Category: Photography

  • Otsu Matsuri 2011

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    F1日本グランプリ決勝の日、昼前から大津祭開催中の浜大津へ。車は浜大津アーカスの駐車場に停車。 画像は重要文化財ゴブラン織(複製品)の見送り。確かベルギー製だったと思います。祇園祭に負けず、大津祭も立派な動く美術館です。 私も幼少時に鐘を叩いていました。こんな所で順番を待つ子どもがいると言うことは、子どもの人数は十分に足りているのでしょう。 昼の休憩は昔のように電車道ではなく、大津駅前通り。Ricoh PX「ミニチュアライズ」モードで撮影。 街の景観を保存しようとする動きがあるのかないのか、マンションやオフィスビルが増えているので、こうした写真もなかなか撮れなくなってきました。 大津祭の山車は「鉾」ではなく「山」と言います。 レンガ造りの洋館、旧大津公会堂。現在は4つのレストランが入居しているそうです。午後3時から始まる日本グランプリ決勝に間に合うよう、この後、急いで帰宅しました。

  • Japanese GP 2011 Friday — Panning with Nikon Coolpix P300

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    日本を第二の故郷のように思っているという、McLarenのJenson Button。鈴鹿での優勝は今回が初めてだそうです。金曜の練習走行の時点でマクラーレンとフェラーリのマシンは、レッドブルよりも好調であったように思います。(Sebastian Vettelは徐々に調子を上げて行くのは毎度のことではありますが。) 上の写真は同行者がNikon Coolpix P300(レンズが明るい普通のコンデジ)を使い、ばかちょん「オート撮影」モードで撮影したもの。シャッター速度1/1250秒、f/4.9になっています。光量が十分にあり、鈴鹿サーキットで最も低速のヘアピン立ち上がりとは言え、走行中のF1マシンがこんなに綺麗に撮れることに驚きました。 その後、同行者が流し撮りの真似事のようなことをしていたので、私がカメラの設定を流し撮りモードに変更。シャッター速度優先で、シャッタースピードは1/200秒、被写体ブレするようなら1/250秒に調整。 コントラストが高めになりがち。ダークブルーのレッドブルとトロロッソのマシンは補正が必要。白っぽいForce IndiaとSauberのマシンは白飛びしがちです。(この原因は後で判明します。)RAWで記録できないので補正といっても限界があります。 このコンデジ、横方向に流し撮りすれば自動的に縦方向のみ手ブレ補正機構が働きます。 一枚目の写真と比較するとわかり易いかと思いますが、こちらが流し撮り。Jenson Buttonのライン取りは毎ラップ、安定してほぼ同じラインです。 コンデジでも撮影条件が整えば、綺麗にF1マシンの流し撮りができるということがよくわかりました。金網などがあって、オートフォーカスできない場合は困ったことになるので、適した撮影場所を選ぶことが前提になります。 シャッター速度優先で撮影したこれら一連の写真のExifを見ていて気付いたことが一つ。「オート撮影」モードで撮影したものを除き、ISOがすべて200になっている。カメラの設定を確認すると、それもそのはず、「シャッター優先オート」モードでISOが200で固定になっていました。望遠側の最小絞りはf/7.8なので、露出が不適切なものが含まれていた原因が判明しました。

