Category: DIY Projects

  • Rebuilding Backyard Deck — Part 5

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    本日の作業は仮設の束柱を設置し、大引きと根太の接合部を緩めること。仮設の束柱を設置する前に、18枚の根太を2×6の廃材、およそ6.8m分を利用して固定しました。

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    左側が本日、設置した仮設の束柱。束石の煉瓦も仮設。右側が既存の束柱。4×8の大引きの長さを測ってみると何と6m近い長材でした。もう一本は4mほど。施工後20年近くが経過しても腐朽していないこの大引きも再利用することにしました。およそ1mほど、母屋の方(左側)に移動しなければなりません。束柱は新材に交換する予定ですが、この長くて大きな大引きをどのようにして移動させ、新しい束柱を取り付ければ良いのか、現在思案中です。当初の予定通り、大引きを新材にすれば、難易度は下がりますが、それでは20年近くも腐朽せずにウッドデッキを支えたこの大引きを再び生かすことができません。

    Part 6へと続く。
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  • Rebuilding Backyard Deck — Part 4

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    既存ウッドデッキの解体作業を継続しました。今日は東側に残っていた幕板を解体し、前回の作業で出た廃材を短く切断。

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    廃材の切断には日立工機製の業務用卓上スライド丸ノコ(C 8FB)を使用。このスライド丸ノコを含む工具一式は現場の物置をお借りして保管中。再利用できない廃材は、Jimnyの荷台に載せてすべて持ち帰り、薪ストーブの燃料として有効活用させていただいています。

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    母屋に接するWRC 1×4材は東側(向こう側)の一部が腐朽していたので、すべて撤去し、床材は全面的に張り直すことにしました。撤去したWRC 1×4材の腐朽していない部分は、手摺の笠木として再利用できるかもしれません。

    新しい床材の樹種をどうするか、現在検討中です。国産の桧が有力候補ですが、WRCやウリンも検討しています。2×4の桧の価格を1とすれば、1×4のWRCは1.2倍、2×4のWRCは1.9倍、1×4のウリンは2.8倍になります。束柱と大引きは桧の4×4材を使用する予定です。床板の選択に関しては耐久性と価格を総合的に評価する必要があります。

    Part 5へと続く。
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  • Rebuilding Backyard Deck — Part 3

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    セントラルエアコン本体を撤去した後に建物基礎にできた大きな穴を塞ぎました。先ずは滅多に出番がないBOSCHの振動ドリルでコンクリート面に6mmの穴を空け、アンカーを打ち込みました。

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    ウッドデッキの柵として使われていたWRCの角材を再利用。先ほど打ち込んだアンカーにビス留め。2×2の角材は大きな穴の左右に2本、固定しました。

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    画像はありませんが、断熱材(スタイロフォーム)の上から幅広の加圧注入材3枚を横置きにして左右の角材2本に釘とビスで留めました。

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    この幅広の加圧注入材はセントラルエアコンの下に敷かれていた木材を再利用したものです。これだけ幅広の板を新たに買えば、相当な価格になると思われます。この場所は物置小屋を移設する予定の場所であり、物置に隠れて見えなくなります。こんな所に高価な木材を使用するのは勿体ないと思いましたが、元々はエアコンの下に敷かれていた木材なので、そのような使い方よりはましかもしれません。

    午後から雪は止むと思って作業を始めましたが、降ったり止んだりで、結局、今日は大きな穴を塞ぐだけで作業を終えました。

    作業の難易度:5段階で2

    Part 4へと続く。
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    私が所有するPSB 700 REとは異なりますが、似たスペックのPSB 600 RE/Sにリンクを張っておきます。

  • Rebuilding Backyard Deck — Part 2

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    腐朽が進行したSPF 2×4材の床板をほぼすべて撤去しました。腐朽した床板は手で持ち上げれば取り外し可能なほど、錆びた釘が全く効いていない状態でした。撤去したSPF 2×4材は、持参した業務用卓上丸ノコを用いて、薪ストーブに入るサイズに切断し、すべて持ち帰りました。

