Category: DIY Projects

  • Subaru R1R Battery Replaced

    Subaru R1R Battery 26B17L (Panasonic)

    2回目の車検を目前に控えているSubaru R1Rのバッテリーを交換しました。以下、画像と共に私がバッテリーを交換した手順を記録しておきます。(適切な手順ではないかもしれませんからご注意ください。その分、整備に関する基本的な知識や技量がない単なる工具マニアが陥りやすいミスが明らかになるかもしれません。)

    先ず、古いバッテリーのマイナス側の端子に繋がるケーブルを取り外しました。使用した工具は10mmのソケットとエクステンションバー、3/8″シールドラチェット。いずれもSnap-on製。最初の手順ですでに間違っている気がします。プラス端子のカバーが外してありますが、この作業を実施する時はカバーはまだ外すべきではないと思います。クロスなどの絶縁体を周囲にあてがって、金属部分に工具が触れないようにすべきです。ナットを緩めようとしている時に、ラチェットがボディーの金属部分に誤って触れてしまい、火花が飛びました。

    BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

    次にプラス側の端子に繋がるケーブルを取り外しました。上の画像ではBAHCOのモンキーレンチをナットの大きさを測定するためのノギス代わりに使用しています。水平方向のボルトを留めるナットのサイズは10mm。

    BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

    垂直方向のボルトを留めるナットのサイズは12mm。しかし、プラス側のこのボルトは本来、取り外す必要はありません。私はこのナットを取り外してしまいました。

    Subaru R1R Battery 26B17L (Panasonic)

    次に古いバッテリーを車体に固定しているステーを2個のナットを緩めて取り外しました。このナットもサイズは10mm。使用している工具は、Snap-on 10mmのコンビネーションレンチ。ステーのナットを先に緩めてしまうと、バッテリー端子を緩めようとする時にバッテリー本体がぐらぐらと揺れて作業性が悪くなります。

    Subaru R1R Batteries

    プラス側垂直方向のボルトを緩めてケーブルを取り外したのは訳があります。水平方向のボルトが固着していて端子から外れなかったからです。新しいバッテリーと大きさを比べながら、古い方に付いたままの金具が外れないのでどうしたものかと思案中。

    Subaru R1R Battery 26B17L (Panasonic)

    固着していたのは四角いワッシャーでした。KNIPEXのプライヤーで金具を触っていると難なく外れました。

    DSCN4635

    バッテリーを取り外した状態。助手席側(画像右側)のステーの穴の位置が少しわかり辛い。

    Panasonic® Blue Battery caos 55B19L

    新しいバッテリー(Panasonic Blue Battery caos 55B19L)をトレーの上に載せて(前後にまだ若干のゆとりがあります)ステーのボルトにナットを取り付けてバッテリーを上から押さえるようにして固定しました。

    Panasonic® Blue Battery caos 55B19L

    端子を保護する赤いキャップを外し、古いバッテリーを取り外した時とは逆にプラス側からケーブルを取り付けました。

    Panasonic® Blue Battery caos 55B19L


    マイナス側にもケーブルを接続し、交換作業完了。

    Panasonic® Blue Battery caos 55B19L

    エンジンルームの中で一際目立つ青いバッテリー。無事、エンジンが始動しました。リセットしたのは時計のみ。時計以外の電気部品は自動的にリセットされたようです。

    この青いバッテリーを取り付けると音質が変わるということでした。そんなことはあり得ないと思い、何も期待せずに早速、カーステのスイッチを入れてみると…

    工作の時間で組み立てるトランジスターラジオのような貧弱な音がちょっと高級なラジカセの音に変わっていました。ミニコンポ並みとは行かなくても、低音が全く出ていなかったのが、これならCDも聴けるかなと思わせるほどの音質の変化に大いに驚かされました。もともと音質が良い車なら逆にこのような音質の変化には気付かないかもしれません。元が貧弱だからこそ、音質の改善に気付いたとのではないかと思います。

    少し、車を走らせてみました。どうやら改善したのは音質だけではないようです。

    総走行距離:29,750km
  • The Oily Swamp

    The Oily Swamp

    まだ千キロも走っていないのに次のエンジンオイル交換時期が待ち遠しく、セール品を見つければ買ってしまう。これはエンジンオイル沼の初期症状。溜ったオイル缶を収納する場所もなかったので、ガレージの壁面にエンジンオイル専用の棚を製作しました。