  • Japanese GP 2011 Practice 1

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    90分のF1練習走行が2本、ホームストレート前のグランドスタンドとカメラマン専用撮影エリア以外ならすべて自由席となり、好きな場所で観戦できる金曜に鈴鹿に行ってきました。チケットは一応ホルダーに入れて持って行きましたが、金曜だけなら会場内でチケットを提示することもないので、チケットホルダーは不要。 自宅から鈴鹿サーキットまでは渋滞がなければ車で2時間弱の距離ですが、Steve Jobs逝去の反響を伝えるBBCラジオ番組(John Sculleyのインタビューなど)を聴いていると、甲賀土山ICで新名神高速道路を下りるのを忘れ、東名阪自動車道鈴鹿ICまで行ってしまい、若干の交通渋滞に遭いながら「みそのモータープール」に到着したのは自宅を出発して2時間半後の午前8時頃。 午後7時までの一日駐車料金は¥2,000でした。(予約はしていません。)ホンダの敷地内にあるこの駐車場に辿り着くのにあちこちでスタッフに道を尋ねましたが、どのスタッフもたいへん丁寧な言葉遣いで親切に道順を教えてくれました。今日は来年6月で国内での生産が終了となるMazda RX-8 Type Sで鈴鹿入り。 過去に幾度となく鈴鹿サーキットに通っていますが、これまで足を踏み入れたことがないスプーンカーブを目指しました。写真右手の逆バンクゲートから入った方が近いことを知らずに、方角としては近そうに思えた左手の西ストレートゲート方面からサーキットに入場。(金曜はスプーンゲートは閉まっていました。) そして、急な坂道を登ったところにあるこの狭いトンネルをくぐり、ヘアピンではなくスプーンの方へ。 午前のP1はスプーンカーブ入口付近、午後のP2はS字の辺りへ移動しようと考えていました。 スプーンカーブの仮設スタンドは一つだけ。朝からよく晴れています。 コンクリートブロックをベンチシート代わりに利用。金網が邪魔になることがないので写真撮影には最適かと思ったのですが…意外とこの場所での流し撮りは難易度が高いことがわかりました。左から右方向に減速しながら進む被写体の流し撮りに私が慣れていないことが原因かもしれません。 300km/hから180km/hへと減速しながら大きな弧を描くようにスプーンカーブへと進むF1マシンの流し撮りは容易ではありません。一定の速度で被写体が移動する場合が最も難易度が低く、次に加速しながら移動する場合。減速するF1マシンの流し撮りがこんなに難しいとは思いもしないこと。ノーズの部分が少し切れていたり、 コーナー手前まで減速を遅らせるLewis Hamiltonのマシンはリヤの部分だけになったり、 逆に減速するのが早いマシンはテールの部分がなかったり。 この後、Sebastian Vettelはデグナーで軽いクラッシュ。壊したフロントノーズの代わりとなる新しいパーツをプライベートジェットで取り寄せ、何とか予選に間に合わせたそうです。 難易度が高い流し撮りが成功すると、得られる満足感は非常に高い。P1セッション終了後にカメラコネクションキットを使い、iPadに画像を読み込んで、ピント位置とブレの有無を確認しています。ピントはドライバーのヘルメットに合わせるのが基本、と去年、逆バンクの常設スタンドで出会った年配のアマチュアカメラマンが言っていました。それと逆光にならない場所で撮影することも重要だそうです。 P1ではToro Rossoのマシンが際立って好調だったように思います。 今年は3日間通しのチケットを購入するとすれば、スプーンカーブのM席が良いかなあと思っていました。しかし、実際に初めてスプーンに行ってみて、来年、チケットを購入するとしてもここはやめておこうという結果になりました。(写真撮影しない人にとっては視界が広いスプーンは面白いかもしれません。)