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    このウッドデッキ改修プロジェクトには難関が少なくとも二つあります。そのうちの一つが大きなセントラルエアコン本体を撤去することですが、ご覧の通り、第一難関はすでにクリアーしました。できるだけ出費を抑えて、この巨大エアコンを撤去する方法を考えた結果は、これまでに何度か利用している廃品回収屋さんに連絡して、撤去・回収してもらうことです。早速、連絡してみると無償で撤去、回収してくれるとのことでした。

    撤去の作業には私を含む大人二人で1時間ほど要しました。安全確保のため、ブレーカーを落としてもらい、電線を切断。エアコン本体のカバーを外してみると、空洞の部分も多く、思っていたようには重くはなさそうでした。それでも50kg以上はあったと思います。金属類は基本的には重量単位で取り引きされるようですが、エアコン室外機の場合は銅管が高く売れるそうです。大きなコンプレッサーも価値があったかもしれません。

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    小屋を移設する部分は根太も撤去しました。根太に使われている木材はワシントン州ファーンデールにあるCHEMCO, INC.が処理した加圧注入材のようです。

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    根太は母屋の土台部分にシンプソン金具を用いて固定してありました。

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    大きなセントラルエアコン本体と根太を撤去したところ。第二の難関は画像、左手に見えている物置小屋(Handy Home “Melrose”)を解体することなく、エアコンがあった所に移設すること。小屋をこの部分に移動させることにより、エアコン撤去後の大きな穴を塞ぐことが可能になります。また、現在、小屋がある所が車2台分の駐車スペースになります。

    物置小屋の移動に関して、廃品回収屋さんにアドバイスを貰いました。「単管パイプ」に載せて、曳けば良いということでした。”shed + move”のキーワードでYouTube投稿動画を検索すると、上の動画がヒットしました。90ºまたは180ºの「辻回し」も伴うので、この動画が参考になりそうです。

    Part 3へと続く。
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  • Rebuilding Backyard Deck — Part 1

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    日頃何かとお世話になっているご近所さんのログハウス裏庭側にある広大なウッドデッキを改修することになりました。このウッドデッキは我々の自宅と同様、20数年前にアメリカ人ビルダーが建てたログハウスの一部です。母屋に近く、雨が直接当たらない部分は建築当時のままで床板には1×4のウェスタンレッドシダーが使われており、それほど腐朽していません。数年前に貼り直されたSPF 2×4材の部分はかなり腐朽が進行しています。腐朽が進行したこの部分も元はWRC 1×4材が敷かれていたそうです。

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    手摺と柵の一部はすでに撤去されています。廃材は薪ストーブの燃料として有効活用させていただくことになりました。幅およそ3m、長さ9.7mの既存デッキの大部分を解体して、新たに製作するデッキは幅を半分ぐらい、長さを7mぐらいに縮小する計画です。

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    デッキの長さを短くする理由は、現在、母屋の西側にあるHandy Home “Melrose”を裏庭側に移動するためです。間口2.7m x 奥行き2.4mのこの大きな小屋を解体せずにどのようにして移動するかは現在、検討中です。我々の自宅母屋に隣接して建てた木製キットガレージと同じHandy Homeブランドの小屋ですから、構造は熟知しているので、解体と再組み立ては可能です。しかし、完全に解体すると、屋根材のアスファルトシングルなどは再利用できないので、かなりの出費になってしまいます。

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    ウッドデッキの一部を撤去して物置小屋を裏庭側に移設するには、使われなくなったこの巨大なセントラルエアコン本体を撤去する必要があります。できるだけ出費を抑えて、エアコンを撤去するにはどうすれば良いか、暫し考えました。我々の自宅にも同じタイプのセントラルエアコンがあり、滅多に使わないので、裏庭に放置したままです。

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    根太と大引き、束柱は加圧注入材が使われているようです。デッキの幅を半分ぐらいにするということは、束柱と束石、大引きを移動しなければなりません。腐朽していない木材はできる限り、再利用しようと考えていますが、作業工程を考慮すると、束柱、束石、大引きに関しては、再利用が難しいと思われます。

    Part 2へと続く。

  • Apple Pro Keyboard

    Apple Pro Keyboard

    2001年に新調したPower Mac G4 Cubeに付属したApple Pro Keyboardが最新OSであるYosemiteで使用できるとの情報を得て、分解してクリーニングすることにしました。分解の手順に関してはこちらのサイトを参考にしました。先ずは汚れたキーキャップをすべて取り外して、中性洗剤を薄めた液に浸け置き。