    The Oily Swamp

    1×4材の端材を卓上丸鋸を使って切断し、スタッド間に置いただけですが、間柱の間隔が24″あるのでオイル缶は一つの段に3個収納できます。これまではコンクリート床の上に並べていたので車を入れた時に通路が狭くなっていました。壁面に並べたらすっきりしました。これならもっと溜めておける。

    注記:電気コンセントすぐ横に置いてあるelfのオイル缶は使用済みの空き缶です。

  • trad® Home Vise THV-90

    trad® Home Vise THV-90

    いずれ必要になるだろうと思いつつもこれまで買うことがなかったワークベンチ固定タイプのバイスが、半期に一度の工具市で安く売られていたので入手しました。固定に必要なボルトは別売なので、取付位置とバイスのボルト用穴のサイズを測ってから、六角ボルトを買って来て、自作ワークベンチに固定しました。

    trad® Home Vise THV-90

    ホームセンターで買って来た六角ボルトは呼び径M10、長さ60ミリのもの。気が変わって取付位置を変更したいと思うかもしれないし、もっと高級なタイプのものが必要になるかもしれないので、固定には木ネジではなく六角ボルトを使用しました。自作したワークベンチの天板(ラワン無垢材)の厚みは35mm。天板の4カ所に10.5ミリの穴を貫通させて4本のボルトを通し、17mmのスパナでボルトを締めました。

    trad® Home Vise THV-90

    ジョーの部分の開口幅は3½”(90mm)なので作業台固定型のバイスとしてはどちらかと言えば小型の万力。錆びにくい電着塗装仕上げの鋼鉄製。バイスペース部は280度回転します。小さなアンビルが付いているので曲がった釘を真っ直ぐにすると言った作業も可能。ジョーの部分のすぐ下にギザギザの部分がありますが、これは円筒状のパイプなどを挟んで固定するためのもの。

    trad® Home Vise THV-90

    これまではクランプを使用することが多く、バイスの必要性はあまりなかったのですが、ワークベンチの一等地にバイスを固定したので活躍してもらう機会を考えてみます。

  • Garage Wall Storage

    Garage Wall Storage

    今日はF1上海GP決勝の日ということで、レース開始時刻の午後4時までは「ガレージライフ」で時を過ごし、久しぶりにパワーツール(電動工具)を使用しました。エイプリルフールのネタではなく、私は左手と右手の両刀使いです。壁面収納用のパネルをスタッド間に取り付けるため、角材の端材をスタッドに固定させています。

    Garage Wall Storage

    パネルを受ける角材は端材を利用しているので、左右共に長さが不足したので継ぎ足しています。

    Garage Wall Storage

    右側の角材固定にコーススレッドを使用したら、角材が若干、浮いたので、左側は釘を使用して角材をスタッドに固定しました。

    Garage Wall Storage

    丸鋸を使うのも久しぶり。床用の硬いパーティクルボードをスタッド間の幅に合わせて切断。

    Garage Wall Storage


    壁面にパネルを取り付ける前に、作業がし易い床の上で左右各3カ所に下穴と座繰り加工を施してあります。取り付け位置に注意しながら壁面にパネルを取り付けて、コーススレッドでパネルを角材に固定しています。

    Garage Wall Storage

    新たにパネルをスタッド間に固定しました。これで壁面収納用パネルは4枚目になります。

    Garage Wall Storage

    取り付けたパネル下に見えるのは、プラスチック製のハンガー。横幅がスタッド間の幅にぴったり合っています。このハンガーは確か、グアムのホームセンターで買って来たもの。

    Garage Wall Storage

    本日の成果が上の画像。上海GPはなかなか面白かったと思います。初優勝のドイツ人ドライバーは英語が堪能なようで、表彰式後のインタビューがわかり易い。

  • "Garage Life"

    Garage Wall Storage

    ちょっと気を抜くといつの間にか物置と化するガレージ内を整理しました。壁面に設けた工具収納場所のレイアウトを一部、変更。

    Garage Wall Storage

    上の画像は2007年秋の様子。スタッド(間柱)の間に床用の硬いパーティクルボードをはめ込んであります。ドリルで空けた穴に挿した木製ダボをフックにしています。最初はこんな風に等間隔で穴を空けて行きましたが、実際に使用する穴はごく僅かなので、途中から必要なところのみに穴を空けてダボを挿すようにしました。