  • Jurong Bird Park

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    月曜日、ホテルを正午前にチェックアウトし、荷物を預けてミレニアウォークからタクシーでJurong Bird Parkへ。帰国便は日が変わって火曜の早朝(午前1時20分発のSQ618便)だったので半日ほど時間を潰す必要がありました。 昼食はバードパーク向かい側にあるAhyat Seafood、親しくなった現地の青年達がお勧めする海鮮中華料理の店です。メニューを見てもよくわからないのでキノコ入り焼きそばのようなものとチリクラブを注文。 上品な味付けのDin Tai Fungに通い続けていたので、辛くて濃い味付けのチリクラブが新鮮でした。 パノレールというエアコン完備のモノレール乗り放題のチケットを購入し、園内を時計回りに進みました。 鳥はどれも初めて目にするものばかり。このグレーの鶏ではなく、「オウギバト」というそうですが、たいへん美しくて気に入りました。 バードパークには600種以上8,000羽を超える鳥が飼育されているそうです。 インコが飼育されているロリーロフトは9階建ての高さと3,000平米の広さがあり、世界最大の鳥小屋だそうです。 インコはこの広大な鳥小屋の中を飛び回っているので、写真撮影は決して容易ではありません。しかしながら、どこからやって来るのかわからない野鳥の撮影と比べれば、鳥小屋の密度は高いので、短時間で多くの写真が撮れます。 原色の絵の具を塗りたくったような鳥。カメラレンズやモニターの性能チェックにも使えそうな画像が撮れます。 これは私も知っているフラミンゴの群れ。 鳥の撮影を堪能した我々は、帰りはタクシーではなくMRTを利用することにしました。最寄りの駅(Boon Lay)までは徒歩では無理なのでバス停で待っていると、何やら怪しげなバスがやって来ました。行き先やバス番号の表示がなかったので、少々不安でしたがBoon LayまでS$1.00で連れて行ってくれました。 MRT Boon Layに隣接するStarbucks、この店も大学のカフェテリアのように学生が多い。テーブルに置かれたラップトップはほぼすべてApple製品。シンガポールはApple製品の市場シェアが世界一ではないかと思うほど、街はiPhoneやMacBookでいっぱい。

  • Marina Bay Sands Skypark

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    予定を変更して本日、木曜日にMarina Bay Sands Skyparkから夜景を撮影。Nikon D90で撮影したRAWファイルのアップロードがなぜかできないので、Coolpix P300で撮影したものをアップロードしておきます。(9月28日追記:Flickrにアップロードした画像に差し替えました。) Marina Bay SandsへはMRT Marina Bay(終着駅)から徒歩で数分。ショッピングモールを散策した後に、ホテルフロント前を経由して52階のスカイパークへ。 大人一人S$20でした。三脚は一応、持ち込み禁止ですが、制止されることもなくそのまま最上階へ。プールがある所は宿泊客専用になっているので、スカイパークのチケットでは近づくこともできません。 こちらはNikon D90 w/AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G ED(キットレンズ)で撮影。ISO1600、シャッター速度1/25秒なら手持ちでも何とか夜景が撮影できます。 カメラを金融街の方に向けて夜景らしい一枚。 レンズをTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8に交換して今度は超広角(換算16.5mm)で一枚。Sands Skyparkはシンガポールの夜景を撮影するには絶好の場所であると感じました。何よりも不格好なSands自体が見えないのが宜しいかと思います。 Sands Skyparkから降りて螺旋橋方面へ。 螺旋橋を渡ってシンガポールフライヤーへ向かおうとしましたが、Gate 10で制止。この時、すでに午後9時ごろ。シンガポールフライヤーは午後10時まで営業です。ゲートの警備スタッフに交渉してみたものの失敗。仕方なくMRT Promenadeまで行き、そこから徒歩でGate 2からサーキットパーク内へ侵入。写真はシンガポールフライヤーからCoolpix P300で撮影。 シンガポールフライヤー下にあるプレミアウォークアバウト用立ち見席からトラック内を見ていると、Fernando Alonsoがジョギング。(薄緑のシャツ)この写真、少しピンボケですが、撮影には苦労しました。金網があるのでオートフォーカスが使えません。マニュアルフォーカスでピント合わせしながらシャッターを切っています。 木曜日はトラック下見の日。チームスタッフと一緒にトラックを一周するのが恒例となっているようです。同じチームのもう片方のドライバーと一緒に歩くことはないみたいです。 シンガポールフライヤー搭乗後に去年と同じように、パドック入口で休憩していると、ドライバーが次から次へと現れました。(どうやらここを通過するドライバーやチーム関係者は8番ゲートに向かう人が多いと思われます。その8番ゲートはパドックパス所持者と関係者のみが利用できるゲートであり、我々が金曜から宿泊する予定のRitz-Carlton Millenia Singaporeホテルに通じているようです。) 写真は、Toro Rossoのスイス人ドライバー、Sébastien Buemi。2009年は同じ飛行機に乗り合わせるなど、我々と縁があるようです。横浜で見たことを伝えると、気前良く写真撮影に応じてくれたそうです。サインも。Merci beaucoup!