    Apple Pro Keyboard

    キーボードを裏返しにして、長さが異なる二種類のビス4本をT5トルクスドライバーで外しました。ビスは実際は六角ナットですが、手元にあるT5で問題なく、緩めることができました。

    透明のプラスチックフレームを取り外す次の手順が難関でした。キーボードを元に戻して(表を上にして)工具を使わずにフレームを上の方から順に取り外すわけですが、私は慎重になりすぎて、右側USBポートの辺りにヒビが入ってしまいました。使用上は問題ないので気にしないことにします。

    次にキーボード上の3本のプラスねじを#0のプラスドライバーで緩めます。長さは二種類なのでねじの位置を記録しておきます。そして、USBケーブルの周囲にあるアクリル製の留め具を固定する2本のプラスねじを緩めます。

    Apple Pro Keyboard

    キーボードを裏返しにして、ラベル部分の下に隠れているプラスねじをもう一本、緩めなければなりません。プラスねじが見えるように、カッターを用いてラベルを切断しました。(ドリルで穴を空けた方がきれいになったかもしれません。)

    これですべてのねじを取り外したことになります。やっと、キーボード本体を持ち上げて、底面に溜まったホコリやゴミを取り除くことができます。

    Apple Pro Keyboard

    キーボードのクリーニングを終えれば、ベースプレートと本体、フレームを元通りに組み立て、浸け置きしておいたキーキャップを乾かしてから、ジクソーパズルのごとく、元通りに戻します。

    Apple Pro Keyboard

    クリーニングを終えてきれいになった14年前のApple Pro Keyboard。新品のごとく、輝いています。

    Apple Pro Keyboard

    この古いキーボードが最新のOS、Yosemiteを搭載した27″ iMac (Mid 2010) に繋げば、14年前にPower Mac G4 Cubeに繋いでいた時と同じように使えることが驚きです。

    Apple Pro Keyboard

    APKAbout this Mac > System Report…を見ればApple Pro Keyboardを問題なく認識していることがわかります。キーボードの基板にも書いてありましたが、メーカーはMitsumi Electric Co., Ltd.(ミツミ電機)のようです。製造国はマレーシアになっています。

    本日のブログ記事は27″ iMac (Mid 2010) に繋いだApple Pro Keyboardで書きました。キータッチの感触は最新のアルミキーボードに慣れてしまったので、違和感があります。しかし、デザインは27″ iMac (Mid 2010) に似合っています。

    作業の難易度:5段階で2(手間は5段階で4)

  • Apple Wireless Keyboard Repaired

    Apple Wireless Keyboard

    Apple Wireless Keyboardの”delete”キーのパンタグラフ(scissors)が壊れたので、しばらくの間、有線の10キー付きApple Keyboardを使用していました。その有線Keyboardの”delete”キーを取り外したのが上の画像。”delete”キーに関しては、Wireless Keyboard (A1314) と同一部品が使われているようで…

    Belkin YourType™ WIRELESS KEYPAD

    壊れていない有線Keyboardの”delete”キーと壊れたWireless Keyboardの”delete”キーとを交換することによって、Wirelessの方を修復。ネットで調べたところ、Apple製キーボードの部品は国内では販売されていないようなので、このような方法で妥協せざるを得ません。

    久しぶりにBelkin YourType™ WIRELESS KEYPADをBluetoothでiMacに接続しました。しかし、接続はできても10キーは反応しません。ペアリングをやり直そうとしても、先に接続するので、それもできない。KEYPADの電源をオン、オフしてみても状況は変わらず。

    Apple Support Communities (US) のこちらのページに同様の症状で困っている人が複数おられ、問題を解決できた人が一人、おられました。Appleのサポートに連絡すると、SMCとNVRAMのリセットを試みるように言われたそうですが、実行しても解決せず。同じ人が今度は製造元のBelkinに連絡すると、バッテリーを交換するように言われたそうです。新品のバッテリーだったので、入れ直してみると、不思議と10キーを入力できるようになったとか。私もこの方に見習い、バッテリーを入れ直したらこの問題が解決できました。

