デザインと質感を最優先させて私が選んだヘッドフォンはAtomic Floyd™のMiniDarts + Microphone。リモコンとマイクロフォン付きのカナル型ヘッドフォン。MiniDartsはケーブルが赤いのが特徴。いつものApple Premium Reseller で購入しました。
購入価格は¥22,500、質感は3万円以上してもおかしくないレベルです。MiniDarts本体は熱処理を施して硬化させたスチール製であり、音の共鳴に最適な密度を実現しているそうです。音響室(accoustic chamber)に使われているこの素材はAcoustic Steel™というそうです。これは射出成形したスチールであり、1300ºCで10時間の熱処理を施しているとのこと。この素材を用いることにより、強度を保ちながら音響室の壁を薄くすることが可能となり、その容量を最大限にできるとか。素材が音質に大きく影響しているということです。手に持つと、他社製の一般的なイヤホンとは違い、適度な重さが感じられます。
スチール製のMiniDarts本体は樽型(弾丸型)で下部に細い溝が多数、切ってあります。この溝は縦方向に切ってあるので、耳から取り出す時に滑り止めとしては機能しません。細い溝は光を反射して輝かせることを意図したデザイン上の工夫のように思われます。
特徴的な赤いケーブル被覆に使われているのは、防弾チョッキにも用いられるケブラー繊維。丈夫で絡みにくいのが利点です。リモコン/マイクロフォンから左右に伸びる部分の被覆はなぜかナイロン素材のようです。本体を収納してケーブルを巻いておく小さなレザーポーチが付属します。このレザーポーチも凝った造りです。ダブルステッチで3層構造、このぐらいの大きさならポケットにも収まりやすいと思います。
リモコンはiPhoneとiPodに対応し、ボタンを一回押せば電話に出ることが可能で、二回早押しで通話終了。iPod使用時は、一回押せば再生と停止、二回早押しで次の曲、三回早押しで前の曲。Mac本体に繋いだ場合もiTunesで同様の操作ができます。
金メッキ処理された美しいプラグ。
DJジャック(3.5mm—標準プラグ変換アダプター)と大中小のイアチップ、フライトアダプターも付属します。シリコン製のイアチップ、私は中サイズを使用していますが、装着感は良好。音漏れもほとんどありません。
現在、エージング中ですが、音質は中高音重視で低音もそこそこ。アナログ時代のスピーカーで言えばBoseではなくJBLに近い音。
アトミックフロイド マイク&コントローラー搭載カナル型バランスドアーマチュアイヤホンAtomic Floyd miniDarts+Microphone SAF-EP-000009