Air Conditioner Pipe Cover Installed

Air Conditioner Pipe Cover

記録的な猛暑となった去年の夏、リビングルームにMitsubishiのルームエアコンを取り付けました。室外機へと繋がる配管を隠す化粧カバーは、設置せず、テープを巻いただけの状態になっていました。このままでも機能的には何ら、問題はないのですが、外壁を再塗装し、屋根を葺き替えると、エアコンの配管がテープを巻いただけの状態では不格好なので、無垢の板を使って化粧カバーを自作することにしました。

エアコンを取り付けた当時から、パテが妙に大きいと思っていましたが、そのパテを取り外してみると上の画像のように、必要以上に大きな穴はほとんど空洞でした。これでは隙間を埋めるパテとして機能していません。施工ミスにより、めくれた壁板を隠しているだけのように見えます。

Air Conditioner Pipe Cover

パテは乾燥していなかったので、再利用することにし、大きな隙間を埋めました。これで本来の用途として機能するはず。この上から防水アルミテープを貼り、さらに自作した化粧カバーを取り付けました。

Air Conditioner Pipe Cover

化粧カバーに使用した板は、破風や鼻隠しに使われていた米松、米杉の廃材。同じ建物に使用されていた廃材を再利用しているので、これ以上の一体感は望めません。外壁にはシンプソン金具(アングルA21)で固定しました。(セトリングはとっくに終了しています。)自作した化粧カバーは丸太の部分と壁に空けられた穴に近い部分の二つのパーツからできています。写真ではわかり辛いですが、入口に近い東側は板の接合面を45°で切断し、張り合わせてあります。

Air Conditioner Pipe Cover

仕上げに外壁と同様、キシラデコール#108(パリサンダ)で塗装。

作業の難易度:5段階で3

Log Wall Staining — Part 2

Log Home Repainting

梅雨の合間に南側ログウォールの再塗装に着手。Astro Products製高圧洗浄機のノズルは「拡散」よりにセットし、既存の塗料が落ちないように、斜めから水を噴射しました。丸太が交差する部分をノッチと言いますが、この部分が多いと、積み上げるのに手間がかかるのは当然のことながら、塗装にも意外と時間がかかり、より多くの塗料が必要になります。

Log Home Repainting

一日中、日が当たる南側はカビは皆無であるけれど、紫外線の影響で前回の塗料がところどころ、剥げていました。このログハウスは建築後20年を超えています。アメリカ人のログビルダーが建てたと聞いています。直径200mmの丸太の樹種は米杉(ウェスタンレッドシダー)であると聞いていましたが、実際は少なくとも二種類以上のログが混じっており、米杉と思われる丸太は残念ながら一本もないように思います。ドーマー部分の壁材や鼻隠し、破風、土台を覆う幕板などは間違いなく米杉です。屋内の階段手摺やセントラルヒーティングのダクトを隠す板も米杉。肝心の丸太は樹種が不明。

Log Home Repainting

鼻隠しを補修したので、雨樋を一時的に取り外してあります。南側は雨樋を屋根と水切りの色に合わせて新調する予定です。足場はログウォールを水洗いする時にはあった方が便利ですが、塗装時は邪魔になることもあります。後は西側のログウォールが残っています。

Log Wall Staining — Part 3へと続く。
Log Wall Staining — Part 1に戻る。

Log Home Reroofing — Day 2

破風板は弱っている下の方だけ修復し、上から重ねるように板金処理するのだろうと思っていたら、棟の部分から全面的に下地作りをするようです。横に破風板を重ねるのではなく、短く切断した板を縦に並べています。

大工さんが帰った後、足場に登り、近くから見てみるとこんな感じ。下地に使われているのは源平合戦の杉板のようです。この板の並べ方は在来工法を専門とする工務店ならではの発想かと思います。

痛み具合が最も進行していた北西のノッチ部分も綺麗に下地を作っていただきました。ガルバリウム鋼板で覆われるので、下地材には合板を使うものだとばかり思っていました。北西側のノッチ部分といえば、シロアリの巣と化していた小屋がすぐ近くにあり、母屋にシロアリの食害が及んでいないか、心配でしたが、大工さんが言うには、湿気による腐りと西日による木の繊維の弱体化だったそうです。

破風、鼻隠しの補修と下地作りは二日で完成しました。次は板金屋さんに来ていただいて、屋根の葺き替え(アスファルトシングルの上からガルバリウム鋼板を張る)を行っていただく予定ですが、今日から梅雨入りしたので、いつになるのかは天候次第。板金屋さんの仕事が終われば、再び、大工さんが来て、ドーマー部分の板壁の処理をしていただくことになっています。