    作業の難易度:5段階で1

  • Sori Yanagi Blue Tempered Iron Frying Pan 18cm with Lid

    Sori Yanagi Blue Tempered Iron Frying Pan 18cm with Lid

    柳宗理がデザインした一生ものの調理器具、他にもありました。鉄(ブルーテンパー)製の直径18cmの小さなフライパン。最近、見なくなったので捨ててしまったのかと思っていました。ハンドルが外れた状態で見つかったので、修理することにしました。ブルーテンパー材とは、フライパンなどを作るために開発された材料であり、鉄板の表面を焼き入れ(酸化)させてあり、他の材料と比べて錆びにくく、加工性が優れているとのことです。

    Sori Yanagi Blue Tempered Iron Frying Pan 18cm with Lid

    長いステンレス製のビスが緩んで、耐熱温度150ºCのフェノール樹脂製ハンドルが外れただけでした。部品が足りなければ、こちらのサイトからハンドルセットを650円+税で購入しようかと思っていましたが、その必要もなく、長いビスを締めれば、元通りに直りました。

    Sori Yanagi Blue Tempered Iron Frying Pan 18cm with Lid

    ついでにステンレス製の蓋を#240 > #600のサンドペーパーで磨き、クリームクレンザーで仕上げました。

    Sori Yanagi Blue Tempered Iron Frying Pan 18cm with Lid

    鉄の部分は食用油が良い感じで染み込んでいたので研磨せず。

    Sori Yanagi Blue Tempered Iron Frying Pan 18cm with Lid

    このフライパンは主に目玉焼きなどを調理する時に使用しています。蓋をずらせて隙間を作り、余分な油や水分を捨てることができるのが特徴です。火星人はハンドル根元金属部分に刻印されています。

    作業の難易度:5段階で1(手間は5段階で2)

  • Kwikset Keyed Entry Knob — Part 2

    Quickest Polo Keyed Entry Knob 400P 3

    前回訪問時から1ヶ月以上が経過しましたが、Kwiksetの出入り口用鍵付きドアノブキットがアメリカから到着したとの知らせを受けて、開かなくなった玄関ドアの修理をするためにご近所のお宅を再び訪問しました。玄関ドアが故障して使用できなくなってから、もう何ヶ月も経っていて、相当不便を強いられているようなので、何とか私が修理できればと思い、修理作業を再開しました。(建物を建てたアメリカ人ビルダーは日本にはいないし、いつも修復やリフォームを依頼されている工務店の担当者も海外に赴任中で修理の依頼ができないとの状況です。)

    ドアが開かない原因はノブを回転させてもラッチボルトがストライクから完全に引っ込まないことです。前回は屋外側と屋内側の両方のノブを取り外して、ラッチを動かそうとしたけれども動かず、ドアが開かないままの状態でした。何が故障しているのか、よくわからないので、既存のドアノブキットと同じブランドの同等品を入手し、キット全部を丸ごと交換することになりました。

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    ドア自体をドア枠から取り外さない限り、引っ込まなくなったラッチボルトを取り外すことができないので、重い木製ドアを吊り下げているヒンジを外すことにしました。先ずはヒンジのピン3本を抜き、屋外側からドアにあて木しながらハンマーで叩いたら上と真ん中のヒンジが外れました。(このドアは米国仕様の内開きになっています。)しかし、下のヒンジがどうしても外れません。小さなハンマーで叩くとドアに傷が付きそうだったので、一旦、自宅に戻って、大きな木槌を持参しました。小さなハンマーでは外れなかったヒンジの近くを木槌で一度か二度、叩くとヒンジが外れ、ドアが数ヶ月ぶりに開きました。

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    ドアノブを回転させてもラッチボルトが引っ込まない原因は、デッドラッチ・プランジャーが折れていることでした。デッドラッチ・プランジャーが破損した原因は不明。

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    ドアを元に戻す前にヒンジをチェックすると、緩んだビスが何本も見つかりました。緩んだビスはすべて取り外し、ビス穴を割り箸と爪楊枝で埋め木してからビスを締め直しました。

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    この手法は、ドアの修理方法を紹介するYouTubeに投稿された動画を参考にしました。

