AirPlay to Mac

macOS 12 Montereyのパブリックベータ版をMac mini (2018)にインストールしてみて、予期せず嬉しい事態が起こりました。Monterey発表時に非対応となっていたMac mini (2018) とMacBook (Early 2016) で、”AirPlay to Mac“の機能が使えるということです。

AirPlay to Mac Supported Macs:

Available on MacBook Pro (2018 and later), MacBook Air (2018 and later), iMac (2019 and later), iMac Pro (2017), Mac mini (2020 and later), Mac Pro (2019), iPhone 7 and later, iPad Pro (2nd generation and later), iPad Air (3rd generation and later), iPad (6th generation and later), and iPad mini (5th generation and later). Older iPhone, iPad, and Mac models may share content at a lower resolution to supported Mac models when “Allow AirPlay for” is set to “Everyone” or “Anyone on the same network” in Sharing preferences.

  • MacBook Pro (2018 and later)
  • MacBook Air (2018 and later)
  • iMac (2019 and later)
  • iMac Pro (2017)
  • Mac mini (2020 and later)
  • Mac Pro (2019)
  • iPhone 7 and later
  • iPad Pro (2nd generation and later)
  • iPad Air (3rd generation and later)
  • iPad (6th generation and later)
  • iPad mini (5th generation and later)

上記注釈でAirPlay to Mac対応リストに記載されていない古いモデルでも、Settings > Sharing > AirPlay Receiverで”Anyone on the same network”か”Everyone”をチェックしていれば、低い解像度でコンテンツを共有できるとあります。私のMac mini (2018)とMacBook (Early 2016)は”Current User”にチェックしていても、AirPlayが使えています。

iPhoneで視聴可能な楽曲ファイルやストリーミング再生Appは基本的には、Mac miniからもアクセス可能なので、不要と言えば不要な機能ではありますが、iPhoneの画面をミラーリングしてより大きな画面で見たい時は便利です。また、同じApple IDにログインしている必要はないので、友人訪問時にiPhoneやiPadをMacの画面にミラーリングすることも可能。

Remote App as Network Audio Player

iPhone 11にインストールしてあるRemote AppはApple TV用のリモコンだと決めつけ、稀にしか使わないApple TV視聴時しか使ったことがなかったのは、正に宝の持ち腐れでした。

デスクトップミュージック用としてDALI SPEKTOR 1と中華デジタルアンプ(ELEGIANT F900S)を導入後、デスクで作業中は常時、音楽が流れるようになりました。BGMのつもりが、あまりに心地よい音質なので、作業は二の次にして音楽に聴き入ることもあります。

デスクで作業中はMusic AppをMagic TrackpadとMagic Keyboardで操作すれば良いことですが、デスクから少し離れてキーボードに手が届かなくなれば、iPhoneのRemote Appを立ち上げれば音量の調整や選曲が可能。AirPlay用のスピーカーとしては、Music Libraryに有線で繋がるComputer (Mac mini)以外に、同じネットワーク上にある、AirPort Express 2012、Apple TV 3、AirPort Express Originalをスピーカーとして選択できます。贅沢にもそれぞれのベースステーションにアンプとスピーカーが繋がっています。

ガレージに設置したAirPort Express Originalをスピーカーとして指定すれば、母屋の屋根裏部屋にある音源をガレージ内で再生することも可能。複数のスピーカーを順に選べば、同じ音源で聴き比べもできます。

DALI SPEKTOR 1 — Part 3

デスクトップミュージック用として入手したスピーカー(DALI SPEKTOR 1)と中華デジタルアンプ(ELEGIANT F900S)のセッティングが完了し、現在はMac mini (2018) 外付けHDDに保存したMusic Libraryの楽曲を試聴しながら、スピーカーのエージング中です。

ICチップ搭載の小型デジタルアンプとMac mini (2018) はMicro USBケーブルで接続していますが、この状態が最も音質が良いように感じます。

アンプもスピーカーもコンパクトではありますが、DALI SPEKTOR 1は私がこれまでに入手したどのスピーカーと比べても音質が優れているように思います。音源によっては感動的とも言える音が出ています。オーディオブーム全盛期の1980年代半ばに手に入れた1本定価10万円近くもしたONKYOの重くて大きなスピーカーと比べても、全体的に受ける音の印象はSPEKTOR 1の方が私の好みです。

あの頃はオーディオ雑誌に私の脳は完全に洗脳されていたと思います。オーディオ機器は価格と音質が比例するものだと考えていました。「高級オーディオ脳」と名付けよう。

ELEKIT TU-879Rでも試聴しました。中華デジアンと比べると、この真空管アンプの方が音質は良さそうですが、今の時期はデスクトップに設置するには暑すぎる。真空管が高熱を発します。