  • Ricoh GR Digital IV

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    コンデジに拘るRicohがGR Digital III後継機、GR Digital IVを昨日発表しました。1万台の限定カラーモデルである「ホワイトエディション」も同時発表。ボタン類やグリップもボディーカラーに合わせてあるそうです。ブラックの標準モデルではオプションになっている、電源ボタンロック機能付き専用色のメタルレンズキャップGL-1と本革製ハンドストラップGS-2が同梱。その分、ホワイトモデルの販売価格が高くなっています。(カメラのキタムラ「ネットショップ」ではブラックモデルが¥71,820に対し、ホワイトエディションは¥76,320) IIIとの主な違いは、シャッタースピード換算で3.2段分の効果がある手ブレ補正機構をGR Digitalシリーズで初めて搭載したこと。開放F1.9の換算28mmの明るい単焦点レンズと、有効1,000万画素のコンデジとしては大きな1/1.7型CCDセンサーは2年前に発売されたGR Digital IIIと同じものを引き続き採用。 外観はIIIとほとんど同じ。前面グリップ幅と背面の親指スペースが少し大きくなり、十時ボタンが一体型に変更。オートフォーカスは、外部AFと従来のコントラストAFを併用したハイブリッドAFシステムが採用され、IIIと比べてAF合焦時間が最大約1/2に短縮。画像処理エンジンがGR ENGINE IVとなり高感度撮影時の色ノイズを低減したとか。さらに3.0型のVGA液晶は、約92万ドットから約123万ドットに。 シーンモードに新たに追加された「インターバル合成」モードで撮影したという上のサンプル、これは何か凄い処理が施されてあるように思います。Ricoh公式サイトによれば、「インターバル合成は夜空を一定の間隔で連続撮影。それぞれの画像の高輝度画素データのみを抽出し、合成します。星や月の光跡を、風景と一緒に記録したいときなどに有効です。また、合成前の画像を、素材として保存しておくことも可能です。」こちらにある原寸大(3344K)の画像サンプルを見ておやっと思ったのは、ノイズがほとんどないこと。ISO100、6秒間の露出でインターバル撮影したもの262枚(47分間)合成してあるとのこと。ISO100なので高感度ノイズが現れないのは当然のことですが、それでもこの地上の夜景と星の光跡を捕らえた星景写真の画質は素晴らしいと思います。シャッター速度6秒間なので、ノイズ処理する必要もないのでしょう。星の光跡が途切れていません。 GR Digital IVの発売は10月中旬、これに合わせてGR Digital III用の機能拡張ファームウェア Ver2.50が公開されます。IVで新たに採用される新しい機能の一部がIIIでも使用できるようになります。既存ユーザーを大切にするRicohらしい措置ですが、残念ながらきれいな星景写真が撮れる「インターバル合成」はこの機能拡張ファームウェアには含まれていないようです。GR Digital IIIにもインターバル撮影の機能はあるので、同じ設定にして262枚の写真を撮影し、画像処理ソフトを用いて後から自分で合成すれば同じ結果になるかもしれません。 Ricohが買収したPentaxが開発したアストロトレーサーと「インターバル合成」の技術を組み合わせれば、どんなことになるのか興味深いところです。星を点像にすることが可能かと思いますが、それを実現するにはPentaxの手ブレ補正機構をレンズではなくボディーに搭載する必要があるでしょうから、デザインが大幅に変わってしまうのかもしれません。

