Handy Home製輸入木製キットガレージ、Huronは二段勾配のギャンブレル屋根を採用しています。アメリカ中西部の田舎に行けば、ギャンプレル屋根の小屋はかなり一般的ですが、日本ではあまり見かけません。屋内の屋根裏スペースを物置として有効利用できるという利点以外に、屋根の修復作業も切妻屋根と比べると容易です。
私は予てからギャンプレル屋根の上に登って星空を眺めたいという願望がありました。南東側すぐ近くに街灯があるけれど、条件が揃えば天の川もうっすらと見えなくもありません。二段勾配の棟に近い方は、勾配が緩やかであり、カメラ用三脚を設置したり、折りたたみ式のリクライニングチェアーを置くことも可能です。問題はどうやって三脚やリクライニングチェアーを屋根の上に安全に持って上がるのかということでした。そこで、専用の木製梯子をSPF 2×4と1×4の端材を使って製作することにしました。
側板にはSPF 2×4の6’を2本使用しました。6フィートあれば、ポーチの手摺から勾配の緩やかな屋根上にちょうど届きます。手摺と接する部分は直角三角形をノコギリで切り取り、切り欠きを設けました。これでしっかりと手摺に固定できます。
踏み板には1×4の端材を使用。側板に深さ15mmの溝を切ってあります。溝掘りにはRYOBIのトリマーを使用しました。12.0mmストレートビットを使い、二回に分けて溝を掘りました。踏み板と側板は2本のビスを内側から斜め打ちで留めています。側板に2×4材を使用したため、完成した梯子はかなり重くなりました。溝の深さを10mm程度に浅くすれば、側板を1×4材にすることも可能だと思います。但し、その場合、踏み板は側板の外側からビス留めすべきかもしれません。いずれの場合もドリルで下穴を空ける作業を怠ると、木が割れる可能性大。
ギャンプレル屋根の上に登ることを専用とするこの木製梯子の最大の特徴は踏み板の取り付け角度。屋根の上に梯子を置いた時に踏み板が水平になるように工夫しています。この角度なら階段のように、三脚やリクライニングチェアーを片手に持った状態で、梯子を登ることが可能。但し、下りる時は梯子らしく後退しながらになります。
普段は使わないこの専用梯子の収納場所はガレージの屋根裏。
梯子が落下しないよう、フック部には三角の2×6端材とL型金具を使用しています。
作業の難易度:5段階で3
屋根に登るっていいですよね。うちも登れるように天窓を開閉式にしたのですが、まだ登れていません。ロープやら安全対策が出来ずに。なにせ転げた日には庇の端からでも表なら5mほどのコンクリへの落下、裏なら4mほどの藪の中で。
安全に屋根上に登れるかどうかがやはり重要になります。これからの季節、霜で凍結したり、滑りやすくなることがあるので要注意です。しかし、屋根上から見る視界の広さは素晴らしい。
筆者 様
筆者様のセンスの良いIdeaに脱帽です。これに安全性を加える(多分蛇足的?)とすれば、バルコニー側の方に、安全の為に固定ロック(横ずれの防止を含む)を付けられる事をお勧めしたいです。要するに「横滑り」によるバルコニーからの「外れ」は、何等かの不都合で、(例えば軽い地震)ハシゴが左右へずれた時のケースを想定しますと、バルコニー側の方が、自由度はあるけど、外れないもしくは、外れても、落下しない等の対策付きですと、安心出来ますよね。
Jim,
貴重なアイデア、ありがとうございます。将来、ガレージ屋根上に床が水平な屋上を製作するようなことがあれば、しっかりと固定します。今のところ、梯子自体が重いので大地震でも来ない限り、動きそうにありません。
筆者 様
ははは!そうですか、そんなに重いのなら大丈夫ですね。でも、このハシゴを使って、ガレージの屋根に登ろうかな?と、思い立つと、先ずは体力ですね(笑)。ガレージの屋根に物干し台(天文台?)が出来るのを見られる楽しみが増えました。星座観測台ですよね?
Jim,