昨年暮れにリサイクルショップで僅か200円で購入した碁盤に使われていた材は榧であると思われます。私は囲碁はしないのでこの碁盤を木工素材として小物製作時に使用しています。
Wikipediaによると、「材木は淡黄色で光沢があり緻密で虫除けの芳香を放つ。心材と辺材の区別は不明瞭で、年輪は幅が狭く波状を呈する」とあります。「虫除けの芳香を放つ」とありますが、材を加工してもそのような芳香を放っているとは思えない点が違いますが、その他の特徴は合致している。
一輪挿しに加工したものが上の画像。義母が特に木目がお気に入りのようだったので、義母宅に持参しました。
近くに手打ちうどんとそばの店、「かやの木」があり、夕食時に立ち寄りました。
「かやの木」という店名にした由来を店主に尋ねると、隣接する久安寺にかやの木の老木があるのでそれを店名にしたとのことです。食後にその榧の老木を見に行きました。
成長が遅い榧でこんな大木は珍しい。
案内板にはこんな風に書いてあります。
榧の老木
関白豊臣秀吉が久安寺に参拝し、三光神を祀り、月見の茶会を催し、東に連なる山並が美しいと讃え、「榧の木」を記念に手植えしたと伝える。四百年も経た老木が、毎年実をつける。
後日、iPhone SE 3rd (2022) で一輪挿しを撮影した画像が送られて来ました。iPhoneで通話することすらまともにできなかった義母が、カメラappで写真を撮影し、それをLineのトークに添付して送信できるようになりました。