  • Perseid Below

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    流星観測や撮影を趣味にする地上の我々はこの日(8月13日夜)、避けようがない満月の明かりに悩まされながら、少しでも月明かりの影響が少ない方角を見上げていました。条件が悪くない年なら一時間に数十個は見れるのに、今年は数個程度。流れ星がほとんど見えないので、代わりにISS (International Space Station)を観察した人も多くいたはずです。そのISSに搭乗する宇宙飛行士Ron Garan氏がペルセウス座流星群に属する明るい流星をNikon D3Sで撮影。 ISSは高度約380kmの軌道を周回。スイフト・タットル彗星が残した塵が、大気圏内で光るのは、より大気の密度が高い、地表からおよそ100kmの高度。(ISS軌道の高度よりもずっと地表に近い。)地球を見下ろすと流星が見える、何か不思議な感じがします。流星は画像中心の少し右、airglow(夜光)が緑に輝き、流星の直ぐ上の方に牛飼座アルクトゥルスが見えます。右上フレームの外、ソーラーパネルの向こう側から太陽光が射しています。この画像は8月13日、北京の北西約400kmの上空で撮影されたそうです。 画像をダウンロードしてApertureのライブラリーに入れてみると、同日の午後8時30分頃に撮影した満月の写真のすぐ前に取り込まれました。Exifを見ると、撮影時刻は8/13/11 7:13:37 PM GMT+09.00、ISO 6400、焦点距離22.0mm、f/2.8、シャッター速度1.0sとなっています。このカメラ設定データから推測すると、流星は偶然に捕らえたものと思われます。

  • Panning Practice with Nikon COOLPIX P300

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    COOLPIX P300には手ブレ補正機能があり、初期設定ではオンになっています。使用説明書(p.150)に次のような記載があります。 ON(初期設定) 手ブレを補正します。また、流し撮りでは、カメラが流し撮りの方向を自動的に検出し、手ブレによる揺れのみを補正します。たとえば、横方向に流し撮りするときには縦方向の手ブレだけが、縦方向に流し撮りするときには横方向の手ブレだけが補正されます。 一眼レフ用レンズと同様の機能がP300にはあるようで、このカメラで流し撮りができるとも解釈できる記載です。 カメラ購入時はこのカメラで流し撮りをするつもりは全くなかったのですが、流し撮りができるのなら是非、試してみようと言うことで、いつもの流し撮りスポットにやって来ました。公園に植えられた広葉樹にはアブラゼミがあちらこちらに。車の中でカメラは流し撮り用に予め設定してあったのですが、絞り優先のマクロモードに切り替えて蝉を近接撮影。絞りは3.3ですが背景が思い通りにボケています。 モードダイヤルはS(シャッター優先オート)、カメラの手ブレ補正を信頼して遅めの1/60秒で「連写」、「ターゲット追尾」に設定しました。「連写」の場合、画像モードが12M(4000 x 3000)のとき、シャッターボタンを全押ししている間、約8コマ/秒で撮影できるそうです。上の写真は5枚連写したうちの一枚です。ピントが合っているのはこの一枚のみでした。流し撮りの場合は自分でターゲットを追尾するのだから、カメラのターゲット追尾は使わずにAFエリア選択は「中央」にしておいた方が良いのかもしれません。但し、被写体を捕らえてシャッターボタンを半押ししながらターゲットを自分で追尾すると、フォーカスがロックされてしまうので注意が必要です。 蚊に刺されたので場所を移動。シャッター速度を一段速くして1/80秒で撮影。オートフォーカスが十分に速いし、置きピンしなくても大丈夫かもしれません。使用説明書記載の通り、縦方向の手ブレはしっかりと自動で補正してくれるようです。 再度、シャッター速度を1/60秒に戻し、より大きく流してみました。 被写体からの距離が数十メートル以内であれば、P300は流し撮りができるというレベルではなく、むしろ流し撮りに適したカメラであるというのが本日の結論です。