ハイレゾ対応のデジタルアンプが良いに決まっているという方は「ハイレゾ脳」になっているかもしれない。

今回試聴したオーディオシステム購入費用をまとめておきます。(Mac mini除く)
DALI SPEKTOR 1: ¥26,470
BELDEN CDT STUDIO 716EX 2メートル:¥796
ELEGIANT F900S: ¥2,388
AP Micro USBケーブル:¥440
合計 ¥30,094

試聴時は少し離れた場所で、iPhoneのRemote Appからコントロールしました。


画像をクリックすると、Google Photosでより大きな画像ファイルが見られます。

蛇足:「高級オーディオ脳」や「ハイレゾ脳」といった基礎疾患があると、「コロナ脳」にも罹患しやすいので注意が必要です。厄介なことに「コロナ脳」に罹っても抗体ができずに検査結果は陰性となる恐れがあるので、基礎疾患をしっかりと治癒して普段から自然免疫を鍛えておくことが重要です。

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DALI SPEKTOR 1 — Part 2

デンマークのDALI (Danish Audiophile Loudspeaker Industries) 製ブックシェルフスピーカーで最もコンパクトなSPEKTOR 1、開梱してセットアップしました。私が選んだカラーは木の家にも似合いそうなウォルナット。

低質量ペーパーコーンを木質繊維で補強した低損失ドライバー採用のウーファーが特徴的。拡大して見ると汚れているようにも見えますが、これが木質繊維でしょうか。

ドームツイータはもっと特徴的。素材は超軽量織物でできているそうで、市場平均のおよそ半分の重さ(0.056mg/mm2)。指でそっと触れるとその薄さが伝わります。極限まで薄くしたツイータにより、クラス最高レベルの解像度を実現しながら、周波数応答範囲が広くなっており、広拡散で音の特質に偏りがないそうです。

バナナプラグ対応のターミナルは斜めに取り付けてある。模造品が多くあるそうで、ターミナルの下にシリアル番号が刻印されています。

仮セッティング、完了しました。

ラバー製インシュレーターが付属。こんなのを付属するということは、付けると付けないとで音質が一変するのでしょう。

マニュアルから技術仕様を転記しておきます。

周波数特性(±3dB)59~26kHz
感度(2.83V/1m)83dB
推奨アンプ出力40~100W
クロスオーバー周波数2,100Hz (2WAY)
ツィーター21mm ソフトドーム
ミッドレンジ/ウーハー115mmウッド・ファイバーコーン
エンクロージャータイプバスレフ型(リアポート)
ターミナルシングル
外径寸法(スパイク含まず)H237mm x W140mm x D195mm
本体重量(kg)2.6kg
付属品グリル、ラバーフット

DALI SPEKTOR 1 — Part 3へと続く。
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DALI SPEKTOR 1 — Part 1

ヨドバシマルチメディア京都で取り置きしたDALI SPEKTOR 1を引き取りに行きました。実機を見てなかったので、オーディオ売り場で実物を確認し、試聴しました。しかし、期待したような低音が今一つのように感じたので、同じシリーズで少し大きいSPEKTOR 2も試聴することにしました。

こちらは試聴室なので、しっかりと聴き比べができるかと思いましたが、部屋が広すぎて違いがわからない。サイズがより大きなSPEKTOR 2の方が確かに低音が出ているように感じましたが。デスクトップに設置するには大きすぎる。

如何にもピュアオーディオなこんな高級なスピーカーケーブルが繋いであるし。試聴室に展示してあるオーディオ機器の比較はできても、実際に使用する環境でどのように聴こえるかは貸し出しでもしない限り、わかりません。

1階入ってすぐにある受け取りカウンターでSPEKTOR 1を引き取る前に、人が集まっていた近くの東本願寺のお堀へ。試聴してもわからないのなら、ここはこちらの方のレビューを信じよう。

1階でSPEKTOR 1を受け取り、またオーディオ売り場に戻りました。

オーディオ売り場の店員さんが言うには、デジタルアンプの場合、USBケーブルなど、デジタル部分にお金をかけても音質の向上を聴き分けるのは困難。私も全く同感でしたので、アナログ部分の大事なスピーカーケーブルはちょっと奮発しました。入手したのはBELDEN CDTのSTUDIO 716EX。導体の材質はOFHC (Oxygen-Free High Thermal Conductivity 高熱伝導性無酸素銅)

私がこのスピーカーケーブルを選んだ理由は、ジャケットが透明で極性の判別がしやすいということです。

対してMicro USBケーブルは1メートルで440円のAP製。アンプ自体が2,388円で入手したものですから、デジタル部分に高級品を使っても釣り合いが取れません。

Baskin-Robbinsでアイスクリームを食べながら、iPhoneで確認したらRakuten Mobileの電波、届いていました。iOS 14で標準搭載されるTranslate App、本当に通訳いらずと思わせるほど、一発で聞き取って、意図した通りに訳してくれます。(プロの翻訳/通訳者が脅威を感じるほど!)

DALI SPEKTOR 1 — Part 2へと続く。