Firewood Collection 2023 — Part 4

伐倒した数本の枝を落とし、太い幹は短めに切断して、石垣の近くに運びました。

ヤシャブシの実

これがヤシャブシの実。熱帯魚の水槽に入れた水をブラックウォーター(実際は茶褐色)にする際に使用できるそうです。

根元に近い太い幹には師匠に借りたロープを巻いて、引きずるようにして引っ張ると楽に石垣近くまで運べます。

水辺に細いヤシャブシがまだ数本残っていますが、すっきりしました。

今日、最後に根元近くで切断したヤシャブシは根元付近で直径25センチぐらいはありました。樹齢は30年ぐらいでしょうか。使用後は毎回、目立てするチェンソーは良く切れます。

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Husqvarna 236e Brake Assembly

エンジンはかかるけれどチェーンが動かないというHusqvarna 236eが、クラッチカバーを外した状態で持ち込まれました。クラッチカバーを元に戻そうとしても、ブレーキバンドが小さくなっているので元には戻らない。この状態でどうやってクラッチカバーを外したのか?

チェーンが動かない原因は、ブレーキがオンになっていてチェーンがロックされていること。ブレーキの構造を理解せずに使う人によくあることかもしれません。クラッチカバーは摩擦熱で焼けた様子はないので、チェーンロック状態で無理にエンジン回転数を上げるようなことはしていないようです。

クラッチカバーを外した状態でブレーキを解除しようとしましたが、解除できない。スプリングを取り外してブレーキが機能しないようにすることにしました。ブレーキ機能がないと、キックバック発生時にチェーンの回転が停止しないので危険ではありますが、キックバック発生時は通常ならスロットルから指を離すので、チェーンの回転は停止すると思われます。丸鋸のブレーキと異なり、ブレーキが効かないといつまでも刃が回転することはありません。

ブレーキバンドのカバーはT20トルクスネジ3本で固定してありました。トルクスネジが使われているパーツは素人が分解するなということを意味します。案の定、取り出したスプリングは元に戻せなかったので、ブレーキ機能なしとしました。

後で、私が所有する同じモデルで、ブレーキオンの状態でスプリングの着脱を試みたところ、成功しました。コツがあるとすれば、マイナスドライバーでスプリングを上方向に湾曲させた状態で、溝に押し込んで、ブレーキバンドのカバーを元に戻すこと。それと、ブレーキオンの状態でクラッチカバーを斜めに被せて、ノブを少し締めてから、フロントハンドガードを後ろに引いてブレーキを解除することでしょうか。

ブレーキオンの状態でクラッチカバーをこじ開けたのは、お隣さんの仕事仲間だそうで、春にWeimall AA07C Chainsawをワヤにした同じ人でした。あの時も同じことをしてクラッチカバーを摩擦熱で破損させており、今回と同様に、ブレーキなしとしました。ブレーキを解除せずにエンジンを回転させようとして、チェンソーを壊す「ワヤ爺」と名付けよう。

Husqvarna 135e

お隣さんからHusqvarna 135eを預かりました。このチェンソーはお隣さんが親しくしているとある団体の所有物だそうで、メンテナンスを依頼されました。135eの取扱説明書を読むと、標準ガイドバーの長さは350ミリ、推奨ガイドバーの長さは350〜400ミリと書いてありますが、なぜか300ミリの短いガイドバーが取り付けてありました。

135eは4年前に236eを購入した時に比較検討したモデルです。236eが19,800円であったのに対し、135eは1万円高い、29,800円でした。ホビーソーとしては当時、人気があったモデルです。

同じHusqvarnaのDIY用チェンソーでも構造が随分と異なります。チェーンオイルの出方が今ひとつで潤滑不良の状態でした。長さが推奨外のガイドバーが原因かもしれないと思い、お隣さんが個人所有する236e用の350ミリのガイドバーに交換したら少し改善されたように思います。ガイドバーのオイル孔、レール溝も掃除したので潤滑不良の原因は孔と溝が詰まっていたことかもしれません。

Firewood Collection 2022 — Part 4

斜めお向かいさん別荘宅の常緑樹を一本、Husqvarna 135eを使って伐倒しました。

年輪を数えると、樹齢30年ぐらいの常緑広葉樹であることがわかりましたが、樹種は不明。母家ログハウスの築年数と大体同じ。

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Firewood Collection 2022 — Part 3

河川敷に集めた伐採済みの木材を手動式のチェーンブロックを使って、師匠が引き揚げていました。私もチェーンブロックが欲しいと思っていますが、使用頻度はそれほど多くはなさそうです。