  • Perseids 2011

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    満月を背にして西の空を撮影している時に不思議な飛行物体を見ました。山のすぐ上の明るい星は牛飼座アークトゥルス。そのアークトゥルスと同じぐらいの光度の星のようなものがゆっくりとした速さで南の方に移動する様子を撮影しました。目視では動いていることがわからないほど遅い速度。上の画像の撮影時刻は、Exifによると8月13日午後10時00分50秒。露出30秒間でこの移動距離ですから、飛行機や人工衛星ではありません。 次のコマの撮影時刻は、午後10時02分02秒になっています。露出は同じ30秒。この日はISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過するのは知っていましたが、撮影地での通過予想時刻は午後8時15分から午後8時20分(南西から北東)なので、時刻が一致しません。このような奇妙な光る物体が写真に写ったのは、2009年のオリオン座流星群の時以来です。しかし、あの時は目視で確認した訳ではないので撮影機材が原因とも考えられますが、今回は肉眼でも確認しているので実際に光る物体がゆっくりと移動したのは間違いありません。 近くの山では目視で確認できた流星は2時間弱で4個。撮影に成功したのはその内の1個。やはり、満月の明かりが強烈すぎて普段なら見える星が見えません。早目に帰宅して一旦、画像ファイルをiMacに取り込んでから、今度は自宅軒下で撮影を再開。上の流星は軌跡から推測するとペルセウス座流星群に属するものです。 そしてこちらが火球クラスの明るい流星!どこに?と言われそうですが、撮影者にとっては大きな収穫です。画像左下の樹木に突き刺さるような感じで右上から左下に。 カシオペア座とペルセウス座、右下の明るいのが木星。構図としては面白い写真ですが、写っている流星はペルセウス座流星群に属するものではないと思われます。自宅軒下では東の空を主に約2時間の観察で確認できた流星は4個ほど。すべて写真に撮影することができました。 次の大きな流星群は10月8日極大日を迎えるジャコビニ流星群(10月りゅう座流星群)ですが、この日も満月に近い月明かりが邪魔になりそうです。しかし、今年はかなりの数が期待できるかもしれないと考える研究者もおられます。

  • Getting Ready for Perseids 2011

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    8月12日午前1時〜2時頃:南の空に明るい月と街灯、空は雲が多いという最悪の状況で、カメラ二台体制でペルセウス座流星群を狙ってみましたが、結果はご覧の通り。上の画像はNikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DXを用いて、ISOを低めの800でRAW撮影したもの。放射点を枠に入れてみましたが、空が明るいので暗い星が写りません。合計100枚ほど撮影しましたが、写っていた流星は1個、目視で確認できたのも1個でした。 8月13日午前1時40分:昨日よりもさらに条件が悪い極大日当日の早朝。空は雲に覆われ月も見えません。去年も極大日は雲に覆われていました。今夜は天気予報では快晴なので期待できます。 8月13日午後8時30分: 満月の眩しい光が邪魔。これから撮影に出かけます。

  • Fireworks on the Lake

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    昨日はたいへん忙しい一日でした。ライオン→仕事→もう一つの仕事→F1 Germany P3→花火撮影→F1 Germany予選→また仕事… 花火の写真は三脚固定のNikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DXと手持ちのRicoh PX「打ち上げ花火」モードで撮影しました。 三脚固定一眼レフでの花火撮影は初体験。星景写真を撮影する要領でカメラを設定しましたが、なかなか手強い。上の写真はf/10.0、露出8秒。ちょっと絞り過ぎかもしれません。湖面から打ち上げられる様子を光の軌跡として撮影するには、打ち上げられた瞬間にシャッターを切らないと間に合いません。何発も同時に打ち上げられる大きな花火大会なら、そんなことは気にしなくても良いのですが… 上の写真はRicoh PX、「打ち上げ花火」モードで露出4秒の手持ち撮影。 広角レンズにも収まり切らない湖面すれすれの花火。焦点距離は13mmになっていました。広角端11mmにしておけば良かった。 急いで広角端の11mmにセットしましたが、それでもフレームに収めることはできません。花火職人がいる中央から左右の横方向に向けて打ち上げられている様子がわかります。数年前に同じ砂浜で見た時は、このような打ち上げ花火はなかったように記憶しています。 湖面に反射する様子を狙いましたがタイミングが難しい。 単色の花火も美しいと思います。 こちらもRicoh PXで手持ち撮影。f/10.6、4秒間の露出。強力な手ブレ補正が効いていると思われます。三脚に載せればもっときれいに撮れていたかもしれません。