    Garage Wall Storage

    5年も経てば収納する工具も徐々に増え、現在はパーティクルボード4枚分に工具が吊るしてあります。ツールチェストに収納した場合よりも壁面収納の方が、必要とする工具を素早く取り出すことができます。マグネット式のホルダーも便利なので3カ所に使用しています。

  • Quaker State Quest ECO 0W-20

    Super Autobacs Kyoto Fushimi

    先日、Suzuki Jimny JB23W用に買おうと思って店員さんに相談したらジムニーでは使用できないということだった特価販売の部分合成油、Quaker State Quest ECO 0W-20を入手しました。年末にオイル交換したばかりのSubaru R1用の次のエンジンオイルということで安いうちに買って来たという次第です。通常、¥3,180の3L缶が¥1,580でした。

    去年の秋頃からエンジンオイル沼にはまり、立て続けにオイルを入手して交換していますが、どのオイルも(日本では)マイナーなブランドばかり。Speed Heart、Sunoco、elf、そして今回入手したQuaker State。マイナーブランドのオイルは特徴がはっきりしていて違いがわかり易いので試したくなるのかもしれません。

    Quaker State Quest Eco 0W-20

    最近の低粘度エンジンオイルのパッケージは”ECO”の合言葉が目立ちます。確かに燃費は改善されるでしょうから偽りはないはずですが、私はこの”ECO”の合言葉は好ましく思えない。それでもこのアメリカンなQuaker Stateのパッケージデザイン、気に入っています。パッケージデザインの好みでエンジンオイルを選ぶ人も少数派だとは思います。それでもパッケージはオイルの選択時に重要な要素となります。

    Quaker State Quest Eco 0W-20

    Quaker Stateブランドのエンジンオイルの特徴はと言えば、その長い歴史でしょうか。「産業機械および自動車用蒸気機関向けに潤滑油を販売開始」したのが1859年であると書いてあります。ガソリンエンジンを搭載した自動車が開発される前から潤滑油を販売していることになります。缶の背面に書かれた年表で最も新しいのが「2002年、シェルオイルカンパニーUSの傘下に入り、北米におけるオイルとカーケアビジネスのトップ企業となる。」となっています。

    Quaker State Quest Eco 0W-20

    オイル交換した後に残る空き缶をどうするか?コレクションとして置いておくにはスペースに限りがあるので、キャップだけを集めようかと考えています。

    性能面でどのような違いがあるのかは、半年近くも先のことになりそうですが、実際にオイル交換した後にレポートします。

  • Cedar Stand for AirMac Express

    Cedar Stand for AirMac Express

    AirMac (AirPort) Express用の自作スタンドにジェル系のニスを塗装し、さらにMerkelbach®アンティーク家具用のワックスを塗布しました。

    Cedar Stand for AirMac Express

    材はウェスタンレッドシダー(米杉)なので、木の良い香りがします。雨水に対する耐性があり、本来は屋外のウッドデッキなどに適しています。加工が容易(柔らかい)なので自作の家具用素材としても使えそうです。

    Cedar Stand for AirMac Express

    AirMac Expressを台に載せるとこんな感じ。設置場所にもよりますが上の画像は色が合っていないのでモノクロでごまかしました。

  • AirMac Express Stereo Connection Kit With Monster Cables — Part 2

    P2231824

    AirMac Express Base Station用に木製スタンドを製作しました。と言っても2×4ウェスタンレッドシダーの端材にノコギリとのみを使って溝を掘り、#80のサンドペーパーをかけただけで未塗装の状態。上下逆に置いていますが、電波受信状態に特に影響はないようです。

    一昨日、漸く日本でもiTunes in the CloudやiTunes Plusなど、新しいiTunesのサービスが始まりました。iTunes in the CloudではiTunes Storeから購入した楽曲が同じアカウントで登録しているデバイスに自動的にダウンロードされます。

    次に控えているのが有料サービスのiTunes Match。年内に日本でも始まるとされるこのiTunes Matchでは自分でCD等からiTunesにインポートした楽曲も最大25,000曲(iTunes Storeから購入した曲はカウントしない)までiCloudで保存(利用)することができ、10台までのデバイスに随時ダウンロードして楽しむことができるそうです。iCloudから再生できる楽曲はすべてDRMフリーの256-Kbps AACの音質。(iTunes Plusではないこれまでの楽曲ファイルはDRM保護128-Kbps)興味深いことは、ローカルにあった元の楽曲ファイルが音質がより低いものであったとしても256-Kbpsに置き換わるということです。