河川敷と林道の高低差は3メートル近くはあります。

前日に玉切りしたヤシャブシの幹。

シルキーメバエに付属する鞘をベルトに通しておくと便利。

Husqvarna 236e、使用後は必ずメンテナンスすると、快適に使えます。このモデルもチェーンオイルの潤滑不良が起こりやすいように思います。ガイドバーの孔や溝を頻繁に掃除する必要があります。

玉切りした伐採済みの木材を車に積み込みます。

積み込んだ木材は3往復ぐらいして自宅に運びました。

小さな軽自動車ですが、ジムニーよりも一度に多くの木材を運ぶことが可能。

立った状態でチェンソーを始動できるようになりました。

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Firewood Collection 2022 — Part 1

今シーズンの薪集めが始まりました。今年もご近所さんが滋賀県河川課に樹木伐採申請をされているとのことを知って、現場に向かいました。

今シーズンはこの辺りで作業されていました。私が伐採作業に参加するのはおよそ2年ぶり。

2年前に使用されていたエンジン式ウィンチ(ひっぱりだこ)はクラッチが故障して修理不能となり、今年は0.5トンのチェーンブロックを使用されていました。滑車と梃子の原理で重い木材も軽々と引き揚げることができます。私もチェーンブロックが欲しいと思いますが、使う機会があまりない。使うとすれば伐倒した樹木の抜根とか?

チェーンソーのエンジンを始動させる時、私はこれまでチェーンソーを地面に置き、ハンドル部分を左足で踏み抑えながら、右手でスターターロープを引っ張るという基本的な方法を採用していました。これを繰り返すと、腰が痛くなる。チェーンソー使用歴20年を経てもビギナー同然のままでは格好悪いし、腰痛の原因ともなるので、立ったままエンジンを始動させる方法を師匠に伝授してもらいました。

左手に持ったチェーンソーを下げると同時に右手に持ったスターターロープを思いっきり素早く引けば、エンジンを始動させることができました。コツがあるので練習して体得するのみ。

細い枝は新たに入手した刃渡り270ミリのSilky Mebaeで切断。

今日はちょっと控えめに伐採したヒメヤシャブシを持ち帰りました。

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Firewood Collection 2021 — Part 2

薪小屋の横に伐採した広葉樹が数本置いてありました。多分、お隣さんが置いたものでしょう。薪ストーブに入る長さになるよう切断しました。

メンテナンス済みのチェーンソー、エンジンがすぐにかかり、よく切れます。この薪を燃やすのは再来年以降になります。

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Hinoki Stump Stool

大津市配布の薪用原木の中に檜の丸太が一本、含まれていました。それぞれが高さ40センチぐらいになるよう、二本に切断した後、切断面が水平になるように加工しました。

卓上スライド丸鋸用の補助ワークベンチに丸太を載せて、2枚の2×4材で丸太を挟むようにしてクランプで固定。

墨線に沿ってチェンソーで切断しました。

薪ストーブに薪をくべる際にこの丸太に腰掛けます。


Firewood Collection 2020 — Part 7

台風で折れたコナラの枝処理作業を手伝いました。枝打ち作業では重いHusqvarna 236eは使えないので、TOSHIBAの電気チェンソーを用意しました。

いつもの建築士さんトラックの助手席に乗せてもらい、同じ地区内の別荘宅地へ。

枝打ちするのは中央の二本。超広角レンズで撮影したので、低木に見えるかもしれませんが、高さは7メートル以上はあります。

左側の折れている枝、かなりの太さです。根元から伐倒した方が容易ですが、枝打ちとなれば、木登りする必要があります。

半日あれば、作業終了かと思ってましたが、実際には一日仕事になりました。私は主にエンジンチェンソーで玉切り担当。

コナラは薪としては最適。

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Firewood Collection 2020 — Part 6

道を挟んだお向かいさん別荘敷地内の樹木が伐倒、枝打ちされました。

木に登っているのは造園屋さん。

電話線と光ケーブルに接触していたコナラも枝打ちされました。

枝打ち、伐採された木。太い枝と幹は我々がいただくことになりました。

私はいつもレギュラーガソリンと2ストロークエンジン用オイルを50:1の比率で混ぜた燃料を1Lのガソリン携行ボトルに保存しています。携行ボトルの収容量は0.9Lなので、オイルはおよそ18ML。

後日、チェンソーで太い枝と幹を玉切りし、道を渡ってすぐの自宅敷地内に持ち運びました。

上の方の白っぽい木が、今回玉切りしたもの。写真撮影後、さらに上に積み上げました。ありがたいことに薪置き場が足りなくなったので、近々、増設する必要があります。

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Firewood Collection 2020 — Part 5

先日、伐倒したヒメヤシャブシの枝を回収しました。切断面がオレンジ色なので、私はハンノキだと思っていましたが、偏固親分によると、ヒメヤシャブシだそうです。ヒメヤシャブシもハンノキ属に属するので何れにしても近縁種であることは間違いありません。

