Pfaltzgraff Pizza Stone — Part 2

Pfaltzgraff製ピザストーンを使って冷蔵ピザが上手く焼けるかどうか、本番前を目前にしてWeber Smokey Joe® Silverチャコールグリルにピザストーンを載せて冷蔵ピザを焼いてみました。先ずは炭に着火して、

チャコールグリルに蓋をして予熱。良い感じで200ºC近くまで温度が上昇しました。

ピザストーンを載せて予熱を続けると。

どうしたことか、温度が下がりました。しばらく待っても温度は上がらないので、100ºCを切った状態で不本意ながら冷蔵ピザをピザストーンの上に載せて、6分ほど加熱。

チーズは溶けたけれど、生地がパリッとしない。原因はアルミホイルかと思い、

アルミホイルを取り外して、ピザストーンの上にピザを直接載せて、加熱を続けました。しかし、温度が上がらない。ピザストーンを取り出してみると、着火したはずの炭が消えかかっていました。どうやら原因はピザストーンとチャコールグリルの間に隙間がほとんどなく、少しあった隙間もアルミホイルで塞いで蓋を載せたので、上昇気流が発生せずに炭火が消えそうになったことだと思われます。

オーブントースターで焼いた場合よりも不味いピザが出来ました。今回の検証でピザストーンの加熱方法を再考すべきことがわかりました。

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Pfaltzgraff Pizza Stone — Part 1

メルカリで購入した年代物のPfaltzgraff製ピザストーンが届きました。出品者はキッチン用品を取り扱うWilliams-Sonomaで購入したそうです。

アメリカで購入されたそうで、英文の取扱説明書が付属。調べると、この取扱説明書がリコール対象となっています。米国消費者製品安全委員会(CPSC)のページによると、

If consumers use oil on the stones and clean them using a 550 degrees Fahrenheit oven or using the oven’s self-cleaning cycle, as currently recommended in the instruction booklets accompanying the stones, the stones can catch on fire.

取扱説明書に従い、油を使ったピザストーンを550ºFに加熱したオーブンで洗浄またはオーブンの自動洗浄サイクルを使用して洗浄すると、ピザストーンが発火して火災が発生する恐れがあるとのことです。

新しい取扱説明書には、

  • ピザストーンはピザまたはパンを焼く目的以外で使用しないこと。
  • 425ºFを超える温度で調理しないこと。
  • 425ºFに加熱したオーブンのボトムラックに置いて4時間、洗浄する。冷ましてからベーキングソーダを用いて汚れを除去すること。

と修正されているそうです。リコールの発効日は1997年7月14日、付属の取扱説明書には©The Pfaltzgraff Co. 1997と書いてあり、多分、新しい説明書だと思います。

実際に使用する際はロゴがある方を下にする。

オーブンが壊れているので、このピザストーンはWeber Smokey Joe® Silverチャコールグリルで使用する予定です。ピザストーンの直径34cmに対して、チャコールグリルの直径が37cmなので、ぴったり収まります。ピザストーン取扱説明書には一つ、気になる注意書きがあります。

Because the stone is unglazed and can absorb cooking oils, we recommend that you use your stone only for baking pizza, breads, and other “low-fat” baked items. Avoid recipes calling for shortening (butter, lard, or margarine) or oil.

ピザストーンは素焼きの石でできており、油を吸収するので、ピザやパン、低脂肪食品のみを焼くようにとのことです。規定の温度(425ºF)よりも高温で加熱すると、染み込んだ油に着火する恐れがあるということでしょう。オーブンで加熱する場合は火災の危険性が考えられますが、チャコールグリルならその心配は不要だと思われます。

近日中にCOSTCOで買って来た冷蔵ピザで試し焼きする予定です。COSTCOの冷蔵ピザは直径40センチなので、ピザストーンから6センチ、チャコールグリルの蓋から3センチ、はみ出すことになります。

温度管理が重要となりそうなので、薪ストーブ用の温度計を取り付けました。

Pfaltzgraff Pizza Stone — Part 2へと続く。