    ここで私が気になる点が一つ。256-KbpsのAAC(Advanced Audio Coding)よりもファイルサイズが大きくて音質もより優れていると思われるALAC(Apple Lossless Audio Codec)のファイルはどのように処理されるのかということです。Appleのサポートサイトによれば、「ALAC、WAV、または AIFF フォーマットの曲は、ローカルで個別の 256 kbps AAC 一時ファイルにトランスコードされてから、iCloud にアップロードされます。元のファイルは変更されません。」とのこと。これで安心してCDからALACで上書きインポートできます。

    同じサポートサイトに「AAC または MP3 としてエンコードされた曲で、一定の品質基準を満たしていない曲は、マッチングされないか、iCloud にアップロードされません。」とありますが、品質基準を満たしていない曲とはどんな曲でしょうか。カラオケで自分で歌った曲を録音したものとか、自分で演奏して録音した曲とかでしょうか。私のiTunes Libraryには音質が劣る大量のMPEG、AACファイルがあります。しかし、品質基準を満たしていないとは考えられないファイルです。こういう曲はライブラリーに存在すると邪魔なこともあるので削除しようかと考えていましたが、iTunes Matchを使い続けるのなら、iTunes Plusにトランスコードされるわけだから持っておいた方が得するのではないかと思います。iTunes Match(アメリカでは年会費$24.99)を購入しようと計画している人で、これまでにiTunes Storeから購入した楽曲が多くある人は、iTunes Matchが始まるまでiTunes Plusにアップグレードしない方がお得かもしれません。(iTunes Matchの契約を解除すれば、「元のファイルは変更されない」のだから音質が劣るMPEG、AACファイルは依然としてローカルに残ることになります。しかしながら、契約期間中にiTunes Plusにアップグレードした曲をローカルにダウンロードしておけば契約解除時に消えてなくなるわけではないようです。)

    大きく脱線しましたが、話題を表題に戻します。Monster Cableを使用するようになり、音質が変わったと前回のポストで書きましたが、よく聴いてみるとやっぱり変わっていないように思います。たぶん、プラシーボ効果なわけですが、オーディオシステムの一部を変更したことによる影響は他にもあります。音質を聴き比べるために集中的に耳を傾けた結果、音源であるファイル種別とファイルサイズの違いによる歴然とした音質の違いに気付いたということです。(音質の違いに気付くというとことはやはり音質が改善されたのかもしれません。)それで、124 kbpsのAACファイルの音質には満足できなくなり、手元にあるCD数百枚をALAC(Apple Lossless Audio Codec)で再インポートすることにしました。

    AirMac Express Stereo Connection Kit With Monster Cables — Part 1に戻る。

  • Subaru R1 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    オイルフィルターの位置を確認してから、14mmのドレンボルトを緩めて古いオイルを容量5LのAP製廃油処理ボックス「吸いとーる」にキャッチ。この廃油処理ボックス、今回初めて使用しました。慌ててセットしたためか、使い方が間違っています。本来はボックスの蓋の部分を立ててビニール袋を外側に折るべきです。高さが低くて平べったい形状なので、ドレンボルトが横向きに付いている車種でも廃油をキャッチしやすくなっています。

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    古いオイルフィルターをカップ型フィルターレンチを用いて緩めてから手で取り外しました。フィルター回りから流れる廃油はどこも汚すことなく、真っ直ぐ下に落下します。画像はエンジンルームから見た様子。車はラダーレールに載せただけで、ジャッキアップしていないので、真下に潜ることができず、横から手探りでフィルターの位置を確認しながらレンチを回しています。

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    容量0.2Lの新しいオイルフィルターのゴムの部分にたっぷりとオイルを塗って、車の下に潜り、取り付けました。

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    オイルキャップを締める部分の内側に何やら白っぽい固まりが付着しています。何でしょう?前回、大型ホームセンターでオイル交換した時に使ったチープなエンジンオイルが原因?

