The inaugural 2010 Korean GP might be cancelled.

motorsport.comの記事によると、今年初開催となるF1韓国GPはサーキット建設が遅れているので、中止になるかもしれないそうです。情報源はドイツのニュース雑誌Focusで、ソウルの南およそ400kmにあるYeongam(ヨンアム)に建設中のサーキットが10月末に予定されているレースまでに完成しないかもしれないとのこと。先週のマレーシアGPの後に、Bernie Ecclestoneが韓国を訪問したと伝えています。Korean International Circuitの設計はHermann Tilke氏。ティルケ氏はシンガポールのマリーナベイ・ストリートサーキット、上海国際サーキット、アブダビのヤスマリーナ・サーキットなど、比較的新しいサーキットの設計を手がけています。Korean International Circuitの建設に関してはアドバイザーとして参加しているとか。同氏が手がけるサーキットで、建設が間に合わないとすれば、初めてのことだそうです。

韓国GPをキャンセルして、2010年度のスケジュールを19レースから18レースに削減するかどうか、数日中にバーニー・エクレストンが決定するとのことです。すでに韓国国内でチケットは発売されています。国外からの観戦客は4月中旬からF1公式サイトまたは韓国GP公式サイトでチケットが購入できる予定です。恐らく、F1公式サイトでのチケット発売予定日までに決定すると思われます。

僻地で開催すること自体に無理があるように思いますが。F1公式サイトの韓国GP、「目的地ガイド」には観戦客の宿泊先に関して次のように書かれています。

Where to stay?

The International hotel chains haven’t yet made it to South Jeolla, so accommodation for the inaugural 2010 race may need a bit of planning.

You can look for hotels and rooms in the nearby towns of Gwangju and Busan. Organisers are also in the throes of organising the fascinating prospect of ‘Temple Stays’, in which you’d stay in a Buddhist temple and participate in the lives of monks when not at the racetrack. There could also be the possibility of staying on a cruise ship adjacent to the track, so keep an eye on Formula1.com for more information.

ホテルはGwangju(光州)かBusan(釜山)で探してみたらどうか、あるいは主催者が苦し紛れに企画している、「テンプルステイ(お寺宿泊プラン)」はどうか?ヨーロッパからやって来る裕福なF1観戦客が、サーキットのすぐ近くに停泊する大型客船をホテルとして利用することは容易に想像できますが、宿坊体験は???

追記(4月13日):F1第17戦韓国GPが中止になるかもしれないとするドイツメディアの報道は、事実無根であり、サーキットは7月には完工する予定であると、韓国メディアは反論しているようです。国の威信をかけて開催するつもりかもしれませんが、2007年日本グランプリの二の舞を演じかねない気もしますが。

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