    Quickest Polo Keyed Entry Knob 400P 3

    床に擦れた痕があることから推測すると、ヒンジの緩んだビスが原因で、ドアが若干、傾いた状態になっていたと思われます。そのために、デッドラッチ・プランジャーが破損したと考えられなくもない。

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    手前が破損したラッチ。今回、届けられたキット付属のラッチは全く同じ製品だと思われます。

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    上の画像は新しいラッチを取り付けている様子ですが、向きが逆になっています。これでは内開きのドアが閉まりません。後から取り付け直しました。

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    屋外側、屋内側両方のドアノブを取り付けて、修理完成。手作りの美味しいアップルパイとコーヒーを頂き、破損したラッチと取り外したドアノブを自宅に持ち帰りました。ここで、「作業の難易度:5段階で3」と書きたいところですが、私としては今回の修理作業に100%満足できていません。新しいドアノブのサイズが小さく、持ち帰った古いドアノブは再利用可能なはずだから。(現場では古いドアノブを取り付けることができませんでした。)

    Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

    自宅で古いドアノブのメカニズムを十分に理解すると、再利用できることがわかりました。シリンダーがドアノブの付属部品になっているので、ドアノブを再利用すれば、これまで使われていた合鍵が使用できます。夜になりましたが、再度、お宅を訪問し、ドアノブを取り替えました。

    作業の難易度:5段階で4

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  • Sori Yanagi Stainless Kettle Matte Finish

    Sori Yanagi Stainless Kettle Matte Finish

    日本を代表する工業デザイナー、柳宗理のステンレスケトルを磨いたら新品時の輝きが蘇りました。この製品を購入したのがいつのことだったかすっかり忘れてしまうほど、ずっとガスレンジの上に置いてあります。手に入れたのは恐らく、15年以上前のことだと思います。ヤカンのすぐそばで油を使った調理をしているので、油汚れがこびり付いていしまい、どんなクリーナーを使っても汚れが落ちない状態でした。

    Sori Yanagi Stainless Kettle Matte Finish

    先日、このヤカンを載せたアラジンブルーフレームの写真を撮影していてその酷い汚れ具合が気になったので、思い切って耐水性のサンドペーパーで磨くことにしました。塗装はしていないようだったので、塗膜が剥がれることもないだろうと思い、粗めの#240で汚れを削り落とした後、ピカールとクリームクレンザーで仕上げました。この製品はつや消しとミラー仕上げの二種類が販売されていて、購入したのはつや消しですが、磨くと新品時よりも輝きが増し、ミラー仕上げのようになりました。

    柳宗理デザインシリーズを販売するのは佐藤商事であり、同社から修理用パーツが販売されています。ケトル本体の焼け取り・汚れ落としのサービスも提供されているようで、ステンレスケトルの場合は1,700円+税とのことです。修理と交換部品に関する詳細は、こちらのページに記載があります。

    Sori Yanagi Stainless Kettle Matte Finish

    ここまで磨き上げるのに2〜3時間要しています。それでもマクロで撮影すると落とせていない汚れが所々に残っています。プロに依頼すればそのようなことはないだろうと思いますが、自分で磨いたおかげで、これまで気付かなかった、ケトルの底にある火星人マークと18-8ステンレス(SUS304)の刻印に気付きました。18-8ステンレスとは18%のクロムと8%のニッケルを添加したステンレスとのことです。非常に固い金属であるクロムの配合比率が高いということは、耐摩耗性、耐腐食性、耐熱性、離型性により優れていることを意味するようです。

    Sori Yanagi Stainless Kettle Matte Finish

    このケトルのデザインは”Form follows function”(物の形状はその機能や用途に基づく)の考えを具現化したものだと思います。水が沸騰した時でもハンドルが熱くならないよう、蒸気が出る蓋の穴が蓋の上ではなく側面にあることで、ハンドルの機能美が完成するのではないかと思います。

    底が大きく上の方が若干、細くなっているのはヤカンの安定性を高めて、すぐに沸騰しやすいようにするためだそうです。ヤカンを磨いていて部位により、ステンレス18-8の厚みが異なることに気付きました。底の部分が側面と比べて薄くなっているように思います。これも沸騰するまでの時間を短縮するための工夫でしょうか。