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    白っぽい付着物はきれいに拭き取りました。

    SUNOCO Svelt 0W-20 Full Synthetic SM ILSAC: GF-4

    エステル配合100%化学合成油のSUNOCO Svelt 0W-20をエンジンに注油。フィルター同時交換なので2.6L、必要です。

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    理想的なレベルになるまで、レベルゲージを確認しながら最後は少しずつ継ぎ足しました。そして、この後に取り外した右フロントのサイドカバーを元通りに取り付けるのに四苦八苦。小一時間も要しました。結果、あってはならないことですがクリップが一本、余りました。

    今回、初めてSubaru R1Rに高級な全合成エンジンオイルを使用したわけですが、なかなか良い印象です。レスポンスが改善され、苦手な登り坂以外はきびきび走ります。この車の所有者は「発進した時、なんか違う。スーと走る。」とか言っております。

    RX-8に入れたSpeed Heartほど違いが歴然とはしていませんが、製造が終了したこの希少車種を運転するのがさらに楽しくなりそうです。軽自動車なのに4気筒のDOHC、可変バルブタイミングのエンジンに4輪独立サスペンションとスタビライザー。カーブが連続する峠は得意分野です。ゆっくり走っていると後続の普通車に煽られることが多々ありますが、本気を出せば、普通の普通車は付いて来れなくなります。

    総走行距離 28,142km

    Subaru R1 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 1に戻る。

  • Subaru R1 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 1

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    自分でSubaru R1のエンジンオイルを交換するのは久しぶりです。去年までは「スバルお客様感謝デー」の週末にディーラーで交換していました。感謝デーがなくなってからは、ディーラーに行かなくなり、大型ホームセンターなどでオイル交換していました。

    今回は先日、購入しておいたSunocoの100%化学合成油にエンジンオイルを交換し、同時にフィルターを交換します。R1のオイルフィルターを自分で交換するのはたぶん初めてなので、まずはフィルターが取り付けてある位置を確認する作業から始めなければなりません。ユーザーマニュアルにはエンジンオイルフィルターの位置まで書かれていないので、ラダーレールに車を載せて下から探してみましたが、どこにもフィルターらしきものが見当たりません。エンジンルーム側から探してもフィルターがどこにも見えない。この車はエンジンオイルフィルターが取り付けられていないのか?とあり得ないことを思いつつ、ネットで情報を探しました。

    R1は最低地上高が高いので、オイル交換時に必ずしもジャッキアップさせる必要はありません。ネットで参考にさせていただいたブログの方は、オイルフィルターもジャッキアップせずに交換するそうで、その際にハンドルを大きく切って運転席側フロントタイヤのサイドカバーを取り外しておられます。と言うことは、前輪右側のサイドカバーを外せばフィルターが見えるはずと思い、真似をしてサイドカバーを取り外しました。

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    私はラダーレールに車を載せて、横からではなく下からオイルフィルターを交換するつもりなので、フィルターの位置さえ確認できればサイドカバーを取り外す必要は本来はありません。上の画像、これが取り外してしまってえらいことになった右側サイドカバー。固定するためにクリップがたくさん使ってあり、元に戻すのが大変でした。クリップが一本、なぜか余っています。

    Subaru R1 Replacing Engine Oil and Oil Filter

    サイドカバーを外すとオイルフィルターが姿を現しました。左方向が前だったように記憶しています。後から気付いたのですが、実は、5年前に書いたポスト(ブログを引っ越す前)にオイルフィルターのことについて触れていました。当時は先代のシングルカムSubaru R1iでした。下にSubaruディーラーで撮影した写真と共に古い記事を転記しておきます。

    Subaru R1i

    今週末は「スバルお客様感謝デー」ということで、エンジンオイルとフィルターの交換を兼ねてディーラーに行って来ました。こうして見ると車が非常に小さく見えますが、実際に小さいです。スズキやマツダのディーラーもそうですが、ハンドツール等の工具はメカニック個人の所有だそうです。工具ケースの中にはSnap-OnやKTCの工具が…

    エンジンオイルフィルターは少々、奥まった絶妙な位置にありますが、何とか工具は入りそうです。フィルターレンチは容易にはまりそうですが、ラチェットを回すスペースにあまりゆとりがありません。ドレンプラグは横向きに付いているので、最初は水平方向に勢いよくオイルが流れ出します。

    5年も経つとすっかり忘れていました。フィルターは奥まったところにあると自分で書いています。

    Subaru R1 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2へと続く。

  • SUNOCO Svelt 0W-20 Full Synthetic SM ILSAC: GF-4

    SUNOCO Svelt 0W-20 Full Synthetic SM ILSAC: GF-4

    この前、Mazda RX-8に100%化学合成油のエンジンオイルを入れ、その歴然とした走りの違いを味わってしまったのが最後。オイル沼に足を踏み入れてしまったようで、今度は軽自動車のSubaru R1にも全化学合成油を使ってみたいという衝動に駆られ、この前と同じSAB京都伏見店でSUNOCO Svelt 0W-20の3L缶を買って来ました。価格は¥4,450(¥1,483/L)とエステル配合の全合成油としては、それほど高くはないと思います。Subaru R1の場合、オイルフィルターと同時交換時に必要なエンジンオイルの量は2.6Lなので、量はこの3L缶で十分。