  • Kyoto Gion Matsuri 2011

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    夏の恒例となりつつある京都祇園祭に今年も夜間撮影の練習を兼ねて行って来ました。先ずはRICOH GR Digital IIIで四条通の長刀鉾。 時刻は前後しますが、午後6時から四条通は歩行者天国。上の写真はNikon D90 w/Nikkor 18-105mm F3.5-5.6G ED VRを祇園方向に向けて撮影しています。梅雨が明けた後の祇園祭も珍しい。 放下鉾の傘? 単焦点レンズのGR Digital IIIはできるだけ寄って絞り開放f/1.9 月鉾。ISOは上限1600に設定したNikon D90。上の写真はISO1000になっています。 豚饅を買うのに列をなす人たち。レンズが暗いNikon D90は上限に設定したISO1600。 同じ場所でGR Digital IIIは絞り開放f/1.9でISOは154、露出は1/9秒。手ブレ補正がなくても何とか撮れています。センサーの大きさと性能、画像処理エンジンの効果も大事だけれど、夜間撮影はレンズの明るさが最も重要であるように感じました。 最後にRICOH PXのプレミアムショット「料理」モードを使って撮影した高島屋鼎泰豊(ディンタイフォン)の小龍包。PXでも夜の祇園祭を撮影しましたが、設定ミスで残念ながら公開できる写真はありません。複数のカメラをぶら下げて一般車両の通行規制がされた、混み合った夜の街を汗かきながら行ったり来たり。すでにシンガポールGPモードに入っております。

  • A Freeway Under the Milky Way

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    Tokinaの超広角レンズを装着したNikon D90をBarbour® Tarrasに入れて肩からぶら下げ、三脚を片手に持ち、LEDフラッシュライトで足下を照らしながら、夜中に誰もいない工事現場へ。道路が開通すれば、天の川の写真は撮れなくなるだろうから、星空の夜はできる限り撮影に出かけるようにしています。 この角度だと天の川と工事中のバイパスがほぼ平行に。夏の大三角形もフレームに収まっています。 肉眼では確認していませんが、流星らしき光跡も。今回はISOを高め(1600)に設定したためか、ノイズがかなり出ていました。カシオペアとアンドロメダも写っています。

  • SkySafari 3

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    SkySafari 3、なかなか使い易くて良くできたAppだと思います。天の川の画像は実際よりも派手で、明るい星は異常に大きいですが、このぐらい誇張したグラフィックの方が星座早見盤としては使い勝手が良い。3種類のバージョンがあり、私が無料の時にダウンロードしたSkySafari 3に収録された星の数は12万個+220の星団、星雲。コンパスを使って星の位置を確認したり、月の出入りを知るには十分過ぎるデータ量です。 iPhoneを夜空にかざして方角を確認しながら近所の工事現場で夏の大三角形を一枚。 Aperture 3でホワイトバランスとエンハンスを調整すると空の色は激変します。 北斗七星を視野に入れて一枚撮影したら、流星らしきものがうっすらと写っていました。(左下の方)

  • DC Watch Interview with Pentax Astrotracer Developers

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      本日発売のPentax GPSユニット(O-GPS1)の開発秘話をインタビュー形式でDC Watchが伝える記事が非常に興味深いと思ったので、記事(ペンタックスの「アストロトレーサー」に迫る)にリンクを張っておきます。 銀塩時代、しかもモノクロ写真を自分で現像する時代の元天文少年なら、天体写真用のカメラと言えば、Pentaxのカメラとレンズが良いと思っていたものです。私も五島光学の赤道儀付き屈折望遠鏡に雲台を取り付けて、Pentax SPを用いて手動でガイドしながら撮影したものです。北極星を頼りに極軸を合わせ、赤緯と赤経の両方向にガイドとなる星を両手で追尾しながら長秒時露出に挑戦していたのを覚えています。接眼鏡にはクモの巣で作った十時に横から赤い光を当てていました。今もそんな接眼鏡が押し入れに眠っているかもしれません。 今回、発売されるGPSユニットの一機能であるアストロトレーサーをPentax K-5かK-rで使えば、マニアが赤道儀を使わないとできなかったような星の追尾撮影が、極端な例では三脚も不要でカメラとレンズ、GPSユニットだけで容易にできてしまうということです。