聴することができます。

(9月2日午前追記)もうすぐ始まるライブストリーミングは、新しい巨大データセンターの負荷テストを兼ねているそうです。今日、発表されるであろう$0.99のテレビ番組レンタルサービスは、このデータセンターから配信されるそうで、今日のライブストリーミング自体がその新しいサービスのデモになるとか。現在、各国のオンラインストアは”We’ll be back soon.”になっています。

ライブストリーミングが始まりました。Eric ClaptonがBGMで流れています。

(9月2日午後追記)ソファーで横になり、SHUREのカナル型イヤホンをiPadに挿し、今回のiPod新製品発表基調講演を視聴しました。途中で数回、映像と音声が途切れることがありましたが、生放送の緊張感と会場の臨場感を楽しむことができたのではないかと感じます。

ハードウェア新製品に関する私なりの雑感をいくつか書いてみます。
iPod shuffle: 第2世代に戻ったようなデザインで、新鮮味に欠ける分、お値段は¥5,800から¥4,800に大幅ダウン。本体にコントロールパッドが復活しましたが、先代のものと比べて18%大きくなって、操作が容易になったそうです。shuffleはオンラインストアで無料刻印サービスを利用し、さりげなく贈るギフトとしては最適な製品ではないかと思います。

iPod nano: shuffleよりも少し大きな正方形に近い長方形(H38.5 x W40.9 x D8.78mm)でタッチパネルになりました。小さくなったけれど、ドックコネクターは健在。黒いフレームが目立つ、Appleらしくないデザイン?カメラ非搭載で、動画撮影機能が割愛。

iPod touch: 月々の基本使用料が発生しない、契約不要のiPhone 4という表現がわかりやすい。iPhone 4と同じRetina Displayが搭載されました。FaceTime用の前面カメラの性能は、iPhone 4と同じようです。(そこは差別化しては行けない部分かもしれません。)しかし、背面カメラの静止画撮影機能に関してはiPhone 4が5メガピクセルに対し、iPod touchは960 x 720と差別化しているようです。(厚みを考えるとiPhone 4と同じ裏面照射センサーが搭載できなかったのかもしれません。)さらに、LEDフラッシュもiPod touchには非搭載です。

来年春に契約期間が満了するまでiPhone 3Gを使い続け、その代わりにiPod touch新製品を購入しようかと密かに考えていました。しかし、性能、機能面でiPod touchがiPhone 4に対して劣っている部分はあっても優れている部分が何もないとすれば、再検討しなければなりません。iPod touchがiPhone 4に対して優れていると私が思うのは、背面が鏡面仕上げステンレススチールであるという点と、厚みがより薄いということでしょうか。(iPhone 4の厚みが9.3 mmであるのに対し、iPod touchは7.2 mm)

Apple TV: 日本では$0.99のレンタルサービスが提供されないようなので、何もコメントすることがありません。

今回のスペシャルイベントで最も革新的であると私が感じたのは、iPadで視聴できるライブストリーミングです。(若干の皮肉が込められています。)

4 thoughts on “Watch the Keynote live.

    1. 筆者 様

       筆者様は、ワクワクするもの有りましたか? 私はApple TVにぐっと来ました。発売されたら買って、家の40インチのテレビに繋ぎたいと思っています。

       iPod 関連は、正直、余り興味がないのと既に、長ーくiPodクラッシック(160G)と一緒なので、他のiPodに興味が湧かないのが本音です。確かにiPod TouchもiPhoneと同じ操作で使えるので、便利なのかも知れませんが、メモリー容量が少ないので、ずぼらな私は、iTuneの中の音楽映像を全てiPodに詰め込む私にとっては少しもの足りません。ま、その他にiPhoneでもiPadでも同じ機能があるので「ま、いいか・・」の考えもあって、余計に買う気が起こらないのかも知れません。

       今回、MacAirの新機種が出ると思っていたのですが、出ませんでした。多分、追っかけ出て来ると思います、確実に。多分、多くの方が飛びつく仕様と思います。

      Jim,

      1. 追記で皮肉まじりの雑感を書きましたが、新製品に関してはワクワク感が少なかったように思います。ColdplayのChris Martinが登場し、ライブで視聴できたことが私にとっての”one more thing”でした。

      2. 筆者 様

         筆者様が、皮肉混じりで書かれた事は、確かにそうですね。私も、筆者様のご提案(?)通りに、昨日、会社での部門飲み会+二次会終了後、会社の宿舎に帰って来て、ベッドでごろ寝しながらiPadで見てましたが、睡眠薬(お酒)が効き過ぎたのか(笑)、見ている間に寝てしまいました。でも、何のカクカク動作もなく綺麗にそしてスムースに見る事が出来たのには、感動しました。

         後は、iOSが11月にリリースされるのが楽しみの一つでもあります。

        Jim,

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