ティップが折れてしまったJ. Baileyの7’0″ #4-#5の修復がほぼ完了し、全長が少し短くなったけれども、私としては思い入れがあるこの2本目のバンブーロッドが4年ぶりに蘇りました。新たに取り付けたトップガイド下の装飾用ラッピングにナイロン製のスレッド(GUDEBROD A5274)を巻いて、Flex Coatでコーティングした結果、オリジナルのように透明にはなりませんでした。透明にするには薄い色のシルクスレッド(絹糸)を巻くと良いそうです。手元に絹糸はないので、次回は絹糸を入手して試してみようと考えています。
ついでにゼミクリップを加工した自作のフックキーパーを取り付けました。
記憶が曖昧ではありますが、このロッドは1996年か1997年にミシガン州ロチェスターにあるPaint Creek Outfittersという釣具屋さんで、バンブーロッド製作のためのお手本として購入しました。その後、バンブーロッドは未だに製作しておらず、このロッドはお手本というより、フィールドで実際に使用するお気に入りの一本になりました。折れた竿先は崖の下に落ちていったので、修復は不可能であると思っていました。短くして治すという発想がなかったからです。
バンブーロッドらしいスローアクションなので、キャスティングは決して容易ではありませんが、言葉で表現するには難しい不思議な魅力がこのロッドにはあります。