Andromeda

右少し上の方にアンドロメダ星雲が写っています。梅雨明けの東の星空を三脚に固定させたNikon D90 w/Nikkor 18-105mm F3.5-5.6G ED VRで試写してみました。距離計がないレンズなので、星空の撮影には不向きと決めつけていましたが、そんなことはないようです。

木星が見えていたので、望遠端にして光学ビューファインダーを覗きながら、マニュアルで合焦。ピントリングは無限遠から少し戻したところで合焦します。ライブビューで拡大する方法もありますが、Nikon D90の場合は明るい星が見えているのならOVFを覗く方が容易にピントを合わすことができるみたいです。(望遠ズームレンズだからできることですが。)

ズームリングを広角端(18mm)に戻して25秒間の露出。上の写真はトリミングしてあります。ISOは1600まで上げても、目立ったノイズはありません。二枚の写真は、元となるRAWファイルは全く同じものですが、Apertureでの調整を変えることで、確認できる星の数、アンドロメダ星雲の写り具合が随分と異なります。下の方の写真は、カシオペア周辺、上下に天の川がうっすらと見えます。

このレンズは来月のペルセウス座流星群の撮影に使用できそうなことがわかりました。

2 thoughts on “Andromeda

  1. 筆者 様

     綺麗な写真ですね。筆者様の家の庭(?)から撮影されたものだとしたら、非常に空気の綺麗な所ですね。私の住んでいる国の「都会」では、まず無理ですね。何せ、等級の明るい星しか見えませんし(地上のひかりが強いためだと思います。勿論、空気も良くありませんので、相乗効果で見えない・・)望遠でこの様な星を撮って見たいものです。

    Jim,

    1. 入り口のドアを開けてすぐのポーチに三脚をセットして撮影しています。肉眼でもかなりの星が見えます。大津市内と言っても、端っこの方ですから光害は少ない方です。特に撮影した日は、自宅すぐ前の街灯(防犯灯)の蛍光灯が切れていて、梅雨明けで晴れていたという好条件に恵まれていました。

      換算27mmの広角端であれば、露出25秒で星が大きく流れることはありませんが、望遠端で撮影すれば、日周運動で星が流れてしまいます。点で撮影しようとすれば赤道儀を使って追尾する必要があります。望遠になればなるほど高い精度が要求されるので、私はまだ赤道儀の導入には至っていません。天文少年だった頃はPentax SPを赤道儀付きの望遠鏡に載せて、手動で追尾していましたが、その赤道儀はもう手元にありません。

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