    PC181601

    Mazda RX-8に使用したSpeed Heart Formula Stoic 0W-30(左)とSUNOCO Svelt 0W-20(右)を透明の使い捨てカップに入れて色の違いを比べてみました。エステル基油のSpeed Heartはレッドワインそのもの。エステル配合のSUNOCO Sveltの方はビールのような一般的なエンジンオイルの色。しかし、少し色が薄いと思います。

    Subaru R1

    製造が終了したSubaru R1は、元々、数が少ない希少車種ですが、今後はさらに大事に乗らなければなりません。エンジンオイルの選択にもある程度の拘りがあった方が、車を長持ちさせられるのではないかと思います。実は同じ町内にSubaru R1が3台以上もあることを確認済み。こんな希少車種を好んで買い求める一風変わった人たちがこの町内に多く住んでおられるのでしょう。

  • Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 3

    停電復旧後にメインマシンであるiMac 27″ (Mid 2010) の電源が入らないという緊急事態が発生しましたが、気にせずにオイル交換の作業を続行。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

    最初は「手ルクレンチ」、次にSnap-onの19mmコンビネーションレンチ、最後に40.0N•mに設定したTOHNICHIのモータースポーツ用プリセット型トルクレンチを用いて、ドレンボルトを締め付けました。アルミ製ワッシャーは潰れていなかったので再利用。寝板は自作の木製のものではなく、より低い位置で作業ができるAP製プラスチッククリーパーを使用。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

    容量3Lのオイルジョッキにエンジンオイルを準備。Mazda RX-8初期型の場合、オイルフィルターと同時交換する際に必要なオイルは3.5L。オイルのみ交換するのであれば、3.2L。

    メーカー推奨オイルは純正モーターオイルゴールデンSLであれば、API SL/IL SAC GF-3, SAE 0W-20か5W-30、10W-30ですが、今回のオイル交換で使用するエンジンオイルはSPEED HEART Formula Stoic 0W-30 SN GF-5。上の画像、赤が強調されるように補正してありますが、実際はもっと赤い。エステル基油の100%化学合成油はこんなに赤いのか?

    Winter時(低温側)粘度指数はゼロなので、低温時の流動性が高く、エンジン始動時に抵抗が少なくなり、エンジンの始動性が改善されるそうです。また、燃費の向上にも貢献するとか。粘度指数0W-30を使用するのは私にとって初めての体験です。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    オイルに触れてみると粘度が低いことがわかります。オイルフィルターは純正ではなく、¥450のAP製(C-901)を使用します。いつも、JimnyでC-932を使用しているので安くても性能上、問題はないと思います。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    オイルフィルターは回らなくなるまで手で回し、カップ型フィルターレンチを用いてもう一回転させようとしたところ、回りません。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    フィルターレンチでは半回転にとどめておきました。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

    いよいよ最後の作業工程に入ります。RX-8のエンジンオイル注入口はエンジンルーム後方のほぼ中央にあり、フロントからアクセスできないので左右のフェンダー部分からのアクセスになります。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

    AP製2イン1オイルファンネル、セールで¥150でした。異物の混入を防ぐメッシュまで付いています。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

    3Lのオイルを一気に流し込めば、オイルゲージでオイルレベルを確認しながら、残りの0.5Lは少しずつ注入。規定の3.5Lをすべて注入した時点でオイルレベルはこの程度。車体を水平にしなくても古いエンジンオイルはほぼすべて抜けていたことになります。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

    ジャッキアップして馬を外した後、エンジンカバーを元に戻して作業終了。SPEED HEART Formula Stoic 0W-30の驚くべき印象については後日、レポートします。iMac 27″は無事、復旧しました。

    総走行距離:30,391km

    Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2に戻る。

  • Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2

    BAL Floor Jack Adapter

    チープなフロアジャッキを車載パンタグラフジャッキ用ジャッキアップポイントに当てて、フロント側のみを左右、一カ所ずつジャッキアップして、耐荷重2トンの馬二頭をジャッキアップポイントに入れました。フロアジャッキにはBALのジャッキアダプターを装着してあります。