    冬の間はアラジンブルーフレームの上に常駐するので、今後は油汚れがこびり付くこともないでしょう。

    追記:サンドペーパーの粒度を#240 > #400 > #600へと上げて、さらに研磨しました。キッチンの調理器具を見ていると、火星人が他にも数名いたので後日、紹介します。

    作業の難易度:5段階で1(手間は5段階で3)

  • Geta for Aladdin Blue Flame Heater Series 39

    Aladdin Blue Flame Heater Series 39

    そぼっくるで見せていただいたアラジンブルーフレーム用の革製スリッパを参考に、二台の39型アラジンの足に下駄を履かせることにしました。緑のアラジンは2000年製ですが、あまり使っていなかったので、芯が固着していました。芯は使用不可の状態だったので、ナイフで切り裂いてから芯案内筒から取り外しました。

    Aladdin Blue Flame Heater Series 39

    白のアラジンは1997年製の現行機種であるシリーズ39。革のスリッパは私には製作できないので、ウェスタンレッドシダーの端材(中でも硬い材)を足の大きさに合わせて直方体に加工し、表面をサンディングしたものをビス一本で固定しました。木材が割れないように下穴を空けました。穴の直径が大き過ぎると緩く、小さ過ぎて力づくでビス留めしようとすると木が割れます。

    Aladdin Blue Flame Heater Series 39

    角形の置台は取り外した方がすっきりします。コンクリート床のガレージで使用する予定なので、履かせた下駄はキズ防止と言うより、カスタマイズによる自己満足が目的です。

    作業の難易度:5段階で2

  • A Wooden Ladder To Rooftop

    Ladder To Rooftop

    Handy Home製輸入木製キットガレージ、Huronは二段勾配のギャンブレル屋根を採用しています。アメリカ中西部の田舎に行けば、ギャンプレル屋根の小屋はかなり一般的ですが、日本ではあまり見かけません。屋内の屋根裏スペースを物置として有効利用できるという利点以外に、屋根の修復作業も切妻屋根と比べると容易です。

    私は予てからギャンプレル屋根の上に登って星空を眺めたいという願望がありました。南東側すぐ近くに街灯があるけれど、条件が揃えば天の川もうっすらと見えなくもありません。二段勾配の棟に近い方は、勾配が緩やかであり、カメラ用三脚を設置したり、折りたたみ式のリクライニングチェアーを置くことも可能です。問題はどうやって三脚やリクライニングチェアーを屋根の上に安全に持って上がるのかということでした。そこで、専用の木製梯子をSPF 2×4と1×4の端材を使って製作することにしました。

    Ladder To Rooftop

    側板にはSPF 2×4の6’を2本使用しました。6フィートあれば、ポーチの手摺から勾配の緩やかな屋根上にちょうど届きます。手摺と接する部分は直角三角形をノコギリで切り取り、切り欠きを設けました。これでしっかりと手摺に固定できます。

    Ladder To Rooftop

    踏み板には1×4の端材を使用。側板に深さ15mmの溝を切ってあります。溝掘りにはRYOBIのトリマーを使用しました。12.0mmストレートビットを使い、二回に分けて溝を掘りました。踏み板と側板は2本のビスを内側から斜め打ちで留めています。側板に2×4材を使用したため、完成した梯子はかなり重くなりました。溝の深さを10mm程度に浅くすれば、側板を1×4材にすることも可能だと思います。但し、その場合、踏み板は側板の外側からビス留めすべきかもしれません。いずれの場合もドリルで下穴を空ける作業を怠ると、木が割れる可能性大。

    ギャンプレル屋根の上に登ることを専用とするこの木製梯子の最大の特徴は踏み板の取り付け角度。屋根の上に梯子を置いた時に踏み板が水平になるように工夫しています。この角度なら階段のように、三脚やリクライニングチェアーを片手に持った状態で、梯子を登ることが可能。但し、下りる時は梯子らしく後退しながらになります。

    Ladder To Rooftop

    普段は使わないこの専用梯子の収納場所はガレージの屋根裏。

    Ladder To Rooftop

    梯子が落下しないよう、フック部には三角の2×6端材とL型金具を使用しています。

    作業の難易度:5段階で3

  • Magnetic Catch on Kitchen Cabinet Door

    Merillat Kitchen Cabinet

    Cat ISONが扉を開けてキッチンのキャビネットに入るようになりました。キャビネットの中に調味料や乾物、ペットフードなど、猫が好きそうなものを収納しています。しかし、中に入っても食品を実際に食べることはなく、ただ遊んでいるだけのようです。問題は自分で出れなくなるということ。