ヒメヤシャブシ(A. pendula)をWikipediaで調べると、「日本海側や雪の多い地帯や高山にまで分布し、ヤシャブシに比べ葉が細長く、側脈が20対以上とより多くある。江戸時代末期に西川作平が滋賀県で見いだし、全国のはげ山や防風林に植栽されて分布域を広げた」とあります。やはりヒメヤシャブシは滋賀県内に多く自生するのか。そういえば、親分は能登半島出身だと言われてました。

細い枝をチェンソーで切断していると、この太いのも持って行けとありがたい言葉をいただいたので、太い幹も切断しました。こちらは切断面が白っぽく、別のヤシャブシだそうです。

一回では積載できなかったので、二往復しました。今季の伐採は今日で終了することになりました。親分は堰堤と堰堤の間、数十メートル分ぐらいに自生する樹木のほとんどを伐倒し、小枝を除去してきれいにされていました。伐倒前後の状況を写真撮影して、役場の担当者に報告するそうです。

堰堤間のおよそ数十メートルぐらいは、河川敷の樹木がなくなったので、フライフィッシングの練習には適しているかもしれません。対象魚が生息するかどうかは不明。

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Firewood Collection 2020 — Part 3

日曜に積み込めなかった薪数本を玉切りしました。晴れていたので、近くを散策しながらiPhone 11で写真撮影も。

玉切り前のこの薪の山は、偏固の親分が苦労して河原から引き揚げたものなので勝手に持って帰ったら叱られます。

河川敷にある立木を伐倒しようかとも思いましたが、単独作業での伐倒は危険なので今日は下見だけ。

林道を少し登ったところにサザンカが植えてありました。ポートレートモードで撮影。

椿と瓜二つのように見えて、私には区別できません。

この辺りの樹木は植林されたものなのか、自生しているのかよくわかりません。

ここは近くに電線や常夜灯がなく、十分に暗くて空が見渡せるので、夜に星空撮影にやってくる場所でもあります。

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Husqvarna 236e Maintenance — Part 2

クラッチカバーを外して掃除した後、再度、ソーチェンの目立てを実施しました。ガイドバーは上下逆に取り付けて、偏摩耗防止措置を取りました。さらに混合燃料とチェーンオイルを補給しました。また、混合燃料保管ボトルが空になったので、50:1の割合で混合燃料を調合しました。

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Husqvarna 236e Maintenance — Part 1

去年の春に購入したHusqvarna 236eは、エアフィルターを一度も清掃していなかったので、メンテナンスすることにしました。

このような直径20センチぐらいの硬い丸太を数回、玉切りすると刃も研ぐ必要があります。

シリンダーカバーとフィルターカバーを取り外しました。

取り出したエアフィルターはかなり汚れていたので、水洗いしました。取扱説明書によると、エアフィルターが過度に汚れていると、「キャプレターの不具合、始動不良、エンジンのパワー不足、エンジン部品の不要な摩耗、燃料の異常消費」などの原因になります。

心当たりがあるのは「始動不良とエンジンのパワー不足」でした。エアフィルターを清掃したことにより、この二点が改善されたように感じました。

ついでに目立てをして、ガイドバーのレール溝を清掃しました。ガイドバーは上下を逆にして均等に摩耗が進むようにすべきだそうですが、これは実施していません。

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How To Reset A Stuck Husqvarna Chainsaw Chain Brake

台風19号の影響で傾いた木から垂れ下がって、大型車両の通行を妨げていた寄生植物を撤去しようと、木の幹をチェンソーで伐採していた際に、ソーチェーンが幹に挟まってしまいました。斧と楔を使って、何とかソーチェーンは外すことができましたが、いつの間にかブレーキを作動させてしまい、ソーチェーンが回転しなくなりました。チェンソーのブレーキの構造を十分に理解していなかった私は、ブレーキが作動した状態でクラッチカバーを無理やり、こじ開けてしまいました。これ、やってはいけないことです。

ブレーキが効いた状態で強引にこじ開けてしまったクラッチカバーを元に戻すのは困難。途方に暮れた私は”Husqvarna”と”brake”のキーワードで検索すると、YouTubeで解説する上の動画がヒットしました。以前にも何度かお世話になっているアル中おじさんがわかりやすく解説するシリーズものです。

解決方法として3つのオプションが提示されています。一つ目は試みるまでもなく、無理そうだったので、二つ目のバイスと12ミリのスパナを用いる方法を試してみたら、カチッという音がなり、ブレーキ解除に成功しました。クラッチカバーはまあまあの力を加えながら反時計回りに回転させる必要があることを付け加えておきます。