    Mazda RX-8 Front Jack Stand Point

    折り畳み式の馬は3つある穴の二段目にロックピンを挿入して高さを固定。(二段目で固定した馬の高さは実測で323mm)オイルパン運転席側にドレンボルトが見えています。このチープなフロアジャッキと馬二頭はEunos Roadsterのオイル交換で使用していたものなので、10年以上の年季が入っています。

    ジャッキアップして馬に車を載せ、車の下に潜ることができれば、後に続く作業はそれほど難易度が高くはないと思います。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

    運転席側のフロントタイヤを外して横からアクセスすることも考えましたが、開口部がより大きいフロント側から車の下に潜りました。容量4.5Lのポイパックを運転席側を支える馬のすぐ横に置き、19mmのSnap-onコンビネーションレンチを用いてドレンボルトを緩めました。最後はドレンプラグをゆっくりと手で回し、一旦、回転を止めてからプラグを外すと、真っ黒な廃油が滝のように一気に流れ出しました。オイルが高温の場合は火傷に注意。初めて車の下に潜る人、勇気と自信が必要。

    Mazda RX-8 Engine Oil Filter

    次はこの純正フィルターを取り外します。2003年式初期型RX-8の場合、オイルフィルターはエンジンフード側からアクセスできます。フィルターは斜め上向きに取り付けてあります。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    オイルフィルターは奥まった所にあるので手が届いたとしても、かなりのトルク値で締めてあるので手で緩めることはできません。フィルターは66.5mmのカップ型フィルターレンチを使用して緩めますが、ハンドルをどこに伸ばせば良いのか、暫し考えました。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    横ではなく上に伸ばせば良い。先日、点火プラグ交換作業を実施した時に入手したT型ハンドルが役に立ちそうです。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    オイルフィルター脱着作業に使用した工具はこの4点セット。KTC 66.5mmのカップ型フィルターレンチ、KTCユニバーサルジョイント、Snap-on製短めのエクステンションバー、それとAP製T型ハンドル。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    4点セットを繋ぐとこんな感じ。オイルフィルターは横から覗くと見えます。

    Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

    オイルフィルターを取り外したところ。フィルターの回りにウエスを敷いた方が良いです。フィルター真下のコンクリート床にも新聞紙を敷いておいた方が賢明。私はいずれも実行しなかったので、廃油がコンクリート床に漏れてしまいました。たぶん、アンダーカバーの内側にも。(もうすぐ停電?)

    この段階でオイルキャップを外せば、古いオイルが抜けやすくなります。この後、休憩中に近所で原因不明の停電が起こります。もし、エンジンオイル交換作業中に停電が起こっていれば、パニックになっていたかもしれません。長い休憩中(3時間ほど)に、古いエンジンオイルはほぼ完全に抜けていました。

    Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 3へと続く。
    Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 1に戻る。

  • Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 1

    Speed Heart Formula Stoic 0W-30 API SN GF-5

    納車後、8年が経過したMazda RX-8のエンジンオイルとオイルフィルターを初めて自分で交換することにしました。先日、点火プラグを自分で交換してみて、その作業が非常に楽しく、またロータリーエンジンについても勉強になったので、今度はエンジンオイルとフィルターもDIYで交換しようと決意しました。Eunos RoadsterやSuzuki Jimny、Subaru R1と比べると、作業の難易度は高いはず。

    これまではディーラー任せで、エンジンオイルはWAKO’sの合成油(EX-CRUISE SPECIAL)、フィルターはMazda純正を使用していましたが、今回は数あるエンジンオイルの中からロータリーエンジンに適したオイルを自分で選択しなければなりません。取り敢えず、走り屋さんもたびたび足を運ぶスーパーオートバックスに行けば、何とかなるだろうと思い、京都伏見店に。(WOOWワンダーシティではない方)

    Super Autobacs, Kyoto Fushimi

    この辺りにスポーツカーのエンジンに適した100%化学合成油が展示してあるとのこと。滅多に売れない最上段の左端にあるのはR Magicのロータリーエンジン専用オイル。しかし、このオイルはどちらかと言えば、ターボ車であるRX-7に適しているとか。価格は一万円を少し超えます。F1チームのスポンサーであるPETRONASブランドも気になりましたが、どこにもロータリーエンジンに適しているとは書いてない。迷った挙げ句、商品知識の塊のような店員さんを呼んで、相談しました。