Day 3へと続く

Log Home Reroofing — Day 1

梅雨入り直前になって漸く、母屋の屋根葺き替え工事が始まりました。今日は大工さん2名が破風、鼻隠しの補修と板金作業の下地作りに着手。業務用の卓上丸鋸を外に出して準備していましたが、大工さんは使い慣れたご自分のMakitaの携帯型丸鋸を使用。

鼻隠しに使用する杉板。厚みが40mm近くあります。

垂木の先端、鼻を隠す板が鼻隠しですが、勿体ないことに、この上からガルバリウム鋼板が張られて、杉板が見えなくなります。

破風の先端は直角になるように仕様変更してもらいました。これまでは地面と垂直に先端部が処理されており、雨水が伝うので、破風板の先端が腐朽していました。特に西側の腐朽が酷くなっていました。

Day 2へと続く。

Log Wall Staining — Part 1

Log Wall Repainting

足場の設置後、2週間が経過しても大工さん、板金屋さんがお見えにならないので、DIYでログウォール再塗装の作業に着手しました。足場を利用しながら先ずは高圧洗浄機で北側と東側のログウォール水洗い。前回はケルヒャーの高圧洗浄機を使用しましたが、故障して廃棄処分したので、今回はAstro Products製の高圧洗浄機を使用。

上の画像のように外壁と直角で直射すると、既存の塗料が落ち、線状の痕が残ります。塗膜を形成しない浸透性の塗料で、この線状の痕を塗装時に覆い隠すことは困難なので、噴射ノズルは拡散にして、斜めから水を当てた方が綺麗に仕上がります。

Log Wall Repainting

塗料は前回と同様、ドイツ生まれのキシラデコール、#108パリサンダを使用しました。十分に乾燥させてから塗装すると、木材がどんどん塗料を吸収するので、塗料を大量に消費します。北側と東側のログウォールを塗装して、14Lの塗料の半分以上を消費したので、不足しそうです。水洗い後、半乾きの状態、あるいは湿度が高い日に塗装すれば、塗料を節約できますが、塗装による木材の防虫・防腐効果も半減するかもしれません。

前回使用した一斗缶の容量は16Lであったのに対し、今回使用した一斗缶は14Lになっています。今回、ホームセンターで購入した一斗缶の価格は税込で3万円ぐらいだったので、安くなっていると思っていましたが、容量が減っているので実際は高くなっています。前回は少し、残ったけれど、今回は残りそうにないのは容量が減ったためです。調べてみると、Amazonでは以前と同じ16Lの一斗缶が販売されています。こちらの方がお得。

Scaffolding

築20年以上が経過した母屋の屋根を葺き替えることにしました。アスファルトシングルが劣化し、寿命が近付いています。入居した13年前に棟の部分のみ、修復しましたが、その後、他の部分が強風で飛ばされています。酷い部分はアスファルトルーフィングも破れて下地材(コンパネ)が見えている有様。

破風板や鼻隠しの一部(下の方)が腐朽し、ドーマーの壁板の一部も弱っているので、屋根の葺き替えと同時に破風板、鼻隠し、ドーマー部分の壁板の修復と水切り板金処理、雨樋の取り替えも工務店に依頼しました。ログウォールの再塗装など、自分でできる部分は施主である我々が実施する予定です。

工事の初日は足場組み。朝の8時頃から作業を始めた3名の足場屋さん達は、昼過ぎには屋根の部分を除き、ほぼ8割程度の足場組作業を完了しました。その驚異的な仕事の速さには感嘆しました。嘗て、飛ばされたアスファルトシングルの修復をしようと、自分で単管パイプを組んで、足場を作ったことがあります。3メートルほどの単管パイプを用いて小さな足場を作るのに、何日もかかりました。それでも水平に組まれていなかったのを記憶しています。

たった一日でわずか3名の足場屋さんが組み上げた足場としては完成度が高いと思います。こんな写真が撮れるのは一生に一度あるかないかのことなので、足場が組まれた翌日に足場を前景に夜空を撮影しました。

立派な足場に取り囲まれた母屋は一回り以上も大きくなったように感じます。手前右が木製ガレージ。突発的な流星群が日本からも観察できるかもしれない、5月24日は足場を前景にインターバル撮影を試みたいと考えています。