    Magnetic Catch

    そこで容易に扉が開かないようにするため、マグネットキャッチを扉の上の方に取り付けました。しばらくはその効果がありましたが、扉の下の方を力一杯、引っ張ると扉が開くことに気付かれました。

    Magnetic Catch on Kitchen Cabinet Door

    それなら扉の下の方にもマグネットキャッチを取り付ければ良いだろうということになりました。マグネットはキャビネット側に固定します。扉側にプレートを取り付ける位置を印すため、上の画像のように、工夫しています。この状態で扉を閉めれば、ビスの下穴を空ける位置を扉の内側に印すことができます。

    Magnetic Catch on Kitchen Cabinet Door

    Merillat製のこの木製キャビネットは、木(恐らく無垢のオーク材)が硬くて#1のプラスドライバーでビスを締めるとビスの頭を傷めそうになるので、しっかりと下穴をドリルで空けておく必要があります。

    一枚の扉にマグネットキャッチを二箇所に取り付けて、簡単には開けられないようにしたので、外出中にCat ISONがキャビネットに閉じ込められることはないだろうと思います。

    作業の難易度:5段階で2

  • Kwikset Keyed Entry Knob — Part 1

    いつも何かとお世話になっているご近所さんの玄関ドアが故障して、開けることができない状態だと聞き、修理できるかもしれないので、出張修理用の工具バッグを携えてそのお宅を訪問しました。我々が住むログハウスとほぼ同じ構造の建物であり、アメリカ人ビルダーが建てた完全輸入住宅です。電線とガス管以外の建築資材はすべて米国から輸入された建具や金物が使われており、故障した玄関ドアに取り付けられてあるKwiksetブランドの鍵付き出入り口用のノブもアメリカンな製品です。(我々の自宅玄関ドアの鍵付きノブと同様、一度、交換されているようです。元々はSCHLAGE製のノブが取り付けてありました。)

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    最初に訪問した時はドアノブを取り外すことができずに、コーヒーとフルーツをご馳走になりながら引退した盲導犬の様子を見ていただけでした。

    自宅に帰り、”Kwikset door knob removal”のキーワードでヒットしたYouTubeの動画を参考に下調べしました。

    Kwikset Keyed Entry Knob

    翌日、再び訪問し、動画を参考にしながら作業すると、屋内側のドアノブをほんの数分で取り外すことができました。

    Kwikset Keyed Entry Knob

    2本の長いビスを取り外すと台座が外れてラッチと屋外側のノブが見えるようになりました。

    Kwikset Keyed Entry Knob

    ここまで来れば、容易にドアを開けることができるだろうと思いましたが、ラッチのボルトが出たままなので、内側に開くことができません。ドライバーでラッチの突起部を右方向に押しても、ボルトが少し移動するだけで、完全に引っ込まないのでドアは開きません。この時点でお手上げ状態になり、この日もまたコーヒーと紅茶にピザやケーキをご馳走になりながら、引退した盲導犬の様子を見て、小型犬に遊ばれるだけで退散することになりました。

    自宅に戻り、別の動画を参考にすることにしました。この方もラッチが壊れてドアが開かない状態だったようです。故障した原因は不明ですが、症状が同じなので、参考になるかもしれません。動画の最後の方でラッチに小さな穴があり、ピンセットを穴に差し込んだ状態で、突起部を右方向に引っ張ると、ボルトが動いてドアが開くとのことです。この小さな穴はなかったような記憶があります。最終手段として、ヒンジを外してドアごと取り外すことを考えていますが、その前に動画で紹介されている小さな穴がないかどうか、チェックしてみます。

    Kwikset Keyed Entry Knob — Part 2へと続く。

  • Subaru R1 — Replacing Tires

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    Subaru R1のタイヤを夏用タイヤからスタッドレスタイヤに交換しました。夏用、冬用共に溝を調べたらまだまだ使えそうなことがわかりました。

    作業の難易度:5段階で2