    このコーナーは、SPEED HEARTという、聞いたこともない怪しげなブランドの一見チープなオイル缶が目立つ陳列です。そのブランドのオイル缶の一つに、適合車種RX-8と書いてあったので、気にはなっていました。しかし、カタログの表紙に印刷された英文スペルが思いっきり間違っています。”speed Heart All Lineup catarog”  “It is prided and it is high oil“とか訳のわからない表現が使われています。店員さんによれば、このブランドは、オイル缶のデザインを含め、無駄な所にお金を一切かけないとのことでした。しかし、スペルミスは私としては許容し難い。

    それでも、ご自身がオートバイでSPEED HEARTのFormula Stoicを使用されていて、たいへん優れているとのことでした。このオイルの特徴はエステルオイルを「配合オイル」ではなく、「ベースオイル」に採用していることだそうで、省燃費性能と潤滑性能に優れているとか。”catarog”には以下のような記載があります。

    絡みつき効果
    通常液体は遠心力により回転体外側に押し出されるのに対し、フォーミュラミックス配合オイルは回転速度が上がるほど絡みつく特性があります。

    すなわち高回転・高熱時も強力に油膜を保持する事ができ、低粘度オイルでも強力な油膜形成により、優れた保護性能を発揮します。

    吸着効果
    エステルが持つ優れた親和性と、フォーミュラミックスの粘度向上効果によって卓越した吸着効果を発揮。一般的なオイルの場合、エンジン停止時のオイル落下が早いためドライスタート(始動時の金属摩耗)を起こしやすくなりますが、この特性のオイルは油膜が下がりにくく、より優れた保護性能を発揮します。

    膨張効果
    液体は圧力がかかると垂直方向に押し出されますが、フォーミュラミックス配合オイルは 横方向へ広がります。この効果によってピストンの圧縮効果が高まり、同じガソリン量でもより大きなパワーが得られる為、燃費改善効果やトルクアップ効果が発揮されるのです。

    もの凄く良さそうなことばかり書いてある、この国産オイルを試しに使ってみることにしました。Formula Stoic 0W-30 SN GF-5の価格は4Lで¥8,190でした。空の燃料タンクを一回満タンにするよりも安いという、おかしな理屈でこの少し高級なオイルを選びました。0W-30の粘度では、無駄なコストを省いた分、この価格でもお買い得だそうです。同じSPEED HEARTブランドで車種別専用オイルがあり、RX-8専用のSPEC-8は、リッター当たり¥3,000/Lを軽く超えていました。初めて使用するブランドのオイルとしては、高過ぎるので、車種別専用ではないFormula Stoicに落ち着きました。

  • Mazda RX-8 Front Jacking Point

    RX-8 Front Jacking Point 003

    RX-8のフロント側ジャッキアップポイントはかなり奥まった所にあります。画像よりも言葉で表した方がわかり易いかもしれません。「フロントクロスメンバー中央の突起部」

    プラスチックラダーレールに前輪を載せて少し車高を上げれば、チープなフロアジャッキでもフロントクロスメンバーの下に潜らせることが可能ですが、アーム部分とハンドルが短く、バンパーに干渉するので適切にジャッキアップできないことがわかりました。

    Mazda RX-8 Front Jack Stand Point

    そこで、パンタグラフジャッキ用のジャッキポイントでジャッキアップする方法も試してみました。左右一カ所ずつジャッキアップしなければなりませんが、この方法なら、低めの馬をジャッキスタンド用のポイントに入れることができます。

    Mazda RX-8 Front Jack Stand Point

    馬(ジャッキスタンド)のポイントはこの辺り。左右、同じ場所にジャッキスタンド用ポイントがあります。

    Mazda RX-8 Front Jack Stand Point

    新車納車後、およそ8年が経過して初めて自力で二本の馬にRX-8を乗せました。私にとって上の画像は記念すべき一枚。馬に乗せる作業自体の難易度がこんなに高いとは全く考えていませんでした。他の車なら自分でオイル交換する人でも、RX-8のエンジンオイル交換をプロに任せる人が多いのも頷けます。

    エンジンオイルのドレンプラグの位置は運転席側。この高さではフロント側から潜れば作業スペースが狭く感じます。運転席側のフロントタイヤを外して横からアクセスした方が作業が楽であるような気がします。フロントだけをジャッキアップした場合、古いエンジンオイルが完全に抜けないかもしれないので、オイル交換作業中に一旦、馬を外して水平にした方が良いかもしれません。その辺りのことは、実際にオイル交換の作業を行った際にレポートします。

    より快適且つ安全に作業するのなら、下にリンクを張った本格的なタイプのフロアジャッキが必要なのかもしれません。